■イベント 日文研フォーラム
2012年3月13日 第254回 日文研フォーラム
- 概要
- 十七世紀初頭以降、日本では、「帝鑑図」と呼ばれる中国皇帝の事跡をモチーフとする障壁画が多数作成された。その中で、静岡県立美術館蔵「帝鑑図・咸陽宮図屏風」は極めてユニークなものであり、題材や表現手法において中世の伝統を踏まえながら、近世的な創作への展開を見せ、時代の変化を明らかに感じさせる。ここに、屏風が語る数々の物語を丁寧に読み解くことから出発したい。関連する作品との比較を提示しながら、違うジャンルの絵画間の交流と相互影響の様相を明らかにし、広く絵の読み方、屏風絵における空間や時間の表現を検討し、豊かな日本絵画の伝統の一端を探る。
- 発表者
- 『帝誅しと帝諫めの物語-狩野重信筆『帝鑑図・咸陽宮図屏風』を読む-』
楊 暁捷 国際日本文化研究センター 外国人研究員 カルガリー大学教授
- コメンテーター
- 荒木 浩 国際日本文化研究センター 教授
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:30
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 受講料 :
- 無料
- 申込み方法:
- なし
- 定員:
- 180名