■イベント 日文研フォーラム
2013年9月20日 第270回 日文研フォーラム
- 概要
- 春画は19世紀から 西洋で人気を集めてきた。しかし、それは多くの場合、隠れたコレクションとして扱われていた。有名な画家、例えばピカソの春画コレクションが存在することは知られていたが、最近までは公開されなかった。春画を持っていても、表立ってその話をすることはなく、また、春画が美術館に入ることもなかなか無かったのである。出版物に出ても、普通の浮世絵とは区別して書かれ、結局、版画の中の性的な部分は黒く塗ってあって、完全な姿は示されなかった。
最近、日本でも西洋でも、色々なところでこの条件が変わりつつある。今は日本の書店でオ―プンに春画についての本が購入できる。そしてイギリスでは今年の秋、大きな春画展が予定されている。
本公演では、発表者が長年、春画についてアメリカとヨーロッパの大学で教えたり、アメリカの中西部で、初めての春画の展覧会を企画したりした経験を通して、春画をめぐる諸問題をお話ししたい。
*本発表では、性的に大胆な表現の図像を表示することがありまず。
- 発表者
- 『春画を語る・語る春画-春画を西洋の大学で教える諸問題-』
ハンス トムセン チューリッヒ大学 教授 /国際日本文化研究センター 外国人研究員
- コメンテーター
- 鈴木 堅弘 京都精華大学 特別研究員
- 司会者
- 佐野 真由子 国際日本文化研究センター 准教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:40
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 申込み:
- 不要
- 受講料 :
- 無料
- 申込み方法:
- なし
- 定員:
- 180