■イベント 日文研フォーラム

2014年6月10日 第279回    日文研フォーラム

概要
「祇園祭について、あらためて考えよう」
祇園祭は京都の主要年中行事のひとつであり、日本国内外から多くの観光客が訪れます。他方、一ヵ月に及ぶ祭の期間中、数多くの宗教的・文化的行事を遂行するには、地域住民の参加が欠かせません。祇園祭の伝統、それに深く結びついた地域のアイデンティティも、そうした中で浮かび上がってきます。
今回の日文研フォーラム講師、エリザベッタ・ポルクさんは、現在、山鉾町地域に住み込んでフィールドワークを行っています。その研究成果に基づく講演は、祇園祭の組織的実行における保存会の役割から、この祭において宗教的/世俗的領域がどう表象されているか、といった問題までを視野に収め、文化、観光、宗教そして地域生活との関連から祇園祭に新たな光を当てるものとなるでしょう。とくに、そうした分析を、祇園祭との類似点が多い、サルデーニャ島(イタリア)の古いお祭と比較しつつご紹介する予定です。
ポルクさんがフィールド・ワークの拠点としている白楽天山保存会から小杉源一郎理事長のご参加も得て、祇園祭の魅力や、継承の苦労、今後の展望などについて、皆さんとご一緒に考える場にしたいと思います。
発表者
『宗教と世俗の間-祇園祭とサルデーニャの祭をめぐって』
エリザベッタ ポルク   ライプティッヒ大学 地域研究センター  上級研究員兼講師   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
コメンテーター
小杉 源一郎   公益財団法人 白楽天山保存会  理事長   /株式会社 ロマンス小杉  代表取締役社長
細川 周平   国際日本文化研究センター  教授   
司会
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
18:15
開始時間:
18:30
終了時間:
20:30
申込み:
不要
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
先着180名