■イベント 日文研フォーラム

2013年12月10日 第273回    日文研フォーラム

概要
江戸時代、能は式楽として、武家を中心とする教養・娯楽としての確固たる位置を築いた。これは世阿弥時代の義満、また信長や秀吉など、時の権力者をパトロンに持ちながらも、いわば「権力との距離」を保つことで生きながらえてきた、「芸能」能の在りようの延長として捉えることができるだろう。
ところで、それに続く時代、つまり近代の能楽史、殊に戦時期前後の能楽史の研究は、前近代のそれと比べると大きく停滞している。能は、権力を隣国にまで拡張した植民地でも上演された。その研究もまた然りである。
本発表では、近代能楽史をどのように捉え、且つ植民地における能とは何であり、「権力との距離」はどうであったのかについて考えてみたい。
発表者
『近代能楽史と植民地』
徐 禎完   翰林大学校  教授   /国際日本文化研究センター  外国人研究員
コメンテーター
松田 利彦   国際日本文化研究センター  教授   
司会者
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:40
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
申込み:
不要
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
先着180名