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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テンヨリクルトイフモノ
2000年 静岡県
駿府城の庭に、四肢に指がなく破れた衣を着て青蛙を食べる乱髪の者がどこからともなくやってきた。どこから来たのか尋ねると、天から来たと言った。家来が殺そうとしたが、徳川家康の命令により、城外に放った。

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オオモリジョウ,チ
1967年 福島県
大森城は平ヶ城とも白鳥城とも呼ばれていた。この城を破却した時、この道の堀を切ったところ、土のそこから血が流れ出したという。
類似事例

マイヅルノシロ
1931年 福岡県
群雄割拠の時代、舞鶴の城と呼ばれる不思議な力を持つ城があった。城から下を眺めると敵軍のことが人数から布陣まで地図を広げたようにわかるばかりか、攻撃するときには城が低くなって敵陣の前におり、退却するときには元の高さに戻った。敵が6合目より上に上ってくると、城も高くなって上まではたどり着けない。しかし、井戸を掘った場所がこの城の羽翼と背筋にあたる場所で、城の神通力はなくなってしまった。
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ヒカクノシロ
1931年 宮城県
館山という山にはかつて城があり、渋谷某という小大名が篭っていた。伊達正宗がここを攻めようとしたが、攻めるはずの城の影も形もなくなっていた。城を厳重に取り囲んだところ、真夜中に鳥の羽ばたきの音と共にまた城が消えてしまった。しかし、ある武者が裏切って、山が鶴の形をしているから城が飛ぶのだと教え、山の形を変えてしまったので、城は動くことが出来なくなり、落城したという。
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ドコモジゾウ
1975年
ある地蔵堂の堂守をしていた老僧が、参詣人もないのでどこかへ移ろうとしたところ、その夜の夢に地蔵が現れ、「どこもどこも」と告げた。これは「どこへ行っても同じ事」というお告げだと考えた老僧は、生涯をこの堂で終えたという。
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タタリ
1957年 熊本県
人吉城が攻め落とされた際、山田城の長続が城を奪い返して堯頼を帰城させようとしたが堯頼が死亡した為、長続が後を嗣いだ。その後、城を攻めた頼観兄弟を滅し、その首をさらしたところ祟りがあった。
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ダイニチニョライ
2001年 新潟県
城が尾という所に難攻不落の城があった。上杉景勝がこの城を落とすとき、猿八の人が野田からであれば城へすぐ行けると教えた。城が尾を落とし、 シンラク寺の仏様を焼いたが、焦げただけだった。川へ流しても流れずに、川を上った。のちに慈宣というお坊さんが飯持神社に納めた。
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カエル
1974年 静岡県
駿府城の門内には一切蛙が棲んでいないが、たまたま居ても鳴かない。門の外では多くの蛙が鳴くという。
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ダイジャ
1989年 長野県
天正十年、織田軍が武田軍を破るために攻め込んできたとき、台城の下の淵から大蛇が霧を吐き、城が霧に包まれたので攻めあぐんだ。淵に住む大蛇の仕業だと言うことで、淵に矢を打ち込んで、とうとう大蛇を殺した。その後霧は出なくなり、城はまもなく落ちた。以後、城を大蛇ヶ城という。
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ダイジャ
1949年 福井県
霞ヶ城の起こりは、城の主には大蛇がいて戦が始まると霞を吐いて城を隠し敵からは見えないようにしたことだという。
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オバケ
1989年 長野県
どこにでも区別なくオバケが出るという。
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クビナシウマ
1985年 愛媛県
昔イワガラ城という城があったが、その城主は戦で討ち死にした。その後毎年戦のあった頃になると、どこからともなくその城主が首のない馬に乗って通るので、通り道にある旧い垣根の一部が直しても直しても壊れたという。
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ダイジャ
1932年 島根県
昔、毛利氏が丸山にあった城を攻めた時、城には2匹の大蛇がいて、交替で濃霧を吐いて城を隠すので攻めあぐねていた。小春日和のある日のこと、長い籠城に飽いた若侍が小蛇を矢で射た所、屋根から落ちた小蛇は、地上に落ちた時には丈余の大蛇となった。その後霧を吐く蛇がいなくなり、城は落ちた。
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ホンジョウヤマノシロ
1931年 千葉県
本城山にはかつて、臆病な殿様が城を築いていた。酒井小太郎の大軍が攻めたとき、城は山の頂きと共に高くなり、一向に近づくことができず、引き返すとまた、元のように低くなった。しかし、臆病な城主が抜け穴のトンネルを掘ったことで城は奇跡を行う力を失い、城は落ちた。山の咽喉を切ったのが悪かったのだと言われた。
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ホウ,カイブツ
1976年 静岡県
徳川家康が駿河にいた頃、ある朝庭に肉人とでもいうべき小児くらいの大きさのものが現れた。遠くに追いやったが、ある人が言うにはそれは封(ほう)というもので、食べれば多力武勇になるという。
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ジンダイコノオト
1940年 福井県
晴れた月夜の晩に外に出ると、城山(杣山城)から陣太鼓の音が聞こえる。その音は、城に残る妄念のためであろうといわれている。
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ユーレイ
1989年 長野県
どこにでも区別なくユーレイが出るという。
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ユウレイ
1989年 長野県
祟りがあるときに、幽霊になって出てくるという。足のない姿で、どこにでも出るという。
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カタメノヘビ
1949年 福井県
天守閣を建てる際、人柱を立てる事になり、片目の男が自ら名乗り出て、必ずお城を守ると言って生き埋めになった。お城の蛇が片目なのはこのためで、城が大軍に攻められると、蛇は霞を吹き出して救った。
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フシギナジュツ,バテレン
1937年 京都府
亀山藩の剣術師範は、城を明け渡そうとしない大和郡山の城兵を白昼、術を使って眠らせ、そのすきに「いさぎよく城を明け渡せ」と貼紙をしてまわった。城兵が目を覚ますといつのまにか貼紙があったので、バテレンを使う相手がいると怖がってすぐに城を明け渡した。
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ダイジャ
1938年 京都府
千歳村の寺山な昔大きな城があったところである。当時城の主であった大蛇が棲んでいて、それを実際に目撃した百姓がいる。
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キツネ
1931年 群馬県
秋元但馬守が館林に城を築こうとした際、金山に住む狐を自称する白髪の老人が夢枕に立ち、自分がつける縄張りのしるしのとおりに城を築けば難攻不落の城ができるといった。但馬守が調べさせると、狐が尾を曳いた跡があった。その通りに城を作ったのでここは尾曳の城と呼ばれるようになった。但馬守は狐に謝意を表すため夜明稲荷を建て、狐霊を長く祀ったという。
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