■イベント 日文研フォーラム
2012年1月17日 第252回 日文研フォーラム
- 概要
- ベトナムの古典文学は、ベトナム民族の文化的生活のさまざまな側面を映し出している。例えば檳榔(ビンロウ)を噛む習慣、檳榔を結婚の結納として利用する習慣、あるいはお正月の料理として粽と餅を食べる習慣、あるいはまた昼寝する習慣、等々。そこにはまた、鬼神信仰も反映されている。 今回の発表では、とくに現在のベトナムでの葬列と類似したものとして、『今昔物語集』にも見られる葬列を取り上げる。ここに見える葬列は、中国やインドの葬列とも類似しており、同時に、ベトナムと日本は同じ文化の根を持っていることも分かる。このように、今後は、各国別の閉じられた研究ではなく、諸国の研究者が協力して研究することによって、漢字文化圏についての新たな認識が得られるであろう。
- 発表者
- 『ベトナムの習慣と信仰を古典文学に探る』
グエン・ティ・オワイン 国際日本文化研究センター 外国人研究員 ベトナム社会科学院准教授
- コメンテーター
- 小松 和彦 国際日本文化研究センター 副所長
- 場所:
- ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
- 開場時間:
- 13:30
- 開始時間:
- 14:00
- 終了時間:
- 16:00
- 受講料 :
- 無料
- 申込み方法:
- なし
- 定員:
- 180名