リエン,エンムスビ,カワヤ 1976年 京都府 京師清水寺の本堂と奥の院の間には2つの厠が並んでいて、一方の中で離縁を祈り、もう一方で縁結びを祈れば、どちらも必ず叶うという。稀有なこともあるものだ。
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カワヤノバケモノ 1977年 妾を本妻が厠の中で殺したところ祟りをなすので正月ごとに祀って厠神としたというが正しい説ではない。また、厠の鬼に犯され厠に落ちて死んだという話も事実だとは思われない。
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ヘビ 1928年 宮崎県 お浪が池に、お浪という美女が入って蛇体になった。その後、水の乏しい村に清水が湧くようになった。お浪は寝ると蚊帳いっぱいになる。毎夜、戸口に濡れた草履が脱ぎ捨ててあると噂された。
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リュウ 1928年 宮崎県 お浪は10歳くらいの頃から病身なので、母親が霧島神社に願掛けをした。その後、丈夫になったので、15になってから親子でお礼参りした折、池から雲が立って、お浪を水底に引き入れ、お浪は龍になった。
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ネコ 1976年 16,7歳の娘が厠に行く時、必ず昔から飼っている猫がついていった。怪しく思い娘に尋ねると、何もせずに側にいるだけだという。ある時厠について行こうとした猫の首を斬ったところ、首が厠に飛び込んだ。見に行くと首が厠の中で蛇を食い殺していた。蛇が娘に想いを寄せているのを知っていたのだろう。
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カイナデ 1920年 京都府 京都では夜中に厠へ行くときは厠神に「明日からは来ません」と言って叩頭しなければならない。また、夜中に厠へ行くと毛むくじゃらの大きな手のかいなでが尻をそっとなでる。
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カワヤガミ,ボウレイ 1920年 京都府 厠に行く前には必ず咳払いをして厠神に合図をする。ある比丘がこの合図をせずに厠へ入り鬼面を汚したので鬼は怒って比丘をつけねらったという。
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エンキリノマジナイ 1964年 福島県 鎮守の下にある橋場のばあさんのそばの石の小さい宮に、よく切れるはさみを供えると縁きり、さびたはさみを供えると縁が切れないという。
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ナミオヨギノカタナ 1975年 三重県・愛知県 桑名の渡しで、ある人が人を切ったところ、その切られた人は3間程浪を泳いで2つになった。ゆえにその刀を浪およぎの刀という。
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カメノコ(ゾクシン) 1990年 島根県 亀の子が縁の下に入ると人が死ぬ。
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カッパ,ナミコゾウ 1949年 静岡県 麦藁人形が流された後、海で浪の音を立てて天気予報をし、豊作を保障する。河童(浪小僧)は農神とみられているらしい。
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サンボンアシノガマ,ムツアシノガマ 1974年 大阪府 浪華の松本周助奉時道人と号する人の家に三足の蝦蟇の乾物があった。また近年六脚の蝦蟇も得たという。
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ウマズメ,コナキ 2003年 山梨県 七年間子が産めず、離縁されそうになった女性は、氏神にお願いして、帰り道に鼻緒が切れて間もなく妊娠したといわれる。
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バケネコ 1965年 茨城県 華蔵院は華蔵院の猫が来ているので毎日濡れているのである。その猫が拍子を取り獣が大勢で踊っている。翌朝にはびっしょりなので来てみると、猫がそこで踊っていたことがわかる。魔物は利口だから衣でも取り替えているのだろう。今の華蔵院の娘はおとこおんなである。
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ハダカ,ハバカリ,カワヤガミ,(ゾクシン) 1915年 東京都 裸で便所に入ると厠神さまがお尻をひっかくといわれている。
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カワヤガミ,(ゾクシン) 1915年 東京都 裸で便所に入ると厠神さまがお尻をひっかくといわれている。
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(キンキ) 1973年 富山県 イタチが道を横切ることを「えものの縁が切れる」と言って嫌う。見ただけでは嫌わない。
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(キンキ) 1973年 富山県 イタチが道を横切ることを「えものの縁が切れる」と言って嫌う。見ただけでは嫌わない。
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ナミコゾウ 1959年 静岡県 陸に上がって弱っている浪小僧(河童)を海に返してやったところ、旱天時に、この浪小僧が自分の父に頼んで雨を降らしてくれたという話が浜松市に伝わっている。
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セッチン,カワヤガミ,タタリ,(ゾクシン) 1915年 栃木県 雪隠で唾を吐くと厠神に祟られて口の中を患うという。
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ナイナゼ,カワヤガミ 1919年 京都府 節分の夜に厠へ行くと、かいなぜがでるといって行かない。
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