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検索対象事例

シロキツネオキク
1956年 宮城県
凶歳の年,七ツ仔が生まれたばかりの白狐の夫婦は,餌を求めて狂奔していた。これを知った宮殿寺の炊事婆さんお菊は毎日朝晩の食事の余り物・屑菜などを白狐達に与えていたが,不思議なことに白狐の姿はお菊にしか見えなかった。

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シロキツネオキク
1956年 宮城県
宮殿寺背後の林に棲んでいた白狐の親子の話。ある凶歳の年の話が中心。明治十六年渡波の大火以降白狐たちの消息は絶えたが,故老達はまだこの話を知っている。
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シロギツネ
1940年 滋賀県
ある男が意図的に白狐を困らせたことがあった。すると、その男に白狐が憑き、男は変死してしまった。
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シロギツネ
1941年 大阪府
ある男が結婚した相手は、実は白狐であった。
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シロギツネ
1939年 京都府
長吉という男が寺にやってきて、和尚と面談したり人々に文字などを教えたりしていたが、正体は白狐であった。その寺には白狐の書いた軸があるという。
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キツネ
1939年 新潟県
猟師が白狐を傷付けた。漢方医が家の中で、白狐を見つけ治療をした。翌朝、子供がこの白狐を生捕りにしてきたので、家で食べてしまった。数ヶ月後、怪火が出て、燃え広がり、全てを灰にしてしまった。
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シロギツネ
1941年 岐阜県
さる馬車引きの中年男から聞いた話し。丹生川村折敷地の方へ向かって峠を越えかかった時のこと。突然馬が動かなくなった。見ると、先ほどの山路の曲がり角に白狐が座ってこちらを見ていた。まもなく白狐は姿を消し、動けるようになった。この峠ではよく白狐がでるという。
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イナリ,シロギツネ
1984年 長野県
足利の遺児永寿丸に仕える者の中に琴が上手な女性がいたので、里人はその音色に熱心に聞き入った。ある日永寿丸が白狐に従って山を下り始めた。途中で白狐が動かなくなったのでそこに寺を建て、境内に白狐の稲荷を祀った。
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オキクムシ
1923年 兵庫県
御菊神社には番町皿屋敷のお菊の幽魂が虫に化けたお菊虫がいるという。
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オミシャケサン,ビャッコ
1956年 山梨県
オミシャケサンの御神体は白狐で、度々村に現れるので、夜などに出会ったという人は多い.。ある人は夜村内の道を歩いているとこの白狐に逢ったが、ただの犬でない証拠に尻尾がとても太かったという。
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オキクムシ
1972年 兵庫県
皿屋敷の話が尼崎にもある。殺されたお菊は、お菊虫になった。お菊虫はやがて蝶々になる。
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オキクイナリ
1982年 静岡県
お菊という女が殺されて祟りを恐れて祀ったお菊稲荷がある。ここには井戸は出てこない。
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(オキクノタタリ)
1982年 群馬県
小幡の殿様が妙義で見初めた菊という女を侍女にし、寵愛したので他の侍女や奥方から恨みを買い、お菊が殿様に差し上げる御飯に針を入れられた。殿様は怒ってお菊を責め、お菊は宝積寺の山門まで逃げてかくまってくれと言ったが、寺は門を開けなかった。お菊は追手につかまり、蛇とムカデの入った樽に入れられ、宝積寺の池に投げ込まれて死んだ。お菊の母が「お菊が無実なら芽が出ろ」と池のほとりに炒りゴマをまいたら、芽が出た。お菊の祟りで宝積寺の山門は何度建てても焼けてしまう。
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サンボンアシノシロギツネ
1920年 大阪府
城蔵稲荷の由来。老僧が三本足の白狐を飼っていた。老僧の甥が猟師なのを怖れた白狐は、老僧に化けて甥に殺生の罪を語り聞かしたが、甥は鼠の天ぷらで引き寄せ白狐を殺した。
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(ナナフシギ),ビャッコ
1956年 宮城県
善悪にかかわらず寺に変事あるときは白狐が現れる。
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(オキクノタタリ)
1982年 群馬県
国峯城主の小幡公が侍女の菊ばかりを寵愛したので他の侍女が妬み、公の御飯に針を入れて、菊の仕業とした。菊は蛇責の刑となり、桶に入れられて宝積寺の池に沈められた。日野村の小柏源六が通りかかった時に桶を開けると、大量の蛇と瀕死の菊が出て来た。菊は「このご恩にお家に蛇の害は無いように致します」と言って亡くなった。お菊の母が「お菊が無実なら芽が出ろ」と池の辺に炒りゴマをまいたら、芽が出た。お菊の祟りで小幡家に戦死や切腹の沙汰が続いたので、宝積寺に碑を建てて供養した。
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(オキクノタタリ)
1982年 群馬県
小幡の殿様が侍女の菊を寵愛したので奥方や侍女の恨みを買い、殿様に差し上げる御飯に針を入れられた。殿様は怒って菊を責め、蛇の入った樽に入れ、宝積寺の池に投げ込んだ。小柏源介という侍が悲鳴を聞いて樽を開けると、瀕死の菊が出て来た。菊は「このご恩にお家に蛇の害は無いように致します」と言って事切れた。お菊の母が「お菊が無実なら芽が出ろ」と池の辺に炒りゴマをまいたら、芽が出た。お菊の祟りで小幡家に怪異があったので、宝積寺に碑を建てて供養した。小幡家では菊は植えない。
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オイワイジョ
1952年 熊本県
大岳村には、オイワイジョという白狐がいると言われている。
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ハクゾウス,シロギツネ
1932年 大阪府
昔、稲荷を信仰する寺僧の下へ3匹の白狐が現れた。白狐たちは猟師を生業とする僧の甥を恐れ、僧に化けて甥に殺生を止めるよう諭した。これを聞いた僧も同様に諭したため、甥は殺生を止めた。白狐は代々今日まで境内の御堂に住むと伝えられる。
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バンシュウサラヤシキ
1964年 高知県
お菊が飛び渡って自殺したという語り草を由緒とするお菊の滝がある。
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フシギナジュツ,バテレン
1937年 奈良県
大和郡山の城主は白狐を捕らえて殺した。夢に白狐が出て成仏できるよう祀ってほしいと哀願したが聞き入れなかった。そのためその狐が祟って、城主は参勤交代の折に発狂して狐の真似をしたので、家名断絶となった。
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オキクイナリ
1982年 京都府
お菊は不義のぬれぎぬで井戸に身を投げ、その近くにお菊稲荷がある。
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