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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

リウジン,アメヤミノウタ,マガオ
1980年 静岡県
ある年、俳諧の名人であった真顔が、門人と大井川のほとりに宿したとき、外は大雨が連日続いた。そこで皆で天やみの歌を詠み、龍神に供え、もし止むならば誰の歌によるものかを評しようということになった。するとその夜のうちに雨は止んだ。翌朝皆の歌を見てみると、真顔の歌が極めて優れていたので、止雨は彼のお蔭ということになった。

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コリ
1974年
物を調伏するとき、その名を切って歌に詠み込む。北条氏康の城中で狐が鳴くので歌に詠んだところ多くの狐が死んだ。毎夜狸が馬を驚かせるので歌に詠んだら狸は来なくなった。
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タノカミ,ヤマノカミ
1977年 山形県
2月17日は山の神が田の神になる日。この日は山に入ってはいけない。女の神で歌が好き。歌を歌うと仕事をしなくなってしまうので、山で歌を歌ってはいけない。
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アマゴヒワカ
1975年 広島県
備前国の水野義風という武士が、主人に命じられ雨乞いの歌を詠んだ。百姓は喜んでこれを持ち帰り、産土神に供えて効験を得たという。それから今に至るまで、日照りの時にこの歌を出して祈ると、必ず雨が降るという。
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デンデンゴロモホカ
1999年 山形県
年代を経たために精が入って化物となった者たちが夜中に本堂に集まって踊り騒ぐ。そのときの歌が「でんでんごろも」ではじまる歌である。
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テン
1977年
幼童の歌に世の吉凶が歌われることがある。明暦3年正月18、19日の大火の頃、越後から大火事の歌が伝わってきた。享保13年本所深川小日向での大水の際にもそのことを暗示する歌が流行った。
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テング
1975年 東京都
王子の狐が謡う歌と同じ歌を謡いながら、愛宕で天狗が踊るという。
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カモダイミョウジン
1983年 京都府
8月15日の夜や9月13日の夜に、もしも雨が降り月に雲がかかるようならば、平安京の地主神である賀茂大明神に様々な祈祷をし、歌を詠んで法楽を行う。この歌が良いと、神の力によって空は晴れ渡るという。
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ボウレイ
1974年
亡霊に水を供える事は日本に昔からある事である。『日本書紀』の歌にも詠まれている。
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サカウタ,クチ
2001年 鹿児島県
口説に蟹口説というものがあるが、蟹は他人からサカウタ(呪い歌)やクチ(呪い言)を掛けられたときに噛み切って無害にするという機能をもつ。サカウタは歌掛けの相手に呪いを掛けることが出来る歌のことである。サカウタを掛けられると霊力が弱くなりついには死に至る。故に他集落では無闇に歌掛けをしてはならない。
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テング
1977年
赤羽川のあたりに一人の天狗が住んでいたが、弓術は下手で、普通の天狗より鼻が高く、歌を詠んだりするが他の歌を詠む天狗の仲間には入らなかった。文政の頃、神田や新堀、本所の天狗と戦ったことがあるが一度も負けなかった。
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コウボウダイシ
1979年 石川県
能登国鴉島で900年に及ぶというある人の家の棟札に、弘法大師の筆によるという歌が記されており、火除けの歌として人々が用いているという。
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オニ
1979年
子供が遊びなどで鬼を決める時に歌うはやし歌について。
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キツネ
1933年 鳥取県
昔、山の上段というところに、歌好きの狐が住んでいた。毎夜、良い声で唄ったり、人の歌を聞いていた。ある夜、酒宴をしているときに障子に人の影が映り、障子を開くと狐がころげ込んだ。
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キツネ
1931年 山梨県
歌の上手な久四郎が山に行ったとき、狐に憑かれた。狐にたずねると歌の声に惚れてきたのだという。そこで小豆粥と油揚げを食べさせ、焙烙を焼いてかぶせるとやっと正気に戻った。
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ネコ
1936年 石川県
「釶打そんにやの猫や・・・」で始まる歌は手拭をかぶって踊りに出た猫が婆を食い殺してくるしま浜へ逃げてきて歌った歌である。
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ヤコ,タタリ
1923年 山形県
赤子の夜泣きは野狐(ヤコ)の精がたたっているためだといって「奥山の池のほとりに泣く狐 おのれ泣けどもこの子泣かさぬ」という歌を半紙にかきつけ、赤子の部屋の床柱の裏にはりつける。それでも泣き止まないときは、この歌を三度書くまねをして夜泣きを止める。
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ケイワクセイ,ナツヒボシ
1976年
敏達帝の9年、土師連八島という優れた歌唄いがいた。そこへ毎夜どこからか人が来て一緒に歌遊びをした。どこの人かと後を追うと住吉の浜辺に至り、明け方海の中へ消えた。これを聞いた聖徳太子は、それは熒惑星であると言った。
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ボウレイ
1963年 鹿児島県
歌かきの亡霊と、歌かきをする時、亡霊の言う通り三味線の弦を上げると、糸が切れて負けると命をとられる。歌かきの時には鶏を連れて行き、鳴き声で夜明けを早める。亡霊から出される南瓜は馬糞である。
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キツネ
1975年 東京都
王子で狐が歌を謡って踊るという。
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タマシイノモヌケ
1974年 滋賀県
近江国土山で、朝寝好きの人がある朝早起きして歌を作り短冊を梅の木に付けた。朝食の用意が出来たので呼んだら姿が見えなかった。探したところまだ寝ていた。驚いて起こしたが歌のことは知らないが、よく似た夢を見たと語った。よく聞いてみると驚かせたかったらしい。
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ヨナキ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
子供の夜泣きで困ったとき、「さるさわ池のほとりのひる狐」で始まる歌を唱えるとおさまるという。
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