■イベント 日文研フォーラム

2011年10月11日 第249回    日文研フォーラム

概要
つねにさまざまな危機を抱える「満州国」において、そのわずか13年の歴史の間に、なぜ合計8回も全国的美術展を行うことができたのだろうか?「満州国美術展覧会」の全体を見渡すと、第一回国展がもっとも注目すべきであるが、この第一回国展がどのように成立し、その歴史的現場に果たしてわれわれが立ち戻れるかどうか。そしてそれが「成功」した裏に一体どういう力学が働き、またその後の一連の国展にどういう影響を与えたのか。戦後の歴史においてまったく人々に忘れられ、そして歴史研究者にさえ無視されてきたこれらの「問題」に、できるかぎり当時の現場状況を再現しながら答えてみたいと思う。
発表者
『美術とコロニアリズムの掛け合い-国策としての偽満州国第一回美術展覧会について-』
王 确   国際日本文化研究センター  外国人研究員  東北師範大学文学院教授 
コメンテーター
劉 建輝   国際日本文化研究センター  准教授   
場所:
ハートピア京都 3階大会議室 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
開場時間:
13:30
開始時間:
14:00
終了時間:
16:00
受講料 :
無料
申込み方法:
なし
定員:
180名