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検索対象事例

ヘビ
1989年 長野県
どんどん大きくなる蛇を打ち殺した人が三ヶ月ほどしてその場所に行くと殺した蛇は骨だけになっていた。その人が骨を蹴り飛ばすと骨が足に刺さり、蛇の毒が体に回って帰宅後まもなく死んでしまったという。

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ヘビ
1989年 長野県
春、カリシキ刈りをしていた人が一把束ねておいたところ、その上に一匹の蛇が乗っていた。気にせずに二把めを刈り横に置き、三把めを束ねる頃、蛇は二把の上に長く伸びていた。その後一把ごとに蛇が大きくなるので、その人は気づかれないように木を伐ってきて、蛇を打ち殺した。三ヶ月ほどして行くと殺した蛇は骨だけになっていた。その人が骨を蹴り飛ばすと骨が足に刺さり、蛇の毒が体に回って帰宅後まもなく死んでしまったという。
類似事例

ダイジャ
1970年 静岡県
蛇骨山大蛇院という寺があった。親を殺された子によって退治された大蛇の骨を葬った寺として伝えられている。
類似事例

ロウケン
1928年 愛知県
老い犬が主人の猟師を襲おうとするので山で殺した。3年後、そこへ行ってみると骨のみそのままの姿でいたという。蹴ると犬の骸は崩れてしまったが、その骨が足に刺さって、それが原因で猟師は死んだという。
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ダイジャ
1932年 長野県
蛇骨石の由来。蛇女が山寺の僧侶に契り、着物の裾に針をさされ糸をたぐってその正体を探られた。鉄の毒で蛇女が死に、その骨が川に散乱した。蛇の産みおいた子は小泉小太郎となった。
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オニ
1957年 兵庫県
吉井部落では、正月の20日を骨正月と呼び、正月市で買ってきたブリの骨を食べる。20日になると鬼が食べる肉がなくなり、骨しかなかったため、その骨を食べたと言われており、それを真似たものである。奈良尾部落では、死んだものの骨を食うと言って、ブリの骨を食べる。熱田部落ではシイラの骨を食う。人の代わりに魚を食うのだという。
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(ヘビ)
1981年 東京都
ある托鉢僧の庭に蛇がいたので、日々飯をやっていた。ある日暗くなって帰宅したところ、間違って蛇を踏んでしまい、蛇は僧の足に食いついた。そのせいで僧は足が腫れて難渋し、蛇に向かって恩知らずという。すると蛇は草を持ってきて、それを付けると痛みは治まったが、蛇には毒だったので死んでしまった。
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ヘビ
1959年 岡山県
蛇は水神様のお使いである。蛇が木に登ると大水がでる。蛇が川を渡ったら雨が降る。黒い小さな蛇に白い首魂のかかったのはどうつう神の使いだ。蛇を指差すとその指が腐り、殺すとたたりがあるという。蛇の骨がたったら一生患うといわれており、田の中に蛇を捨てると叱られる。
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オニ
1989年 兵庫県
吉井部落では正月のぞうには臓腑煮であるといい、これは昔鬼が正月の御馳走に毎年1人ずつ取って食ったことの真似という。7日は唐と日本の鬼が交際をして、七色のものを入れて食べたといい、20日は骨正月といい、ぶりの骨を食べる。これは20日になるともう骨がなくなって、骨しか残っていなかったので鬼がこの骨を食べたのだといわれる。
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キツネ
1935年
昔話に、狐は骨がないとだませないので、毎晩骨をもらいにくる。
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ヘビ
1995年 島根県
抜舞の奥で、三九郎という木地屋の女房が蛇に取られたことがあった。かずら藪のところで大きな蛇が女房に巻き付いていて、三九郎が手斧で打ち殺したが、蛇の勢いが毒になって、三九郎も女房も死んだ。大きな蛇の場合は、息に合っても死ぬ。毒になるのは雄の蛇で、それで雄の蛇は首が赤い。
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マムシ
1974年 滋賀県
玄関につるしておいたマムシの骨を川に入れると、骨だけのものが泳ぐ。
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ダイジャ
1955年 神奈川県
昔、ある人が畑を耕していると、土の中の丸い穴から大きな蛇が出て来た。地面にさしたフズキグワに着物を掛けたまま逃げ出した。蛇はそれを人間と思って呑んでしまった。そのため、蛇は死んでしまい、ある家でその骨を秘蔵していたという。
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ダイジャ,クマ
1976年 山形県
羽州置賜郡開村で先年大蛇が熊を飲み込んだ。熊は蛇の口を裂いて逃げた。その蛇の骨が残っているが、人々は恐ろしがってこの骨に触る人はいない。
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ヘビ
1980年 新潟県
天狗山の神は蛇であるから、蛇を殺してはいけないとも言われている。
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ヘビ
1966年 鳥取県
蛇切淵は、450年程前に蛇が出ると言うので若桜の武士が潜って退治した場所。280年程前までは蛇の骨が転がっていたが、大水で流されたという。
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(ヒカリモノ)
1988年 茨城県
夜、キジや山鳥が骨を咥えて飛ぶと、骨が光りながら飛んでいくという。
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(ゾクシン),ヘビ
1933年 栃木県
蛇を殺すと祟られるという。
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オニ
1933年
大阪の寺宝だった鬼の骨や名古屋で公開された鬼の骨や、九州を巡回した見世物の鬼の骨はおそらく同一の物だろう。
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カンラン
1973年
橄欖という木は、楫に使うと悪魚の害を除き、魚の骨が刺さった時やフグにあたった時も、この実を粉にして飲めば骨が下り、毒も消えるという。
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ヤマイヌノオンガエシ
1941年 岐阜県
昔、口に人の骨が刺さっていた山犬がある老人にその骨を抜いてくれるようにお願いしに来た。老人は山犬に自分を食わないと誓わせてから骨を抜いたが、後日の朝、老人の家の前に山鳥一羽が落ちていた。それは山犬の恩返しだった。
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ヘビ
1976年 新潟県
蛇は煙草のヤニを嫌うので、キセルの中に藁を通してそれを蛇に巻けば、蛇は動けなくなる。蛇は人間に見られると大きくなるのが止まるという。
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