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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ユメ
1975年 東京都
盗賊が、自分を捕らえた与力に、自分の死後は命日に線香を立ててくれと頼んだ。与力が承知すると、その御恩にいい盗人を捕らせようと盗賊は言う。盗賊が処刑された夜、夢に死んだ盗賊が出てきて盗人のいる場所を教え、果たして翌日与力がその場所に行くと、本当に盗人が逮捕できたという。

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ヤクシニョライ
2000年 愛知県
医王寺の薬師如来は行基が作ったものといわれる。昔医王寺に盗賊が押しかけ、薬師如来像や宝物を盗もうとしたことがあった。そのとき1人の坊さんが盗賊の前に立ちはだかり、盗賊たちをなぎ倒し追い払った。この時の坊さんは実は薬師如来が姿を変えたもので、像には盗賊につけられた刀傷が腕に今も残っているという。
類似事例

ヌスットガミ
1929年 岡山県
戸隠神社(石門別神社)では盗賊が隠れて命が助かったので、御礼に松二本を社前に植えたのが今も栄えている。それ故土地の者はこの社を盗人宮と言っている。(盗人を保護する神がある)
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ジゾウ
1931年 大阪府
地蔵堂の陰に隠れていた盗賊が、通りかかった地蔵信仰者の首を一刀両断した。しかし、切れていたのは地蔵の首で、これを見た盗賊は心打たれて倒れ伏した。
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トウゾクノハカ
1933年 山口県
たちばな川は、昔この地に住んだ盗賊を村人が斬り、その血をこの川で流したので太刀洗といわれていたのが訛ったものであるという。その盗賊の墓というのが残っているが、これに触れると病気になるという俗信がある。
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ヌスットガミ
1929年 岐阜県
大野郡大八賀村大字三福字に釜の森がある。昔からこの森に入った盗賊は縛られたことがない。(盗人を保護する神がある)
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オノテルサキミョウジン
1978年 東京都
照崎という盗賊が上野に住んで往来の妨げとなっていたが、ついに捕らえられ江戸坂本で処刑された。しかしその執念が人を悩ませたのでその地で神に祀った。
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コイ
1980年 神奈川県
盗人が夫婦で住んでいた鯛のうち、雄のほうを盗むと雌の鯛は悲しみで弱り、毎夜、妖精になって盗人の家に行き「夫を返しておくれ」と言い続けた。盗人の女房が外を見ると紫の着物を着た女がいた。女が去ったあとには紫の鱗が1枚落ちていた。
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カタナ
1978年 高知県
医師が和宮と恋仲になったが、あきらめてもらいたいと刀を渡された。その刀は盗人が入った時に鳴り出して、何事かと家族が騒ぎ出すと盗人は出て行った。
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ナナフシギ
1916年 山形県
源翁和尚の徳を慕って、山神が誓いを立てた。故に、火事、盗賊の障りがないと云う。
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イニンビー,ウマヌスラー
1975年 沖縄県
馬盗人がつかまって折檻を受けた。放免された後、宿を頼んだが、それが以前に今を盗んだ人と同じ門中の人だったので、馬盗人はふたたびつかまえられ、いましめをいれられて死んだ。その直後からイニンビーが出るようになったとい。
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コウシンサン,(ゾクシン)
1973年 三重県
庚申さんの夜に産まれた子には、「かね」のつく名前にしないと盗人になるといわれている。
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ナキゴエ
1967年 茨城県
盲目のあんまが歩いていると、盗賊に襲われ金を取られて殺された。その後、この場所を通るとあんまのすすり泣く声が聞こえることがあるという。
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(ホトケノカゴ)
2004年
盗賊が中将姫の庵を襲おうとしたが,仏が姫の周りを護っていたため果たせなかった。
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(ゲンスケムジナ)
1984年 新潟県
源助貉が守護をしている半右衛門宅に盗賊が入ったが、一晩中人影が見えたり咳払いが聞こえて何もとることができなかったという。
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ユウレイ
1974年 東京都
築地にあった御救小屋が愛宕に移されたのは夜中に焼死者の幽霊が出るためだという。しかしその正体は人を驚かして物を盗ろうとした盗賊だった。
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オンリョウ,ケンマンサマ
1937年 栃木県
村にきた会津藩士2人を盗賊と思って打ち殺し、金を奪って飯盛女を一同で買って使ってしまった。するとその年から村に悪疫が流行し、失火が続出したので墓碑を立ててケンマンサマと呼び、命日に供養することになった。
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オクナイサマ
1915年 岩手県
ある夜、南澤の某の家に盗人が入り、座敷から大きな箱を背負い出そうとした。しかし、オクナイサマに取り押さえられて動けなくなった。夜が明けて家の者が起きてみると、オクナイサマは神棚から降りて、盗人の荷物の上に乗っていたという。
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シュウネン,カミ
1976年 東京都
小野照崎明神は江戸の坂本にある。これは照崎という盗賊が、上野で往來の妨げをなし、遂に逮捕され坂本で処刑されたが、その執念が人を悩ませるため神に祭ったという。今は小野篁であると誤り伝えられているとの事である。全て片田舎で祭られる神には、このような類が多いだろう。
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ミガワリカンノン
1973年 東京都
常々観音を信仰しているものが日本堤で盗賊に襲われ切りつけられたが、金銭は奪われたものの無傷で助かった。文化3年の事。
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(ゾクシン)
1977年 和歌山県
庚申さんに関する俗信。庚申の晩に産まれた子は、盗人になるという、など。
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テング
1976年 中国・秦州
秦州で、ある夜人に呼ばれて歩いていると煙に包まれ、突然山の頂に出た。そこでは数人が会食しており音楽が流れていた。盗賊かと思い人を集めて戻ると、それは消えていた。神仙の仕業だろうか。日本の天狗のようだ。
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