イヌガミ 1954年 島根県 犬神が一番嫌うのはふくろうで、ふくろうは犬神を捕って食うという。農家の入口に、ふくろうの爪を下げているのを見ることがある。
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フクロウノコ 1974年 支唐禅師が諸国行脚の時に出羽国の寺で逗留した。その寺の庭に朽ちて半ばより折れ残った椎の木があった。その木を掘り取ると、朽ちた空洞から雌雄の梟が飛び去った。なかには土で造った鳥の形をしたものが三つ入っていた。その1つは少し毛が生えて、嘴や足もつき、生気も少し備わっていたという。
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フクロウ 1980年 ふくろうは不祥の鳥といわれるが、それはふくろうが人馬の白骨を集めて、木のうつぼに巣をつくるからである。古き世に、神が降りた所に骨が出ることがあるが、それは大方がふくろうの巣であるという。
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ウブメ 1979年 形はふくろうに似て、7、8月の間、夜な夜な出て鳴くという。
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(ゾクシン) 1985年 和歌山県 寺の裏から訪れるのは女の死人であるという。ふくろうが、「フルツク、コウ、コウ」と鳴くと死人が出るという。
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フルツク 2000年 フルツク(ふくろう)が、人の頭上や人家の端、または村境を鳴いて回ると、人が死んでしまう。
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ユウレイ 1989年 長野県 祟りがあるときに、幽霊になって出てくるという。足のない姿で、どこにでも出るという。
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ヤシャガイケ,イケノヌシ 2002年 滋賀県,岐阜県,福井県 越前では諸国行脚の若い僧が夜叉ケ池の主に魅入られたという伝説が伝わっている。
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コガネタケ 1930年 岐阜県 美濃の養老の滝にある神社の後方に、毎年二本ずつ生えるが、一年で枯れる竹があるといわれていた。
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(ミョウガ) 1982年 丹波国金ヶ崎社では毎年1月1日早朝、社前に茗荷3本が忽然と生える。当年は3日に生えた。
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テンジョウ,アシ 1967年 茨城県 金剛院という寺に、留守番をして住んでいた頃、夜中に天井から足が出ることがあった。そして「足を洗え、足を洗え」と言う。すると必ず村で不幸があった。
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ケマツリ 1964年 福島県 獲物があると、1匹に1度毛祭りをする。第1に耳と耳の間のえり首の毛、第2に左の耳先の毛、第3に右の耳先の毛、第4に左手先の毛、第5に右の手先の毛、第6に左の足先の毛、第7に右の足先の毛の、7箇所の毛を切って木のまたなどにあげ、日光権現様に祈る。猿丸猟師の子孫であると申し述べると、神様がよく守護してくださるという。
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ユウレイ 1989年 長野県 この世に恨みがあるとき、あるいは祟りがあるときに幽霊になって出てくるという。髪が長く足がなく、歯が出た姿で現れるという。墓・道端・屋敷に出るという。
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サントウノジャコツ 1973年 山形県 出羽国米沢にある日朝寺には三頭の蛇骨が蔵されている。長さは2尺あり、一端は双頭でもう一端が一頭あったという。
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ユウレイ 1990年 長野県 この世に恨みがあるときには、幽霊になって出てくるという。足のない姿で、お墓に出るという。
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カッパ 1986年 大分県 河童にはくちばしがあり,相撲を好む。頭の皿に水がたまっているときは大変力が強い。川の淵や池の他に海にも住んでいる。
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シングンノヤノネ 1977年 出羽国福浦に霊石があり、形は実に鏃のようで、雷の後で海辺に落ちているという。
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ヘビ 1937年 愛知県 蛇に足があると信じている者が村には1人か2人いる。馬車に轢かれて足を出して死んでいたという。雞の足のような形をしているとも言う。
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シラセ(ゾクシン) 1985年 和歌山県 亡くなったと同時に、母親の霊魂がすぐ子供たちのところに行って最後の別れをしたということがあった。子供のところでは、誰かが来た気配があったので表に出たが、誰もいなかった。3人が3人とも同じような目にあったという。
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テング 1991年 奈良県 天狗が飛んできてとまると言われていた天狗松という立派な松があった。その松が戦争中に枯れた。そうしたらある物知りの人が「天狗松が枯れたから日本が負ける」と言った。
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ユウレイ 1990年 長野県 この世に恨みがあるときは、幽霊になって出てくるという。幽霊は足のない姿で出るという。
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