ネコガミ,サルガミ 1976年 岡山県・広島県 備前、備後には猫神、猿神がいた。
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ジャコ 1976年 四国に蛇蠱というものがあり、俗に土瓶という。
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イヌガミ 1979年 四国には今でも犬神の子孫がおり、結婚に際して差別を受ける。
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オオサキ 1976年 群馬県 上州南牧には大さき使いがいる。
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クダ 1976年 長野県 信州伊奈郡(伊那郡)にくだがいる。
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クチナワ,トウビョウ 1979年 広島県 安芸に小くちなわと呼ばれる蛇神がいる。また、人家に近寄り蛇神を使う者がいる。その家には小蛇が多く集まり、他人に憑いて災いをなす。それは四国の犬神や備前児島の狐のようである。中国の猫児もこの類といえる。
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ケンコ,ココ 1976年 島根県 西国雲州の辺りに犬蠱、狐蠱というものがあり、俗に犬神という。
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キツネツキ,ケンコ 1977年 ある人が言うには、狐憑きの人は四国に行くと憑き物がとれるという。これは四国には犬蠱があるからで、蠱と狐はその気が相反するからか。
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イヌガミ,(ヘビガミ) 1979年 四国には犬神ということがある。犬神を持っている人が誰かをにくいと思えば、その人に犬神がついて心身を悩まし病気にする。病気になった人は犬神の事ばかりを言うようになる。中国や西国あたりの蛇神も同じようなものであるだろう。
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ジャシン 1918年 愛媛県 頭が猿、足が犬で尾が蛇である怪獣を切ったところ、各部分が別のところに着き、蛇神・猿神。犬神となった。その後狐つき等も入ってきた。蛇神の憑く家系があったが蛇の嫌いなものを撒くと、帰るといって離れていく。
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ヌエ,イヌガミ 1949年 徳島県 昔、中国から怪しい獣が飛んできたのである武士がこれを3段に射ると、犬のような首は阿波に落ち犬神に、猿のような胴は讃岐に落ち猿神に、蛇のような尾は備前に落ちて吸葛となった。
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クダ,クダギツネ 2002年 長野県 くだ、又はくだ狐と呼ばれる動物は、大きな鼠の様だとか、小さな狐の様だといわれ、くだを飼って金持ちになったと言う家がある。
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ツキモノ 1964年 高知県 猿神筋・犬神筋・蛇神筋の家系があり、婚姻上の問題となっている。蛇神を生霊とも言う。主に女に着く。
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ドクジン 1983年 岡山県 土公神は火の神、イロリの神、カマド神、作神、牛の神、家の守護神であり、一家の中心的な神である。大黒柱や炊事場の付近で祀っている。
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(ゾクシン),ウルシ,ヘビガミ,イヌガミ,ネコガミ 1935年 山口県 うるしの木の傍を通るとうるしが、蛇や犬や猫の死体の傍を通ると蛇神、犬神、猫神が憑く。なので「うるし(蛇神・犬神・猫神)うつんな親子じゃないぞ」と唱えて通る。
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(イヌガミ) 1980年 四国地方では犬神という事がある。犬神が憑いている人に憎まれた者は、すぐに犬神が憑き、心身共に混乱して病気になったり、死んでしまったりするという。しかしこれは病者が犬神を常に恐れ、病気になると、常に犬神の仕業と思っているためであると、四国地方に住む医者はいう。
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ココ 1979年 島根県 出雲国には狐蠱があるという。ただし、これはどこにでもある。
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クダギツネ 1931年 長野県 くだ狐にとりつかれている人は腋の下を見ればわかるという。また、くだ狐は三年もとりついていて、その家の味噌は底から減る。くだ狐のいる家は物持ちになるがしまいにくだ狐がうんと増えるので身上を食いつぶされてしまう。
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クダキツネ 1974年 長野県 ある人が信州伊奈郡松島宿の村で怪獣を殺した。猫ほどの大きさで顔は獺の如く、毛は全て灰色で尾は太く鼠のようだという。誰も見た事がなかったが、信州の方言である「管」という獣とされた。これは妖物で、人に姿を見せず、代々これが憑いている家があるという。
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ヨウジュツ 1977年 外国に金蚕猫鬼等、様々な妖術があり人を悩ます。我が国四国の犬神や安芸の蛇神(とうびょう)、備前児島の妖狐等人に憑いて災いをなすものも邪道である。
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イヌガミ 1964年 大分県 犬神筋は婚姻と葬儀の焼香の際に差別される。後者は次第に崩壊しつつあるが、前者は根強い。犬神筋でない人が犬神筋の人と結婚すると、縁切りされる。犬神がとり憑くという事を信じている人は皆無に近いが、親族集団からの縁切りが、犬神筋の差別を存続させている。
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