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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ,ハクゾウシュ
1975年 東京都
江戸小石川の伝通院の上人が、京都から下向の際、伯蔵という僧と道連れとなり、上人の元で学ぶことになった。伯蔵は優秀だったがあるとき熟睡して狐であることが露見した。今伯蔵主稲荷と称し鎮守としている。元来この狐は下総国飯沼にいたという。弘教寺にも同じ話がある。

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(カハク),ヒョウスラリ
1980年
筑後・肥後・豊後では河伯が多く出現するという。肥後の川尻という所に、ヒヤウスラリの守りといって、河伯を制する人がいるという。
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ミツカドノギンナン
1973年 茨城県
寛政4年4月に、この村の百姓がなら茸というキノコを採ってきて、吸物にして食べようとした。不二沢幸伯という医師がちょうど来たので、なら茸を勧めたが、幸伯が持っていた三つ角の銀杏が勝手に割れた。兄が毒消しだといってくれたものだから、幸伯は吸物を食べずに帰った。吸物を食べた百姓のうち2人は即死し、残りも死にかけた。
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イナリダイミョウジン,ユメマクラ
1989年 東京都
狐が僧に化け、自ら多久蔵主と称し、夜な夜な学寮に来て法を論じた。後に稲荷に勧請して、伝通院の護法神とした。
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クラノカミ,ハクジャ
1941年 岐阜県
土蔵の中または付近に白蛇がいて、それが蔵の神、或いは蔵の主と呼ばれている。ある家の若主人が蔵に入ったら、大きな蛇がいて、それを殺そうとしたが失敗した。数日後、蛇が水を飲みに蔵を出たところを見て殺したが、次第にその家の身代が悪くなったという。
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イエジンサン
1996年 山梨県
ある家の人が、顔見知りの上人が役人に捕えられたときに、庇い立てしてやらなかったせいでその上人は処刑されてしまった。それからその家には病気や流産などの不幸が続いて、上人のたたりとされ、その上人をイエジンサンとして祀った。
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カッパ
1968年 千葉県
河伯(河童)は水の精・川の神様・水の主である。龍の化身といわれることもある。子供が溺死するのは河童の仕業と言われ、人間や動物の尻小玉を取るとされる。
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キツネ
1973年 茨城県
下総国飯沼郷で昔、浄土宗弘経寺にいた論議の上手な僧の正体は狐だった。僧は去ると言い、正体を見抜いた僧に何でも望みのものを見せると言った。僧が阿弥陀を見たいと言うので、見せてやるが拝んではならない、拝んだら自分は死んでしまうと言った。実際に阿弥陀来迎の相が現れると僧は思わず拝んでしまった。すると狐は死んでしまった。
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コレキノクロヤキ,カマイタチ
1975年 茨城県
下総国大鹿村の弘教寺の小僧が、かまいたちの風に当たり痛みに苦しんだ。そこで古い暦を黒焼きにしてつけたところ治ったという。
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キムラリョウハク
1972年 岡山県
上山の幕末の医師木村良伯は大山に上って空を飛ぶ術を会得したという。
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サンボンアシノキツネ
1932年 大阪府
白蔵主という僧が、鎮守である稲荷神を篤く信仰し奉祀していた所、ある日三本足の狐を得た。これは神が与えたものと考え懇ろに養育した所、狐も白蔵主に慣れてよくその心を悟り、賊難を防ぎ、凶事を未然に告げるなど、その不思議なことは言葉に尽くせぬほどであったという。
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リュウジョ
1970年 山梨県
日蓮上人が身延山で説教をしていた時、竜女が女に化けて聴きに来ていた。竜女は日蓮上人に見破られて正体を現し、身延山の鎮守になった。また、日蓮上人が流された佐渡にも竜女教化の話がある。美しい娘が日蓮上人の読経を聞きに来ていた。娘は結縁のために袖に曼荼羅を書いてほしいと頼んだ。上人は願いどおり書いたが、娘は実は蛇だったという。
