■イベント 日文研フォーラム

2014年5月13日 第278回    日文研フォーラム

概要
内山完造・美喜夫婦の経営した上海内山書店は、戦前の中日文化交流において大きな足跡を残した。大正末期、「円本ブーム」で活況を呈した日本の出版物が内山書店を経由して上海に伝わったことは、1930年代の上海の文化に決定的な影響を与えた。そして、内山完造の誠実な人柄が魯迅をはじめとする中国文化人の厚い信頼を得て、書店は中日知識人が交流する文化サロンになった。それに伴い、書店が所在する北四川路界隈は、その魯迅をリーダーとする中国左翼文化の中心となったのである。
今回のフォーラムでは、内山書店の最盛期――反帝国主義の五・三〇運動が起きた1925年から、盧溝橋事変勃発の1937年にかけての12年間――の歴史を振り返ってみる。
発表者
『中日の知をつないだ上海内山書店』
秦 剛   北京外国語大学 北京日本学研究センター  副教授   /国際日本文化研究センター  外来研究員
コメンテーター
劉 建輝   国際日本文化研究センター  教授   
司会
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:40
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
申込み:
不要
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
先着180名