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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タニシノムコドノ
1956年 宮城県
昔、田の中にいたツブ(タニシ)が長者のおご様(娘)に惚れて、なんとか嫁にしたいと思っていた。ある日、ツブがおご様がほしいという悩みを聞いたヒッコ(小魚)は、うまくいく方法をツブに教えてやった。次の日、おご様が田の方に遊びに行って晩に家へ帰って門の中に入ると、「ヒッコ、ヒッコ」と叫ぶものがあるのでまわりを見るが、誰もいない。また「ヒッコ、ヒッコ」と叫ぶのでびっくりして後ろを向くと何かぐじゃっとつぶれた。よく見ると足駄の歯にはさまっていたツブがつぶれてその中から立派なわこ様(若者)が現れたのでおご様はたいへん喜び、二人仲良く家の中に入っていった。

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タツブ
1963年 宮城県
田ツブ(タニシ)はお不動様のオヅケ(お付き者)だから、お不動様を信心する人はツブや犬を食べない。
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ミズノカミ,ツブ
1987年 秋田県
ツブ(田螺)は水の神の使いで、火災の難から守ってくれる。
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カッパ
1964年 青森県
河童は海に出る。ツブやアワビが次々とあるので採りながら沖に出ると、河童にとられる。
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カミガミノトシトリ
2001年 青森県
12日は山の神、15日は八幡様、16日はノウガミ様、17日は観音様、19日はお蒼前様、20日は疫病神様、23日は子安様とお地蔵様の、25日の天神様のトシトリである。
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ツキモノ,キツネ
1986年 長野県
きつねが人に憑いたことがある。その様なときは、法印様に離す方法を教えてもらった。
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シンメイサマ
1964年 福島県
三春町庚申坂の神明様は、外に出たいときは神明様を守る人の夢などで知らせる。法華様は大神宮様をそまつにするので法華様の家へは行かない。神明様が気の向いた家にはどんどん入る。
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シンメイサマ
1964年 福島県
神明様は法華様の家には行かない。理由は、法華様は大神宮様をそまつにするからである。歩いていても、回りたい家と回りたくない家があり、気の向いた家にはどんどんはいってきてしまう。持ち歩くのは男女どちらでもかまわない。神明様を守っている人は法印ではなく太夫である。
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ヤマノカミサマ
1988年 埼玉県
山の神様の日に山へ入ると怪我をする。
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イヌサマ
1956年 群馬県
犬様も家の中にやって来る。「犬様に逢いたい」と言うと来て、炉のそばなどにすわっているのを見た人がいる。
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タニシ
1939年 千葉県
薬師様が火事にあったとき、田んぼのタニシが集まって薬師様の体にくっついて焼けるのを防いだという。それ故に、遠山村久米ではタニシに触らず、食べることも忌むという。こうして薬師様がタニシを守っているのだといわれている。
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テングサマ,スイテングウ
1975年 新潟県
家に中峰様、水天宮、古峯様の三体の神様を奉っている。中峰様が追放されて水天宮に変わったのに、中峰様が中央に奉られているのは、中峰様がこの家に初めに来たからである。
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ネコ
1934年 秋田県
ある人が山の中で日が暮れて困っていると、大きな家があったので泊めてもらう事にした。その中に祖父様が可愛がっていた三毛猫がいて、ここにいると食われるから逃げろと言って道を教えてくれた。
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ベンテンサマ
1995年 茨城県
弁天様が峰の上にいるため、田の稲を守れない。そこで田植え中に弁天様を田んぼの中に移したところ、大豊作になったと言う。
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ヤマノカミサマ,タノカミサマ
1982年 新潟県
3月16日を「田の神様」と称し、山の神様が山から下って田の神様になられる日だといい、この日は山へ入ることを禁じているが、前の晩に大きな団子を16作り、桝に入れて家の恵比須棚に供える。また、11月16日は「山の神様」の日で、田の神様が山へ帰って山の神様になる日だといい、この日も山へはいってはならない。春と同じく16の団子を前の晩に作って供える。
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オミシャケサン
1956年 山梨県
耕念寺の下手にある家の婆様がある夜馬に餌をやろうと、アラ麦を煮て糠を混ぜたものを持って厩へ行き、フネの中に入れようとすると、船の中に何かいて、毛皮のようなものに手が触れた。婆様がその事を爺様に話すと、爺様は「それはオミシャケサンだ、そっとしておけ」と言った。多分婆様が去った後に再び現れてフネの馬の餌を召しあがるのだろうという。
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イナリサマ,キツネ
1968年 佐賀県
各家の稲荷様は初午に祀る。稲荷様は作神様。赤木のある家の稲荷様は京都から来た。新調の着物に狐の毛が入っていたので、稲荷様は狐であるという。人は一生一度は稲荷様を目にするものだ、という。
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ブツゾウ,ツボ
1936年 島根県
毎年田を耕すときには必ず雨の降る田があった。ある日、その田を耕していると、鋤に触れるものがあるので見ると、中に仏像の入った壷があった。
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ヤマノカミサマ,タノカミサマ
1982年 山形県
旧暦10月13日は山の神様が田の神様から山の神様に帰るので、絶対山に登ってはならない。
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カミガミノトシトリ
2001年 青森県
3,5,8,9,10日は、それぞれ、稲荷様、恵比寿様、薬師様、大黒様、金毘羅様のトシトリである。
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アクタ,キツネ
1998年 奈良県
悪田にいるキツネは人を化かすし、悪田には拝んでから入らないと事故があるといわれていた。
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ヤマイヌサマ
1968年 群馬県
昔、十二様の祠で山犬様が子どもを産んだことがある。そのときには、オコワなど持っていって供えた。
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