国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

アセカキアミダ
1956年 宮城県
森合阿弥陀堂安置の五智如来の四軀の鉄仏。昔、立石長者は代々生きながら無間地獄に堕ちるといわれていたが、あるとき、旅の僧に教えられ、千隻の舟を造って、千塚に千部の経を埋め、南蛮鉄で五智如来を鋳て供養した。鉄仏五体の中の一体を長者の庭の池に沈めると、池水は忽ち熱泉となり、池中の蛭が全て浮かび上がり、仏が長者の身代りになった験しといわれた。この鉄仏は、上に変事が起これば上体に、下に変事あれば腰から下に汗をかいて村人に予告したので汗かき阿弥陀と称す。

類似事例(機械学習検索)

ダイジャ
1973年 大阪府
池の中に鉄類を投げ入れられていた。水神である大蛇が女に化けて、通行人に鉄類を取り上げることを頼んだという話がある。
類似事例

レイブツ
1975年 和歌山県
高野山奥の院の汗かき地蔵は、毎日巳の刻に必ず汗をかくが、なぜ汗をかくのかは分からないという。
類似事例

スイテイノマモノ
1991年 鹿児島県
水底の魔物は、鉄を非常に嫌うので、カナヤでもらった鉄を飲むと効果的である。
類似事例

ネンブツイケ
1990年 岐阜県
花山院が池にかかる大橋から「南無阿弥陀仏」と唱えると、淵から「仏、仏」と水の音が聞こえた。高倉天皇が勅使を出して調べさせたが、本当に「仏、仏」と音がする。
類似事例

ガラッパ
1937年 鹿児島県
皮に鉄鍋を付けっぱなしにしていた人が病気になった。占ってもらったら、川の下に河童の巣があったために祟ったという。河童が一番嫌うものは鉄で、体に付いたら腐るという。
類似事例

ホトケ
1984年 新潟県
仏オロシに関する俗信。なやみごとや困ったことがあると、仏オロシをした。あまりおろすと仏の位が下がったり、仏が負けたりするなどという。
類似事例

カッパ
1975年 熊本県
池を新しく掘った場合はその底に鉄物を必ず埋める。河童は鉄が嫌いだからそうすると河童が住みつかないという。また水死人が出た場合は棹の先に鎌をつけて探せばすぐに見つかるという。
類似事例

ダイジャ
1993年 福井県
ある日旅の僧が大蛇を訪ねてやってきた。退治してやるとのことで村人は大蛇の住む池に案内した。僧は読経して黒い鉄の玉を池に放り込んだ。大蛇は鉄の玉が嫌いで逃げ出したが、滝を降りようとしたところで首の骨を折って死んでしまったという。大蛇の血が川にも七日七夜流れ続いたという。
類似事例

ホトケ
1933年 秋田県
葬式の夜行う仏降ろしで、仏が降りない場合がある。その理由のひとつに亡くなって水を供えた降りてきてほしい仏ではなくて、それ以外の仏が降りたがって、押し分けてくる場合がある。その時は出席している遺族やお客にどうするのか尋ねて判断するのだが、大抵はまずその仏の言葉も聴いてやることにする。
類似事例

ホトケヨセ
1964年 福島県
伊達の方から頼まれてみこがきた。仏の前で拝んでいるとねむったようになり、仏のような声音でいろんなことを口走る。仏の祭りをおろそかにしているとうらみごとをいわれたり、災難を教えられたりする。
類似事例

レイブツ
1975年 奈良県
霊仏が汗をかき、善悪のきざしを示すことは少なくない。生駒山般若窟の不動尊は汗をかいて、災いが起こることを前もって世に示した。
類似事例

カワッパ
1972年 福井県
鉄はカワッパを封じるのによい。
類似事例

ヤマノカミ,ウマ
1967年 福島県
山の神が乗った馬はたいそう汗をかく。
類似事例

リュウ
1973年 福井県
武周が池に竜が棲むという。ここに鉄類を入れると大雨になると伝えられている。
類似事例

ヤマオトコ
1959年 長野県
山男が出てきたので、ナベアシ(鉄丸)を討つと落ちてきた。目を撃とうとすると、これから守ってくれることを約束した。だから鉄丸を持って山に入る猟師が多い。
類似事例

キツネ
1936年 香川県
四国に昔から狐がいなかった。弘法大師が鉄の橋が掛かるまで渡ってはならないと狐に申し渡したからである。今では海底電線つまり鉄の橋が通じたので、四国へも来るようになった。
類似事例

サケイド
1940年 福島県
鎌倉初期、ある長者の本尊であったと伝えられる観音堂の近くに酒井戸といわれる泉があり、その長者の時代には酒の湧き出す泉であった。
類似事例

クチヨセ,イチッコ
1977年 神奈川県
お経を上げると仏様がイチッコにのりうつり、その口を借りて話す。1度はそうして見てもらわないと、仏様が成仏しないのだという。
類似事例

(ナガレボトケ)
2002年 山口県
水死体には漁をさせる仏と漁をさせない仏とあり、悪い仏はその家を取り殺すことさえある。家人に憑いて口走ることもあり、枕元に立つこともある。ことに死体が近くに浮いているのに知らずに通ると必ず祟る。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 新潟県
なやみごとや困ったことがあると、仏をおろしたが、これを仏モドシといった。
類似事例

サカサダケ
1940年 千葉 県
青竹の節を抜き、逆さまにして墓の上に立てる。仏はこの穴を通って外に出るという。また、墓参りのたびに、この竹の穴から水を注ぎ込む。仏がその音を聞いているとも、仏がその水で喉を潤すともいう。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内