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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カイイ
1974年
延享二年、中山大納言栄親卿の家で、朝から晩まで調度品が動いたり陶器が飛んだりした。祈祷したが効果なく、秋には大納言が急死した。後に怪異は毘沙門堂里坊に移り、三月、雛人形を飾っていると人形が笑った。

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(タダビトデナイヒト)
1976年
久世大納言という人がいた。風呂に入ろうとしたとき、この湯はけがれている、火をあらためよと言った。後で、火を焚いていた者が、煙草を吸っていたと白状した。この大納言はいつもこのような事があったので、只人ではないという。
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ヒナニンギョウ
2002年 香川県
二ノ坂の焼き場の近くに住んでいた三平さんの家では、雛人形を飾って声をかけていた。ある日、この家が火事になったとき、お性根が入っていたのか雛人形は外へ転がり出ていたという。
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テング,キツネ
1975年
文化9年に73才で亡くなった大納言有政卿は豪胆な人で、庭先で狸を手捕りした事があった。また志賀の山越の時天狗が狐を連れて遊行しているのに出会った事もある。
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ユメ
1976年
伴大納言善男は、西大寺と東大寺をまたいで立つ夢を見た。すると、必ず高い位にいたるが、罪をかぶると言われ、その通りになった。
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カミノオツゲ
1956年 福島県
炭焼を業とし採金もしていた藤太のもとへ、京都の大納言家の姫がやってきた。良縁に恵まれなかったが、藤太に嫁げとのお告げを受けたという。二人の間には吉次という男の子が生まれ、採鉱の技能に優れていたため家は栄えた。
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ベンジョノニンギョウ,(ゾクシン)
1974年 宮城県
虫歯のときは便所に飾った人形を噛むと治る。
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キツネ
1974年 愛知県
尾張大納言が津島で鷹狩りをしていた時、薬の調合のため狐の生肝を所望した。そこで餌指の市兵衛が狐を捕まえ、残りの肉と皮までもらいうけた。すると清洲にいた彼の妻にその狐が憑き、恨みを晴らそうとしたという。それを聞いた大納言は、狐は霊獣なので道理が通じると考え、家臣の真島権左衛門を派遣し、今回のことは薬を調合するためであり、同じ死すべき命を人間の薬のために使ったのだから喜ばしい事ではないかと狐を諭した。すると狐は我らのような畜類に、大君の厳命を頂けるのはありがたいと言って憑くのをやめたという。
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シラタマ,レイム
1977年 三重県
重源が東大寺の大勧進職に補任された時に二所太神宮に参詣した。その時に霊夢を得て二所ともに白珠を賜ったという。今、その玉1枚は仁和寺に納められ、1枚は卿の二品の家に伝えられたという。
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テング
1958年 福井県
ある人が天狗にだまされて、一晩中山の出口の道を探したがわからず、朝までうろついていた。
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ワカイオトコ,ゲイシャ
1933年 大阪府
毒薬自殺で心中を遂げた男女の影が度々目撃される茶屋がある。祈祷しても全く効果がないが、鴨居に水を供えておくと不思議と怪異は起こらないという。
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ソセイ,コリ
1982年 京都府
享保7年9月中旬、四条油小路通辺のある婦人が死んだ。葬式の用意をして出棺しようとすると、死人が生き返り、食べ物を要求した。医師を呼んで診せたが脈がない。ならばと、山伏や陰陽師を呼んで祈祷させたが効果がなかった。万策尽きたのでそのままにしておくと3日後に再び死んだ。狐狸等が入っていてのだろうかと近くの者は噂した。
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カイイ
1976年 京都府
官人の牛が庁の中へ入り、内裏の座に上って伏したのを重い怪異と見て、牛を陰陽師のもとへ遣わした記録がある。また、黄牛が外記庁に入り築垣に上る、牛が陣座に上り畳を食う、野狐が大納言の朝座に居る、大極澱の楼上で犬が吠え烏が数百群飛ぶなどの怪異もあった。いずれも何事もなかったという。
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キツネ
1970年 岡山県
豪溪寺では病気祈祷、年祝いの祈祷、同族神のお祭りでの祈祷、家の上棟式の祈祷、正月の家祈祷、そして憑いた狐などを落とす祈祷などを行っていた。
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ユメ
1976年
宇治大納言が、夢で大きな蜜柑3つを見た。夢ときが、牛を3頭得るだろうと言うと、その通りになった。のちに、別の者がこれは3代の天皇の関白になるだろうと言うと、その通りになった。
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タタリ
1974年 静岡県
寛永年中駿河大納言は浅間の使者の猿を狩った為、心狂って行状もよくなく、左遷籠居のうえ自刃した。猿の祟と伝えている。
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チイサナオンナノコ
1984年 秋田県
夜なべをしていたら家の太い柱から小さな女の子が出てきて、2度ほど廻って見えなくなった。娘に似ていたので布団を見に行ったが、すやすや寝ていたので気にとめなかった。その後、娘は急死してしまい、あの時もっと注意していればと親は嘆いた。
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ムジナ
1935年 新潟県
家の人でも知らない怪異がある。家の主は狢であり、初めて家に来たものには、怪異をなし、時には恐ろしい姿を見せる。嫁が来たときも同様であった。
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ヒカリモノ
1982年
享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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トオリアクマ
1977年
享保元年初秋、火災に類焼して仮住まいしていた時、縁側で煙草を吸っていると、焼け跡の草の上を腰の曲がった老人が笑いながら向かってきた。目を閉じて法華普門品を唱えながら心を落ち着けると消えた。その夕方、3、4軒向こうの家の妻が乱心した。
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ウジガミ
1943年 静岡県
氏神が人形を嫌うので、雛祭りをしない。もし人形を持っていたら、その家は運が悪く、病気が多いという。
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ウメワカノナミダアメ
1956年 宮城県
三月十五日の雨のこと。梅若丸が人買いにかどわされ、隅田川のほとりで三月十五日に死んだという。
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