■イベント 日文研フォーラム
2013年3月12日 第265回 日文研フォーラム
- 概要
- ギリシャ悲劇以来、西洋の演劇は人間中心主義だが、日本の古典芸能は必ずしもそうではない。また、そこで描写される人間は古代の日本人の信仰を反映して、神仏や自然の力に支配されており、西洋とはかなり異なる世界観が提示される。その後、日本の近代演劇は西洋の影響を受け、その産物である新劇はヒューマニズムを重視してきたが、最近の演劇は、高度な舞台技術の導入などによってむしろ人間中心の傾向を問い直しつつあると見ることができる。日本の演劇史を通時的に振り返りながら、「非人間的なるもの」の位置を考えてみたい。
- 発表者
- 『日本演劇における「非人間的なるもの」との遭遇――霊・動物・テクノロジー』
マーク・コーディ・ポールトン 国際日本文化研究センター 外国人研究員 ヴィクトリア大学 教授
- コメンテーター
- 郭 南燕 国際日本文化研究センター 准教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:40
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 受講料 :
- 無料
- 申込み方法:
- なし
- 定員:
- 180名