国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オイヌサマ,クダギツネ
1995年 静岡県
8月7日、くだ狐がコロリを広めているので、武州三峯山に御犬を借りに行くことになった。10日、御犬様を借用して帰った夜、御犬様を安置した郷蔵跡に足跡がつき、蔵屋敷の周辺で狐の鳴き声が聞こえた。

類似事例(機械学習検索)

オイヌ
1995年 静岡県
1859年8月29日の日記記事。武州三峯山の御犬様のお影の効能を疑った人が神罰を受けた。
類似事例

イヌガミ
1920年 徳島県
鼻先の赤い白犬は人の生まれ変わりで、犬神になるため土中に埋める犬もこの犬である。
類似事例

クダ,クダギツネ
2002年 長野県
くだ、又はくだ狐と呼ばれる動物は、大きな鼠の様だとか、小さな狐の様だといわれ、くだを飼って金持ちになったと言う家がある。
類似事例

イヌガミ
1985年 愛媛県
犬神の正体は犬の霊とされている。犬神に憑かれると犬のようになる。延宝五年の宇和島藩の記録に、犬神持ちであるために追放された親子の記述がある。東予地方のある村では犬神に憑かれると犬の鳴き真似をしたりしたりするが、ゴキトウで落ちるという。
類似事例

イヌガミ
1958年 徳島県
鼻先の赤い、白い犬は人の生まれ変わったものである。犬神にするため土中に埋めて首を斬る犬もこの犬であるという。
類似事例

オイヌサマ,キツネ
1971年 岐阜県
串原の中山神社から7~8㎝ほどの焼き物のお犬様を頂いて来て、杭の上に小さな祠を作って祀る。10月19日の中山神社の祭りにはこのお犬様を持っていくが、途中で立ち止まると犬の霊が神社に戻ってしまうといわれている。お犬様は、キツネに憑かれた時に追い払ってくれる。
類似事例

フドウサマ,ヤマイヌ
1949年 静岡県
病気の犬は不動様を祀る村へは入らない。これは不動様が犬を連れており、その犬の綱を握っているからである。病気の犬の危険性のある村では不動様を祀る。
類似事例

ヤマワロ
1950年 熊本県
ヤマワロと犬は敵同士だ。所用で山を越える時、1匹の犬がついてきた。途中、ヒューヒューとヤマワロの鳴き声が聞こえてきたが、とうとう姿は見せなかった。帰り道に先刻の犬が待っており、やはり後をついてきた。犬も独りで帰るのが怖かったのだろう。
類似事例

イヌノタタリ
1979年 長野県
犬地蔵は八重河内にある。犬を殺したところ、犬の祟りが生じたために祀ったという。
類似事例

イヌガミ
1965年 高知県
犬神には生霊と死霊がある。生きた人間が取り付くのが犬神。これは血筋で伝わり、犬神すじの家の娘が嫁に行くと、その家も犬神になる。犬神筋の家に嫁入りしても、犬神持ちにはならない。
類似事例

イヌガミ
1949年 徳島県
犬神筋の子は犬神になり、嫁にして4日もたつと犬神になる。犬神筋のものが他人を羨ましいと思えば犬神が相手に憑く。犬神を除く際、痛がってさわらせない所に犬神が憑いている。倒れた時、指が5本まっすぐなら成功、1本でも曲がっていたらやり直しである。
類似事例

オイヌサマ
1991年 静岡県
お犬様は普段は姿を見せない。しかし人がお犬様のことを疑うと姿を見せるという。
類似事例

イヌガミ
1951年 徳島県
犬神つきを祓うために、祈祷していると、顔は人間で尾は犬の形をした犬神があらわれたので「しやく」でたたくと消えてしまった。その後、犬神持ちの家の者が死亡して犬神つきはなおった。
類似事例

イヌガミ
1949年 大分県
犬神の正体は犬ではなく、鼬よりも小さく口先が尖っている、外道と同様鼠のようなものだ、犬ではなく蛇だ、などと言われている。ただ、犬神に憑かれた人は他に噛付くと言われ、この点は犬らしく思われる。
類似事例

オクリイヌ,オイヌサマ
1977年 山梨県
送り犬は、夜、1人で歩いていると犬がついて来ること。ガサガサ音を立てるので気づく。ころぶと襲いかかるが、何事もなく玄関まできたら「お犬様どうもご苦労さんでした」というとおとなしく帰る。万が一ころんでも、物を拾うまねをしたりして、犬をうまくだませば襲われない。
類似事例

イヌガミ
1914年 徳島県
ある女が犬神に憑かれて病気になった。兄が犬神持ちの家に行くと、庭に箕が伏せてある臼があり、その中に犬が11匹いた。湯をかけて犬を殺すと、病気は徐々に平癒した。
類似事例

オイヌサマ
1995年 埼玉県
三峰のお犬様を借りるのに「正体を見せてくれ」といったら、鳥居のところにお犬様が二匹いたので、こわくなって帰れなくなり、謝ってまた姿を隠してもらった。
類似事例

イヌサマ
1956年 群馬県
犬様も家の中にやって来る。「犬様に逢いたい」と言うと来て、炉のそばなどにすわっているのを見た人がいる。
類似事例

オイヌサマ
1995年 埼玉県
大尽屋の息子が蔵から金をとった。親は泥棒だと思って「お犬様は役に立たない」とくさしたら、お犬様は息子を食い殺して蔵の側へおいた。
類似事例

モジナ
1977年 神奈川県
昔、村送りで和尚様がやってきたのだが、その和尚様は犬が嫌いだからと食事をするにも入浴するにも囲いをして犬を入れないようにしていた。これを不思議に思った人々が、和尚様の入浴中に犬をけしかけてみたところ、犬が桶の中からくわえてきたのは大きなモジナであった。
類似事例

イヌ
1935年 沖縄県
国が大旱魃になったとき、人々は水を求めて海に漕ぎ出した。ある山から1匹の犬が出てきた。犬の体がとても湿っていたので、不思議に思った人々は犬の後をついていった。すると山奥に湧き水があり、犬は水中に入るとたちまち石になった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内