■イベント 日文研フォーラム

2014年2月12日 第275回    日文研フォーラム

概要
1901年に中国(清国)で出版された『吾妻鏡』(楊䬡著、杭州図書公司)は、近年再発見された書物で、いまだ多くの謎に包まれている。「培種の道」という、男女和合の「科学」を説く同書は、実は中国人の手による最初のセクソロジー啓蒙書であり、また、有名な鎌倉時代の史書に重ねた書名からも推測できるように、日本とは浅からぬ関係を有する。性の領域における西学東漸の一齣を、『吾妻鏡』という作品を通して垣間見てみたい。
発表者
『『吾妻鏡ウチジン』の謎――清末中国へ渡った明治の性科学』
唐 権   華東師範大学  准教授   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
コメンテーター
井上 章一   国際日本文化研究センター  副所長   
司会者
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:40
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
申込み:
不要
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
先着180名