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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カタナ
1978年 高知県
医師が和宮と恋仲になったが、あきらめてもらいたいと刀を渡された。その刀は盗人が入った時に鳴り出して、何事かと家族が騒ぎ出すと盗人は出て行った。

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ヘビ,カタナ
1965年 岩手県
坂上田村麻呂が刀を置いていった家がある。その刀を盗人が持ち出し、泉で水を飲もうとして傍らに置いたところ、蛇に見えたのでそこに置いていった。家の人が通りかかると、家宝の刀だったので持ち帰った。その泉を「のまねいみず」という。その刀の錆びを白紙でふき取り、その紙を水にとかして飲むと水あたりや咳に効き目があるという。
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コイ
1980年 神奈川県
盗人が夫婦で住んでいた鯛のうち、雄のほうを盗むと雌の鯛は悲しみで弱り、毎夜、妖精になって盗人の家に行き「夫を返しておくれ」と言い続けた。盗人の女房が外を見ると紫の着物を着た女がいた。女が去ったあとには紫の鱗が1枚落ちていた。
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キツネ
1971年 岐阜県
ある娘が腰元奉公をしていて殿様のお手つきとなり、刀を拝領して杉平集落に下がってきて、刀を洞に隠した。その後、キツネに憑かれた人が「刀がある」といって探したところ、この刀が出てきた。
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イニンビー,ウマヌスラー
1975年 沖縄県
馬盗人がつかまって折檻を受けた。放免された後、宿を頼んだが、それが以前に今を盗んだ人と同じ門中の人だったので、馬盗人はふたたびつかまえられ、いましめをいれられて死んだ。その直後からイニンビーが出るようになったとい。
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コウシンサン,(ゾクシン)
1973年 三重県
庚申さんの夜に産まれた子には、「かね」のつく名前にしないと盗人になるといわれている。
類似事例

カタナ
1939年 岩手県
先祖から人の手に渡してはならぬといわれていた刀を、事情があって売ってしまったが、翌朝になると帰ってきていた。
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ヌスットガミ
1929年 岡山県
戸隠神社(石門別神社)では盗賊が隠れて命が助かったので、御礼に松二本を社前に植えたのが今も栄えている。それ故土地の者はこの社を盗人宮と言っている。(盗人を保護する神がある)
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オクナイサマ
1915年 岩手県
ある夜、南澤の某の家に盗人が入り、座敷から大きな箱を背負い出そうとした。しかし、オクナイサマに取り押さえられて動けなくなった。夜が明けて家の者が起きてみると、オクナイサマは神棚から降りて、盗人の荷物の上に乗っていたという。
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ユメ
1975年 東京都
盗賊が、自分を捕らえた与力に、自分の死後は命日に線香を立ててくれと頼んだ。与力が承知すると、その御恩にいい盗人を捕らせようと盗賊は言う。盗賊が処刑された夜、夢に死んだ盗賊が出てきて盗人のいる場所を教え、果たして翌日与力がその場所に行くと、本当に盗人が逮捕できたという。
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(ゾクシン)
1977年 和歌山県
庚申さんに関する俗信。庚申の晩に産まれた子は、盗人になるという、など。
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タヌキ
1930年 兵庫県
ある郷士が夜に菱池峠にかかると、ひとりの美人がニヤニヤ笑っていた。狸に違いないと思い、刀で斬りまくった。家に帰り刀を見るとボロボロになっていた。不思議に思い峠に行くと、大石に刀傷があった。
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テングベエ,ダイコクテン,エビスサブロウ,ホテイ
2001年 京都府
そのころ盗人の大将に天狗兵衛という者あり、手下を引き連れ左近丞の家に押し寄せる。大黒天が天狗兵衛の頭を割ると、首は同へ収まってしまう。えびす三郎は釣竿を振って盗人の手下のきつね兵衛の鼻にかけ、生け捕りにする。布袋は座禅の最中で微動だにしない。かくて盗人は退散し、福の神たちは昼夜の酒宴を行い、管弦に興ずる。
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テング
1938年 福井県
武士が夜通ると、天狗に呼び止められた。毎晩邪魔をするといって天狗が刀を振り回したので、武士も勝負をした。武士が勝ち、天狗の刀を取ったという。その刀は今でも家の家宝になっている。
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(イショクジュウニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
十五夜の月の光で針に糸を通すと縫い物が上手になる、井戸を埋めるときには梅と葭(よし)を入れる、盗人予防として洗足桶を伏せておく、盗人が忍び込む際、家人が目を覚まさないようにと戸口に糞をする、門口に胡桃の木を植えて悪魔払いをするなど。
類似事例

カタナ,ハンニャノフダ
1972年 岐阜県
横蔵寺の大般若のお札は霊験あらたかなので戸口に祀る。昔、ボロボロの鍔を付けた刀を持った侍がいた。この侍が寝ているところを蛇が向かってきた。もう1人の侍がそれを見ていたところ、刀がシューッと音を立てて抜け、蛇を近寄らせなかった。目撃した侍は寝ていた侍を起こし、刀を取り替えてもらった。刀屋に見せたところ、刀はボロボロの古いものだったが、般若のお札が貼ってあった。そのおかげで蛇に飲まれずにすんだのだという。
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ヘビノアナ
1941年 福井県
蛇の住む穴に刀を落とした武士が、穴に入っていくと宮殿があった。大将に取り押さえられた武士が観世音を頼むと、大将たちがひれ伏して刀を返した。何とか外に出ることのできた武士は、神社に刀を納めて剣の神とした。
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ヌスビトカミサマ
1984年 長野県
ある人の家に泥棒が入ったので、追いかけていくと、山の神様の辺りで見失った。この神様が泥棒を隠したのではないかということになり、盗人神様と呼ばれるようになった。
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(ゾクシン),ネコ
1933年 愛媛県
人が死ぬと北枕に寝かせて、死体の上に刀を置く。もし刀を置かずして猫が跨げば、死人は忽ち這い出す。
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ミツミネサマ,イヌ
1933年 埼玉県
秩父の近くにある三峰神社があり、犬を祀ったものだとか、盗難除けの神様として有名だった。毎夜、盗難事件がおきるので「盗人退散」の願を懸けた。7日7日の後、夜に暴風雨が起きて人の悲鳴が聞えた。翌朝見に行くと、盗人が犬の姿になった三峰様に喉を噛み切られて死んでいた。
類似事例

カッパ
1928年 福岡県
接骨医師が、夜に便所に行くと尻を撫でられた。数回そのようなことが続いたので、刀を持って入った医師は、その手を切り落とした。その手は河童の手であった。河童に手を返す代わりに医者は接骨法を教わった。
類似事例

シロサル
1973年
羽州に山役所という処があり、ここを預かる大山十郎という人は、文政元年6月に先祖伝来の刀に風を当てていた。そこに3尺ほどの白い猿が1匹やってきて、その刀を奪って逃げた。十郎と供の者は後を追ったが、山中に入って見失った。翌日大勢で山に分け入ると、白猿は刀を腰に帯び、刀を抜いて人々と闘ったが、白猿の身には少しの傷も付かないかった。鉄砲すらその体を通らなかったという。
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