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ニチレンショウニン
1972年 長崎県
ひでん上人と日蓮上人が雨乞い勝負をして、日蓮上人が勝った。ひでん上人は毒饅頭を日蓮上人に食べさせようとしたが、日蓮上人はそれを犬に食べさせたので犬は銀杏の木を三回半回って死んだ。日蓮上人は犬を葬って銀杏の木の杖を卒塔婆にして法華経を書いた。威力があったら三年ほどで芽が出るといいその通りになったが、杖が逆さまだったので葉が逆さまに生えてきた。その銀杏は今でも毒消しになるという。
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キツネ
1986年 大分県
狐は女に化けて道連れとなり,化かした元の場所へ連れ戻す。
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フチ,ソウ,タタリ
1976年 岡山県
備中松山より伯州に行く道に淵がある。夜、淵の底に何かあるので網で獲ったところ、引き上げられないので木に結わえて帰り、翌朝見に行った。すると網は解かれていた。剣を持って潜ってみたら何かがあり、その中に僧の頭があったので斬り殺した。その人は1年もしないうちに死んだ。
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ネココ
1926年
利根川にネココという河伯が住んでいた。住んでいる場所には渦が巻き、その岸には大水で流された柳が根を生じて茂った。
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ミツムネサン
1931年 山梨県
蔵にしまっておいたお金が少しずつなくなるので、蔵の番をする三峰様を借りてきてお金を盗む者を食い殺すように頼んでおいた。実はお金はその家の息子が盗んでいたのであり、2、3日後に蔵の前で殺されていた。
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タヌキ,ダンザブロウ
1975年 新潟県
佐渡国二ツ岩という山に、弾三郎という古狸がおり、非常に霊力がある。この狸は人に金を貸していたが、返さない者が増えたので貸さなくなった。ある時医師の伯仙が佐渡で病人を治したところ、病人の家の主が大金を礼にしようとしたが伯仙は受け取らなかった。すると主は自分は弾三郎という狸であり、これは兵火や洪水によって埋もれた金を、貧者を救う目的で拾い集めたものなので受け取ってほしいと請うが、やはり白仙は受け取らなかったという。次の日、礼に短刀を置いていった。
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オンンメサマ,ウブメ
1977年 神奈川県
昔、大巧寺の上人が川にかかる橋を通りかかったところ、赤ん坊を抱いたウブメに出会った。冥土の苦難を訴えるウブメに上人が経をあげて回向してやると、その心は鎮められた。数日後、美しい女が上人の前に現れ、お礼として1包みの金を置いていった。上人はこれで宝塔を作ったのだが、それが今日も大巧寺にある。
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ミツムネサン
1931年 山梨県
お蔵に三峰様を勧請していた家の隣家の嬶が、お蔵の米を盗みに入った。しかし嬶が米を盗んで蔵から出ようとすると、前に恐ろしい山犬がいて出られなかった。朝その家の人が出てきたので白状したら、山犬は消えた。
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カタメウオ
1975年 兵庫県
摂津国川辺郡昆陽池の魚は皆片目である。昔、行基上人が1人の男が倒れているのをみつけ有馬温泉に誘ったが、男は動けず、鮮魚が欲しいと言った。上人が魚を見つけてくると、男は先に食べろという。上人が半分食べると、男は、身体に黒瘡があるので舐めて欲しいと言った。上人がそれを舐めたところ、男はたちまち薬師如来となって、上人を試すため病身となって現れたと言った。その魚の残りを昆陽池に放ったので、片目の魚になったという。
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センジュカンノン
1983年 大阪府
法海上人がいた頃に、どこからともなく客僧が来た。上人に仕え一夏の間香水をとり、九旬過ぎて去ろうとした時その賃を乞うたが、上人が与えなかったので、波の上に立ち、我はふだらく山の主なりと告げ、千手観音の姿となって飛び去った。上人は千手の像をつくり安置した。その霊験はあらたかという。
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