■イベント 日文研フォーラム
2012年4月10日 第255回 日文研フォーラム
- 概要
- 戦争の記憶は、国民国家の重要なアイデンティティーとなると同時に、時として国家間における歴史観の衝突の原因ともなり得る。今回は、日・中・韓の戦争についての記憶と表象を比較史的観点から研究されているお二人の講師を迎え、この問題を考える糸口を提供したい。都珍淳氏は「戦争と平和の記憶/忘却」として、日清・日露戦争に対して韓国・中国・日本が何を記憶し何を忘却しようとしているかという問題について報告する。馬暁華氏は、「東アジアにおける記憶の共有の模索:日中戦争博物館の比較研究を通じて」とのタイトルで、特に1980年代以後における、戦争の記憶をめぐる日中両国の軋轢を、戦争博物館の設立と展示を通じて論ずる。
- 発表者
- 『東アジア近代史における「記憶と記念」』
都 珍淳 国際日本文化研究センター 外国人研究員 昌原大学校人文大学史学科教授
- ゲスト
- 馬 暁華 大阪教育大学教育学部 准教授
- コメンテーター
- 松田 利彦 国際日本文化研究センター 准教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:30
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 受講料 :
- 無料
- 申込み方法:
- なし
- 定員:
- 180名