ホシ,サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師の魂は入定星という星になり、冬になると沖の方に見える。この星が見えると、海が時化ることを予知しているといい、地元の漁師は村人を守ってくれる星だという。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1971年 福島県 月の近くに星が出ると人が死ぬ。
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セイウ 1980年 福島県 寛政10年(1798)10月29日の夜に、甚だしく星が飛び、まるで星の雨のようであったという。また江戸でも同じことがあったという。
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(ホシニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 星の飛ぶ日はなぎ、月のかさは3日の雨、近星が出ると人が死ぬ。
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ホシ 1980年 和歌山 星が月に近ければ人が死ぬ。
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ニッショク 1975年 寛保2年5月の日蝕は、白昼で真っ暗になったが、星は爛々と輝いており、夜空のようだったという。星が見えたことを天文家も怪しんだ。
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オオギボシ 1976年 新潟県 天和のはじめ、扇星という星が出た。それより程なく越後公は滅家した。
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オツキトオホシ 1956年 宮城県 お月は先妻の子、お星は後家の子で、どちらもかわいく本当の姉妹より仲が良かった。しかし後家の母は実の子のお星ばかりかわいがり、お月をいじめる。あるとき後家がお月を殺そうと朝から包丁を磨いでいるのをお星が見つけて尋ねると、後家は「南瓜をたく」と言い訳をする。利口なお星は真相に気づき、自分の布団にお月を隠し難を逃れる。次の朝殺したと思ったお月が起きてきたのを今度は石のカラヒツに入れる。お星はカラヒツの下の穴からこぼすようにとお月に芥子の実を渡し、泣きながら「春になったら迎えに行くから」と言う。お月は山奥の土中に埋められるが、春になって咲いた芥子の花をたどっていったお星が山奥でお月と出会う。お星が持ってきたお粥を食べて元気がつくと2人でどこかへ消える。後家は年をとってざとうになり「お月とお星がいるならば、なあしてこの鉦叩くべや」と言いながらほいとう(乞食)して歩いたという。
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〔ニュウジョウボシ〕,タマシイ,サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師が断食をして死んだ後、恐れて村人は触らなかったが、その魂は入定星という星になった。
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(ゾクシン),ツキノワ 1933年 岩手県 月の輪の中に星があれば人が死ぬ。
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ツキトホシ 1956年 宮城県 月に星が添うと人が死ぬといわれる。
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(ナガレボシ) 1952年 島根県 夏の夜に星が流れたら晴。
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(イシニナッタホシ) 1977年 愛知県 星崎の浦にある星の社は、むかし星が落ちて石となった場所なのでそう名付けられた。その石はいま南野の民の長の家にある。いままた熱田の神を近い所に祀ったところ、7つの星が光を放って降ったので星崎の庄と呼ばれる。
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ツキノカサ 1952年 島根県 月のカサの中に星が出れば晴。
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テング 1974年 空を飛ぶ星をよばい星といい、声のあるものとないものがある。声のないものを枉矢と言い、声のあるものを天狗という。また天狗は夜を司る。
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サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師の魂が星になって布良星と呼ばれるようになった。これが時化を予告してくれるとして、地元の漁師に信仰されるようになった。
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イシ 1976年 宝亀7年、石が降った。
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キツネ 1980年 秋田県 山仕事に行った人が、昼間なのに急に暗くなって星が出たので帰ることにしたら、途中で田んぼの中を歩かされていた。狐の仕業。
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(テングボシ) 1980年 『日本書紀』に流れ星のことを指す天狗星を、あまつきつねと読んでいるが、年代記という書物には鼻が長く翼がある男性が、羽うちわをもって星に続いて飛んでいる絵が描かれている。
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ホシ 1982年 享保9年2月、坤の方角に大星が見えた。土御門殿が言うには、この星は老人星であり、天皇の長命と国土安穏の瑞兆であると言う。
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シゴノセイレイ,テンネントウ,ヒョウイ,ミコ 1973年 韓国 (韓国の事例)天然痘による死児の精霊を本尊とするみこは、豆やあずきをさわると気が遠くなって仮死状態になり、星が乱れ飛ぶところが見えるという。死児の霊につかれる前日に天神に星を食べて生きるよう言われる夢をみたみこもいる。
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