■イベント 日文研フォーラム

2014年3月11日 第276回    日文研フォーラム

概要
総合テーマ 「めぐりめぐる日本文化」
マンガ、アニメを筆頭に、日本の現代文化の所産が海外各国で人気を得ている事実は、広く一般に知られています。今日、国内外で、それらが日本文化の代表的側面として取り上げられることも少なくありません。しかし、このような状況についてのわたしたちの理解は、いまだ表層的なレベルにとどまっているように思われます。
――こうした現代の文化の広がり方は、19世紀、旅行者が持ち帰る希少な文物や、万国博覧会での展示などから、徐々に流行が拡大したジャポニスムの現象とは異なります。すでにいったん「西洋化」を遂げた日本で生み出される新たな「日本文化」は、実際のところ、各地でどのように受け止められているのでしょうか。海外のメディアや学術論文は、この現象をどのように取り上げ、それは次世代の対日態度にどのような影響を与えつつあるのでしょうか。
今回の日文研フォーラムでは、いま、世界に共有される現代日本文化をめぐり、それぞれの角度から豊富な経験を持つパネリストの顔合わせで、議論を試みます。
発表者
『“Kawaii”をめぐる表象 ――その形成と展開』
高馬 京子   ミコラスロメリス大学  准教授   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
発表者
『ポピュラー・カルチャーと世代間ギャップ ――ヨーロッパにおける日本研究の将来は如何に』
ハラルド フース   ハイデルベルク大学 教授  国際日本文化研究センター 外国人研究員   
発表者
『日本ファッションは「前衛」か? ――Future Beauty展の現場から』
深井 晃子   京都服飾文化研究財団  理事、チーフ・キュレーター   
コメンテーター
山田 奨治   国際日本文化研究センター  教授   
司会者
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
18:10
開始時間:
18:30
終了時間:
20:15
申込み:
不要
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
先着180名