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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(カイスイノイロ)
1975年
正和壬子4月12日、相州の海水の色が赤く変じ、西は豆州から東は武州、総州に至るまで300里の間の海水の色が変わった。『玄中記』に、頭から尻尾まで船で7日かかるという魚がおり、産卵の際には100里が血に染まるというが、おそらくこれが原因だろう。4日後に海は元に戻ったが、ほどなく元亨・建武の乱が怒った。

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カミナリ
1974年 埼玉県
武州板橋から1里ほどいった処の西戸田村に、2人の娘を持つ寡婦がいた。その妹娘が正保4年5月28日に母をさんざんに打ち据え、くたびれたといって昼寝していたら、空が急に曇って大雨が降り、雷が落ちるとその妹をつかんで消えてしまったという。
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シガツココノカニウミデシンダヨニン
1984年 新潟県
4月9日に海で死んだ4人を供養する行事が九日だおしで、しばらく絶えていたが昭和25年4月9日に大しけにあったことから再開された。
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ボウズコイ
1940年 東京都
武州八王子の俗信。夜に赤ん坊が泣くと、ぼうずこいが山から来て、羽の中に入れてさらっていく。
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イチョウ
1983年 東京都
武州豊島郡新堀村の名主・権四郎の家の近くにある杉の梢から、4月の中頃より夜な夜なポンポンと無く声が聞こえた。その声は6町四方に響いていた。先月13日頃にその異鳥を捕らえた者があり、それによると、大きさは鵁の2倍ほど、羽の色は黒く、羽先は瑠璃色に光り、眼のふちは金色に光って大きく、足は黄色かったという。
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(ウマレカワリ)
1982年 群馬県
ある家の子供に、「武州××作左衛門」という名前の痣が書いてあったという。その人の墓土を貰ってこすったら消えたという。
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シガツココノカニウミデシンダヨニン
1984年 新潟県
4月9日に海で死んだ4人を供養する行事が九日だおしで、この日、遊びたくて氏神の縁の下に隠れていた14歳の子も連れて行かれて死んでしまった。
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ムジナツカ
1979年 群馬県
上州館林茂林寺から1里ほど西に狸塚という村があり、村中で犬を飼うことを禁じている。
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アカイタイヨウ,アカイツキ
1982年
享保16年4月5日、日の光が丹のように赤かった。夜になると月も同じように赤かった。
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オイヌ
1995年 静岡県
1859年8月29日の日記記事。武州三峯山の御犬様のお影の効能を疑った人が神罰を受けた。
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〔イノクマ〕,ダイジャ
1964年 福島県
伊達郡・信夫郡は昔は大きな湖で、七頭の大蛇が主であり、3年に1度人身御供をとっていた。あるとき玄熊が現れて大蛇と7日7夜の噛みあいをして、大蛇が負けた。大蛇は人身御供をしていればおとなしかったが、玄熊は手に負えないので、日本武尊に退治を願った。日本武尊は掘割を作って湖水を抜き、玄熊を射殺した。
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ボウレイ
1977年
2月15日、5月15日、7月14日、8月15日、9月16日、12月晦日の年6回亡霊が来る日だと言う。7月14日と12月晦日は特に別に祭る。
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オオザメ
1934年 三重県
旧暦の6月1日は、大島の神の祭日で、その日に二神が海中で逢うので海女は仕事を休む。昔、この日に海女が海に行くと、海水が渦巻いていたので帰った。それ以来、決してこの日には海で仕事をしない。
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(エエジャナイカ)
1977年
ある乙酉の年に、難波や奈良など畿内各地で、妖霊の言葉を言いふらして諸人が狂ったようになり、老若男女数万人がそろって伊勢へ参宮した。それと同じ頃に伊勢で降った大豆が大麻に変わったり、中島郡吉藤村に麻筥が降ったり、知多郡有松村の童子の背中に大麻が降りかかったりしたという。それは三州や濃州や遠州や駿州でも起きた。
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ボン
1956年 宮城県
7月12日、船が海から帰ってくると、「仏様がお出でになった」といって船を出迎えるという。
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リュウジン,リュウオウ
1986年 沖縄県
那覇にあった竜王殿は中見城にあったのを天妃廟前に移したといわれている。旧暦1月4日、5月5日、9月9日、11月冬至、12月24日に祀っていたと『琉球国由来記』にある。
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ムジナ,ツキ
1974年 茨城県
田に水を引きに行くと、木にぼんやりと月がかかっていた。7日の月は西に没していないはずなのに、その月は反対の方角に出ており、もやがかかっていた。赤くてぼうっとしていた。気味悪くなったので帰ってきた。
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(ゾクシン)
1939年 和歌山県
年越し日に豆を12個焼き、1年中の天候を占うという。豆が白いとその月は晴天が多く、豆が黒いとその月は雨が多いといわれている。更に、白黒の色の交じる様で、風の有無も判断するといわれている。
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テング,ヤマツミ
1978年 神奈川県・群馬県
相州の大山や上州の妙義山などは山祇を祀っていたのを、今はおおかた天狗であると心得ているのだろうか。
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オイヌサマ,クダギツネ
1995年 静岡県
8月7日、くだ狐がコロリを広めているので、武州三峯山に御犬を借りに行くことになった。10日、御犬様を借用して帰った夜、御犬様を安置した郷蔵跡に足跡がつき、蔵屋敷の周辺で狐の鳴き声が聞こえた。
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ウミボウズ
1976年
先年、阿州・土州の境の沖で、高さ10丈ばかりで、上が細く末広がりで、大仏のようなものを見た。頭と思しきところもあるがはっきりしない。船の先、5、6町ばかりを通っていた。暫くして次第に薄くなり消えた。船頭が言うにはこれが海坊主であり、晴天で凪の日に出るが、めったに見られないという。
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チワタ
1976年 福井県
血綿という物が若狭の海に近頃出た。これが出ると戦乱が起こるという。赤い綿のようで、幅1間の平き物である。5里も10里も続いていたという。
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