国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

フドウ
1983年 京都府
真如堂の不動は安倍晴明の持尊なので返してほしいと子孫が訴え、後花園院がそのように宣下したので、不動は唐櫃に納められ禁裏に運ばれたが、開けると中には何もなく、不動は真如堂に戻っていた。元は東向きだったのが北向きになっていたという。そこで仏意を尊重し、子孫の訴えは退けられた。

類似事例(機械学習検索)

(ゾクシン)
1980年 岐阜県
不動様は、富山にあるお岩不動を分けたもので、目の悪い人がお願いをすると良くなるという。
類似事例

フドウサマ,ヤマイヌ
1949年 静岡県
病気の犬は不動様を祀る村へは入らない。これは不動様が犬を連れており、その犬の綱を握っているからである。病気の犬の危険性のある村では不動様を祀る。
類似事例

オフドウサマ
1973年 岩手県
話者が木伐りをしていたころのこと。頼まれて野田集落のお不動様の鳥居の枝を切っていて、お不動様のお堂に泊まる事にした。寒いので奉納された旗を被って寝ていたら、夜中に表の格子戸から音がして、それから翌朝まで体が動かなくなった。神様と同じ向きに寝ていたので、神様がお堂を出る邪魔になってお叱りを受けたのだと言われた。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 新潟県
野中・永松・八海山の不動で葬式の真似をすると不動様が激怒して雨を降らす。
類似事例

タヌキ
1979年 徳島県
昔、お薬師さんのお堂では、狸のいたずらで、南向きに寝ても、起きると北向きに寝ているということがよくあった。
類似事例

フドウサマ,ヘビ
1965年 高知県
不動様の滝で雨乞いをしていたら、白い蛇や赤い蛇が出て来て願いを叶えてくれたことがあるという。蛇は不動様の仮の姿だった。
類似事例

フドウサン
1983年 茨城県
村に何かあったときに、石で出来た不動さんが汗をかく。何もないときはさっぱりとしている。
類似事例

フドウサン
1976年 奈良県
お不動さんを淵に放り込んで洗うと、雨が降ると伝えられている。
類似事例

フドウサマ,ヨナヨナヒカルイシ
1983年 茨城県
不動様を祀るようになったのは、この地方が佐竹家にかわって徳川家に治められるようになったとき、佐竹藩に仕えた人々の墓石を川の中に転がして壊してしまったが、その墓石の中に不動様が混じっていたらしく、川の中の墓石に夜な夜な光る石があった。それを丹下の宗助が拾って不動様として祀るようになった。
類似事例

キモノ
1980年 和歌山県
北向きに着物を乾かすと、人が死ぬ。
類似事例

フドウサン
1979年 徳島県
落合に不動さんが祀られている。道路を造るときに石を割ったところ、土方の腹が痛くなった。下を見ると不動さんが埋もれかかっていたので上に祀りなおした。
類似事例

フドウサン
1993年 香川県
伊予山参りに行き、お滝の水を浴びていたとき、7つか8つくらいのお不動さんが出てきた。そのお不動さんに口が耳まで裂けた痩せているお婆さんが連れだっており、口を開いたら中が燃えるようになっていた。
類似事例

トビフドウ
1956年 宮城県
弘法大師一刀三礼の作という。昔、堂が焼失したとき、不動はうしろの山の岩窟に飛んで避難したので飛び不動という。そのときの不動の火焔の痕が岩壁にあるといわれ、以後この本尊には光背に火焔をつけないことになった。享保16年(1731)9月7日の大地震に、うしろの山から巨石が落下して堂をつぶしたが、不動を安置した一間だけは根返りした大木がおおいかぶさって倒壊を免れ、村民は奇蹟に驚いたといわれる。
類似事例

ウブメ
1987年 山形県
北向きに作った便所にはウブメが出るといい、便所は北向きには作らない。ウブメは子どもを背負った女の妖怪。
類似事例

(ゾクシン)
1972年 岐阜県
葬送に関する俗信。人が死んだときに産まれた子どもを、死んだ人の生まれ変わりだという。葬式の湯灌のときは左柄杓で湯を掛けるが、普段は左柄杓と湯を水の中へ入れることを忌むという。ヒキハカは大抵東向きか南向きに作り、北向きにすると家が衰えるといわれていて忌むという、など。
類似事例

タヌキ
1932年 兵庫県
物部川を2町程上ったところにある切石という所の不動さんの附近には、昔、狸がいたそうで、薪を取りに入った人が、帰りに夜遅くなると、不動の横の柳の木のところから町の入り口まで何かに化けてついて来たということもあった。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 新潟県
野中・永松・八海山の不動に婦人たちを同道させて、腰巻を解いて振るとたちどころに不動様が激怒して雨を降らす。葬式のまねをするところもあった。
類似事例

タツブ
1963年 宮城県
田ツブ(タニシ)はお不動様のオヅケ(お付き者)だから、お不動様を信心する人はツブや犬を食べない。
類似事例

ナミキリフドウ
1976年 大分県
波切不動は、部落が不漁だったときに殿様から食料を借りたが返せなかったときに書いた謝罪文の資料の中に、漁のときに網に不動様が引っかかったと書かれている。
類似事例

イシ,フドウサマ,カンマンバラン
1970年 福島県
河原で2人が昼寝をしていると大きな音を立てて石が落ちてきて、どんと立ったので、「観音様でも祀ろうか」と言っていると、若松から調べに来た人が、北森の滝に不動を祀れといったので祀った。村の人が集まって「カンマンバラン」といって、それを今の滝から1里離れた所に運んだ。「カンマンバラン」は不動様の名前である。
類似事例

タタリ
1974年 福岡県
豊日別大神社のご神体は南向きにあり、社壇は東向きだという。凡人は正面から拝む事は許されず、勅使のみ許された。これはかつて正面から拝礼した人々にたたりが起き、そこでご神体だけを南向きに置いたからだという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内