■イベント 日文研フォーラム

2012年6月12日 第257回    日文研フォーラム

概要
本発表では、全般的な日本映画の現象を「原型」という概念を使って再検討します。すなわちどの映像学的基本要素が日本映画を他のヨーロッパ、アメリカ映画と区別し、日本映画の魅力と なっているのかについて、西洋的映像様式との比較を通して、日本映画の映像様式を簡潔に分析します。そして、これまで自分が製作した作品にどれほど影響を与えたのか、作品を上映し、議論したいと思います。 主なポイント: 1.語りの方法…フ ロー、絵巻物スタイル、など、2.組み立て方法…日 本的色調、光と影、グラデーション、3.俳句的手法…取り 合わせ、象徴表現、季節、対比法、4.編集技法…時間の処理、スローシネマ、空と沈黙、余白、5.その他の特徴…音響、自然音 上映作品:TiMe Of ThE WaVe「波の時間」2009年、25分;PURPLE AND GOLD (紫と金)2010-2011年、15分
発表者
『日本映画に於ける原型的な表現方法』
アンドリヤナ・ツヴェトコビッチ   国際日本文化研究センター  外来研究員  欧州映画アカデミーESRA パリ-スコピエ-ニューヨーク客員教授 
コメンテーター
細川 周平   国際日本文化研究センター  教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:30
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
180名