ヌエ 1975年 京都府 『源平盛衰記』には、頭は猿、背は虎、尾は狐、足は狸、音は鵺であるといい、『平家物語』には、頭は猿、むくろは狸、尾はくちなわ、手足は虎の姿で、鳴く声は鵼に似ているとある。つまり、鳴く声を鵼といっているのであり、総体を指しているわけではない。
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ヨウカイ 1978年 東京都 世によく知られている事に「御城妖怪の事」がある。
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(ゾクシン) 1969年 岐阜県 鳥が家の中に入ると良い事があり、出ると悪い事があるという。
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ヌエ 1975年 京都府 康治3年4月25日寅の刻、同年6月18日丑の刻、同月24日に鵼が鳴いたとある。
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ボウレイ 1974年 亡霊に水を供える事は日本に昔からある事である。『日本書紀』の歌にも詠まれている。
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バケモノヤシキ,ユメ 1974年 茨城県 総州古河に化け物屋敷があり、そこに住むと夢に歌を見るという話が収録されている。
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ヒバシラ 1960年 神奈川県 火柱を見たことがある。倒れた方には火事があるといったが、そのような事はなかった。
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ヌエ 1974年 ぬえが鳴く時に招魂の法を行う事や、ぬえの声はねずみに似ている事、西洞院二条下ル町にある鵺石の事など、ぬえに関する考証。
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トシガミサマ 1943年 山梨県 あらぶく(親の忌みにある者)は、歳神様の下を通る事ができない。
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ヘビ,(ゾクシン) 1942年 富山県 道を歩いている時、蛇に道を遮られるとその日にはよい事がある。
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キツネ 1971年 岐阜県 「狐を見た事がない」というと、一本橋を渡っているときに前後に1匹ずつ出るから、そんな事を言うものでないと言う。
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(シラハノヤ) 1981年 京都府 正徳5年8月20日、仙洞御所の庭に虚空から白羽の矢が1本降ってきた。矢は御叡覧され、めでたい事であると、和歌を添えて石清水八幡宮に奉納された。
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ガキ,シキ 1977年 田舎人が瘧を患った時、餓鬼が原因であるとして僧に施餓鬼供養させてその功徳によって病が治る事があるという。このような事は昔から言い伝えられているのだろう。
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テング 1976年 京都府 洛中では子供が暮れ方に迷子になることがあり、俗に天狗につままれたという。天狗は名はあるが姿を見たものはいない。多分老狐の所為であるだろう。
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タマモノマエ,キツネ 1978年 久寿元年春、仙洞に1人の美しい女が現われ、帝の寵愛を受けた。以来、帝の周囲で怪事が起こり、帝も病気になった。陰陽頭が占ったところ、下野国那須野に800才の狐がいることを突き止め、太山符君を修したところ、仙洞に現われた女は忽然と消えた。
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カマイタチ,テン 1975年 世の中にはカマイタチにかけられるという事がある。理由がないのに身体が傷つき、血が出る事がある。これを治すにはテンの毛をつければいいという。
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キツネ 2000年 石川県 狐がコンコン鳴くと吉事があり、カンカン鳴くと逆に凶事がある。
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テング 1934年 愛知県 深山ではしばしば天狗に襲われる事がある。その時は、草履を頭に乗せると良いという。
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テング,キツネ 1975年 文化9年に73才で亡くなった大納言有政卿は豪胆な人で、庭先で狸を手捕りした事があった。また志賀の山越の時天狗が狐を連れて遊行しているのに出会った事もある。
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カラス 1984年 福井県 カラスが7声続けて鳴くと不吉なことがある。
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イタチ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 いたちが鳴くと不幸がある。
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