ゴシンタク,サトミヤ 1931年 長野県 里宮は鎌倉時代からあったが、荒れてしまっていた。延宝か天和のころに冠者殿宮を造営しようとした時、山から切った木材を運ぼうとしても動かなかった。里宮の祟りだと思い伺いをたてると「我が宮を建ててから彼の宮を建てよ。神は逆礼を受けない」という御神託があった。その後、旱魃のときに里宮に願をかけると、5月27日の午の刻に雨を降らすというご神託があり、その後雨が降った。
類似事例 |
|
ホウトウ,タホウブットウ 2002年 京都府 宝塔である多宝仏塔は、はるか昔に地面より沸き出たという。他にも如来舎利塔・辟支仏塔・阿羅漢塔・転輪王塔などの宝塔があり、それぞれに塔層や装飾の違いがある。
類似事例 |
|
ヤマンバ 1977年 静岡県 やまんばさまを祭った宮の跡に建てた家で3度同じところから火が出た。
類似事例 |
|
カッパ 1930年 福岡県 今の水天宮のある辺りにて水浴びをしている人の中で、一人だけ引かれて餌食になる。水天宮が出来てからは、引かれなくなった。
類似事例 |
|
センゲンジンジャ,タタリ 1944年 山梨県 ある家の者が、自分の家の屋敷神として浅間様の位を京都へ行き取ってきた。そして、浅間神社の祭日と神輿の渡御の方法を変更した。長男がコレラで倒れ、以降不幸が続出し、翌年の祭りの頃には、家族のうち老婆を残し死に絶えた。新盆の竿に蛇が登った。浅間様は蛇ともいわれている。
類似事例 |
|
オハカ 1999年 栃木県 小学校が建っている場所は、昔、お墓だったという。
類似事例 |
|
キツネ 1987年 山形県 宮外沢にはキツネが多くいて人に憑くといわれ、みな近づかなかった。
類似事例 |
|
テング 1915年 長野県 当地方(信州松本)では毎年春に古峯ヶ原へ代参を立てており、その宿泊中に天狗が給仕に出るといわれている。
類似事例 |
|
カミサマ 1977年 福島県 神様は、仏おろしと神おろしをしてくれる人のことである。坂下にいる三平さんという神様は、病気の時や行方不明者が出たときに、頼まれて神おろしをした。水に入っているものの事は判らないが、山に入っているもののことは判り、どちらの方角に行ったとか言った。
類似事例 |
|
クビナシ 1974年 長野県 信州松本領平田村で、寛永年中、村を追放された盗人が雷雨の時に首を抜かれ胴体だけになっているのを見廻りに来た村人に発見された。
類似事例 |
|
タヌキ,ブンブクチャガマ 1935年 群馬県 いわゆる分福茶釜の話。青龍山茂林寺では、四百年ほど前に、茶釜が狸に化けて(狸が茶釜に化けて?)小僧達大勢との活劇があった揚句、その釜は払い下げとなった。古物商の間を転々する間に、見世物興行をするものがいて、大いに当たった。この男が前世で善根をほどこしたためという。男は相当の資産もできたし、お釜様にも楽をさせてあげようとこの茶釜をもとの茂林寺に納めたという。
類似事例 |
|
オニ 1982年 群馬県 浅間山と富士山が背比べをしたとき、浅間の神が鬼を集めて土盛りをした。鬼が集った鬼の土俵がある。そのとき里芋の葉っぱで滑って転んで胡麻の草で目を潰したので、里芋と胡麻は作らない。そのときこぼした土が小浅間になった。
類似事例 |
|
オンナノカミ 1991年 小野家が神主をしている宮では、美しい女の神に近づいて、最も優秀な子を産んだという。
類似事例 |
|
タヌキ(ゾクシン) 1972年 兵庫県 新しい下駄は朝のうちにおろさないといけない。夜におろすと狸がつく。
類似事例 |
|
ヤハタダノタタリ 1969年 福島県 八幡様の屋敷跡が田圃になっている。その田を作っていた人は次々と一家が死に絶えたり、病人が絶えなかったりした。
類似事例 |
|
テングサマ,スイテングウ 1975年 新潟県 孫ジイさんが神がかりになって自分の頚を絞めた。水天宮だと名乗り、別の神を祀っていることを戒めた。その後ジイさんは元に戻り、治療をし始めた。17日は水天宮の命日で、この日に神がかりになった人の口から、水天宮が外の神と共にこの家に来たと告げた。
類似事例 |
|
カワウソ 1998年 富山県 カワウソの宮と称されていた神社の御神体は観音像である。
類似事例 |
|
タタリギ 1983年 静岡県 赤宮神社(オシャモツ様)の境内の木は祟り木で、伐ることも折れることもしない。
類似事例 |
|
キツネ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 履物を昼におろすと狐にだまされる。葬式のとき午後におろすからだともいう。
類似事例 |
|
ムゲンノカネ 1935年 長野県 信州の野沢町の近くに長者がいた。或る年に訴訟が起こり、是非とも勝ちたかったので、願い事が必ず成就するという高野山の無間の鐘をついた。そのおかげで訴訟には勝ったが、その後は不幸が続き、ついに没落してしまった。その屋敷跡には家を建てる者がないという。
類似事例 |
|
リュウグウ,ハギワラ 1936年 長崎県 いつのころか、長者原に夫婦がいて、長い間龍宮を信仰していた。あるとき龍宮に招かれ、龍王からはぎわらをもらった。そのはぎわらを先達にすると海が割れ、即座に家に帰り着いた。家に着き、はぎわらの天窓をなでて居宅と四方四万の蔵がほしいというとそのとおりになった。また、夫婦ともに28歳になりたいという願いも叶った。しかし、はぎわらを龍宮に返すと全てを失ってしまったという。
類似事例 |
|