■イベント 日文研フォーラム

2013年1月15日 第263回    日文研フォーラム

概要
スリランカには紀元前3世紀ごろからの長い文学の歴史がありますが、その中には演劇というものがありませんでした。18世紀ごろから始まった民俗芸能を現在、当時のまま上演しています。この民俗芸能の多くは、いろいろな宗教の信仰に因んだ悪魔踊りと言われる儀礼と祭礼です。19世紀の後半になると、北インドから入ったパールシ(Parshi)演劇からヌールテイ(Nurthi)という演劇がつくられました。こうした流れのうえに脚本家・演劇指導者として登場したエデイリウェーラ・サラットチャンドラ(Ediriweera Sarachchanra)は、20世紀の後半、土着の演劇を追求することに情熱を傾けました。西洋の演劇からスリランカ本来の演劇をつくることはできないと考えた彼が影響を受けたのは、日本の能楽と歌舞伎だったのです。
発表者
『スリランカにおける演劇史と日本の伝統演劇からの影響について』
クラティラカ・クマーラシンハ   国際日本文化研究センター  外国人研究員  ケラニア大学 教授 
コメンテーター
荒木 浩   国際日本文化研究センター  教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:40
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
180名