■イベント 日文研フォーラム
2014年4月8日 第277回 日文研フォーラム
- 概要
- 幕末、薩摩藩が密航させた留学生のひとりとしてロンドンに滞在していた森有礼――のち、明治政府の外交官、文部大臣――は、1866年8月、夏休みを利用して、ロシア帝国の首都サンクト・ペテルブルグを訪れました。その際、「航魯紀行」と題する日記を残しています。そこに森は、ロシアの内政・外交、また彼が捉えた社会の特徴を詳細に記しました。
短い訪問の間に形成された彼のロシア観は、実像を鋭く見抜くものであったのか、それとも虚像であったのか――。本講演では、当時のロシア社会を紹介しつつ、森の視点について考察してみたいと思います。
- 発表者
- 『森有礼が見た19世紀半ばのロシア帝国――虚像と実像――』
マリーナ・コヴァルチュク 極東連邦大学(ロシア) 助教 /国際日本文化研究センター 外国人研究員
- コメンテーター・司会
- 佐野 真由子 国際日本文化研究センター 准教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:40
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 申込み:
- 不要
- 受講料 :
- 無料
- 申込み方法:
- なし
- 定員:
- 先着180名