国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

マモノ,ヘビ
1993年 埼玉県
葬式をしようとしたら、雲がさがって暗くなったので、棺桶を置いてみんなで逃げた。明るくなってから戻ると、棺桶に穴が開いていて軽くなっていた。そしてお寺でまた暗くなった。みんな逃げたが法正様は拝んでいた。すると法正様が頭を何かに引っかかれたので、数珠を頭上で振った。後で見てみたら、魔物の足なのか、蛇の足のようなものが落ちていた。

類似事例(機械学習検索)

ネコ,カシャ
1982年 群馬県
ネコが化けると火車になり、棺桶をさらう。すごい雲が出て嵐になり、棺桶が空になっている。
類似事例

ガンバコ
1976年 長崎県
昔、おじいさんが葬式に来て棺桶を預けて行った。何日しても取りに来ないので棺桶を開けてみると中にお金が入っていた。それで家が栄えた。
類似事例

マモノ
1968年 佐賀県
甕棺になる前の棺桶だった時代には、節を抜いた竹を棺桶に挿しておいて埋めた。翌日の朝主人が出かけていき、魔物が入っていないかどうか、竹を耳に当てて確かめたという。
類似事例

〔オオクラノキャク〕
1968年 愛媛県
大晦日の晩、きみという信心深い女が火の番をしていた。火が消えたので困って外に出ると、葬式が通っていた。火種をもらうと、棺桶を置かせてくれと言われる。棺桶を押入れに入れておくと、夜が明けると、金になっていた。きみは寺を建て、生き仏になった。
類似事例

クヮシャ
1978年 宮崎県
生前行いが悪かったものは、その棺桶が急に軽くなることがある。そういう時はかしゃが奪ったというそうだ。
類似事例

カンノンサマ
1969年 山梨県
ある晩にうっかり火を消してしまった女中の気立てのよい娘が、外を通った葬式のたい松をもっている人におとぶらいをもらうこととひきかえに火種をもらう、棺桶は自分の床の間に飾っておいた。翌朝その棺桶は金になっていた。仕合わせの身分となった娘も風呂へ入っているとき観音様となって、これを祭ってあるのが西国三番粉河寺の観音様だという。
類似事例

ヘビ
1952年 岡山県
夫婦の蛇がいるところをある人が通りかかると暗くなり、前方に美しい一人の女が立っていた。大蛇のお化けと思って鉄砲で撃つと、明るくなり、子供の足跡がついていた。そこに蛇神様を祀ることにした。
類似事例

キツネ
1994年 鳥取県
話者の里のおじいさんがお祭りの帰り、酔って歩いていると、何かがついてくる気配がしたので、持っていた折を投げた。翌朝見てみると、みんな落ちていた。
類似事例

カッパ
1987年 長野県
えご淵にはかっぱがいる。暗くなると出てきて人を騙すという。
類似事例

クロクモ,カイブツ
1935年 岐阜県
300年程前、庵主の尼の葬式の時西の空に掌くらいの雲が現れ、次第に広がり尼の棺桶を覆った。雲の中から何とも知れないものが棺桶を抱えて空へ行ってしまった。あちこち探したが、木の枝に掛かった尼の白衣の袖しか見つからなかった。
類似事例

ケンムン
1975年 鹿児島県
ある冬のころ、少し開いていた雨戸から、真夜中に猫のようなものがすっと入ってきた。それが火に当ると、人間のような姿になった。だから家族の者を起こして、みんなで見た。
類似事例

カシャンボ,ガシャンボ
1981年 和歌山県
炭焼きに行って小屋で粥を煮ていたら、夜になっていないのに暗くなり、大きな影がさして金縛りにあった。しばらくして動けるようになり、外に出たが何もいなかった。ガシャンボの仕業。
類似事例

レイ
1982年 宮城県
夜、寺の前の川で鮎釣りをしていた人が、女の悲鳴に続いて真昼のような明るさになり、再び暗くなった。霊が来たのだろう。
類似事例

ケンムン
1981年 鹿児島県
ケンムンに引っかかれるとかさぶたになる。ケンムンが近くにいる場所で魚釣りをしていたが、そこから戻る途中に頭を引っかかれて、雁瘡になったと兄が昔話をしてくれた。シマシラキなどの木にはケンムンが住んでいるといわれる。
類似事例

ウシ・マジムン
1931年 沖縄県
ウシ・マジムンは死棺を入れる棺桶が牛に化けたものだという。夜遅くの帰りに、赤牛が突進してきた。両角を追って組み伏せたが疲れて倒れた。翌朝になってみると棺桶の両側につけた飾り物を握っていた。
類似事例

(チュウニウクカンオケ),ネコ
2000年 青森県
金持ちの御姫様の葬式行列が寺に向かっていたとき、御姫様の棺桶が空に巻き上げられた。和尚が「とらヤアヤア寅ヤアヤア」と何度も繰り返すと、棺桶は降りてきて、棺台に収まった。猫のおかげで本堂も新しく建ち、和尚は立身出世したという。
類似事例

ヘビ
1937年 愛知県
蛇に足があると信じている者が村には1人か2人いる。馬車に轢かれて足を出して死んでいたという。雞の足のような形をしているとも言う。
類似事例

フスマ
1965年 愛媛県
山王様を祀っている祠の近くは昼なお暗く、おそろしく、ふすまという魔物が住んでいて、人に災いをなした。
類似事例

カワウソ
1939年 新潟県
夜歩いていると、突然暗くなった。すると堀の中に投げ込まれることがあり、投げられると元の明るさになって、上がることができる。これは川獺の仕業であろう。
類似事例

アシカキババア
1929年 栃木県
清水の山口境の土橋の下にいる足かき婆あがそこを通る人の足を引っかくという。
類似事例

キツネ
1975年 岩手県
魚を持って歩いていると、急に暗くなって川が溢れ出したりする。ばかされたと思って、持っていたものを食べてしまうと川が無くなって道になった。キツネは取るものがなくなって戻って行った。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内