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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(コウボウダイシ)
1980年 岐阜県
弘法大師が来たとき、ひどい雨が降っていたが神岡との境で止んだ。そこで笠を脱ぐと、笠が石になった。その後岩井戸で蓑を脱ぐと石になった。細越では杖が石になったという。

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ダケイシ,コウボウダイシ
1958年 岐阜県
ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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カサトサマ
1933年 愛知県
氏神の森へ入る辺りにかさと様を祀る石祠がある。雨の降る日、笠を被ってその前を通ると、必ず笠を取られたと言い伝えられている。
類似事例

ダンゴイシ
1986年 大分県
(弘法大師に)団子を与えなかったので石になった。
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バンノイシ
1980年 岐阜県
盤の石という石がある。これは弘法大師が碁を打った石だといい、これをかまうと暴風雨になるという。一メートル四方くらいの石である。アマノジャクのいわれがあるともいう。
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フチ
1959年 鳥取県
石を投げると雨が降るという淵の話がある。
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フウフイワ
2001年 愛知県
日間賀島の彦間の浜に2つの格好の良い石があった。ある時三河一色の人がこの石の片方を船に積んで帰った。その夜から女性の泣き声が聞こえるようになり、ある日その石から聞こえてくることがわかった。石を元の場所へ返すと泣き声は止んだという。それから日間賀島の人はこの石を夫婦石と呼ぶようになった。
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キツネ
1952年 山梨県
隣の爺さんが湖水に魚釣りに行った。暑いので笠をかぶっていたが、狐がお富という女に化けて笠を借りに来た。夕方返しに来るかと思ったがやってこない。お富に問い合わせ、狐にだまされたのが分かった。笠は高木というところに捨てられていた。
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アマゴイ
1974年 滋賀県
村の入り口にある石の上で火を焚く。すると、たとえ3粒の雨でも降らないことはないとか、いつまでも止まない大雨が降るといわれている。その石の上に、牛のわらじとか人が履いている草履などのムサイものを持っていくと、雨が降るといわれている。
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ムジナ
1939年 新潟県
田の上を笠が廻りながら飛んでいるので、覗いて見ると狢が尾を振りながら飛び回っていた。怪しいものが見えると、下駄などを脱いでその歯の間から透かしてみると正体がわかる。
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ヌマ,ヌシ
1929年 青森県
旅の女が一休みするときに笠を置き忘れ、その笠を置いたところが沼になった。諸国の沼主は主に女であった。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
石に関する俗信一束。白い石を死に石と言い普段使うのを嫌がる、石は卯の年に子を産む、など。
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チゴイシ
1989年 長野県
小田沢川に稚児石と呼ばれる石がある。この石に雨の降る日に大根を擦りつけると、血がしみ出てくるという。
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イシ
1993年 岐阜県
貧しい夫婦が石の近くに赤ん坊をおく。1時間ほどで戻ってみると、赤ん坊はいない。夫婦は石の近くに住むようになる。石が泣いているのに気づき、ほお擦りすると石は泣き止む。
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キツネ,ヒカリモノ
1944年 山形県
雨のしょぼしょぼと降る宵に、身に付けている蓑や笠が白く光る。光り物にたかられたと言うが、狐の仕業だから構わずにいるとじきに離れるものだという。
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タマモノマエ,シロギツネ,セッショウセキ
1976年 栃木県
宮中に潜り込んだ狐の正体がばれ、下野のこの地に逃げてきて石となり触るものはみな死ぬようになった。深草帝の御世に石は砕かれた。昔の石は埋まってしまって、今ある石は別の石である。
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イシ
1923年 岩手県
荒神神社に小牛くらいの大きさの黒い円石がある。娘がこの石に腰掛けると石に密着して離れなくなった。石の言うとおり、山に上げて神として祭った。娘は巫女になった。
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(ソウソウ)
1940年 福島県
葬送の際、死者の近親者は体が汚れているので太陽の罰が当たるといい、往きは編み笠を被っていく。帰りは編み笠を被って帰ると縁起が悪いといい、その笠を寺に置いて帰るという。
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バケイシ
1987年 山形県
杉化け石という石は、男が来ると女、女が来ると男に化けて人を騙した。坂上田村麻呂がその石を斬ってしまったという。
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シカイシ
1956年 宮城県
大きい石が牡、小さい石が牝。神鹿が石になったという。不踏石とも。
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ダイジャ
1932年 長野県
蛇枕石の由来。猪の平の池の端にあった石を前田屋が庭石にしようと運んで来た。翌日から稲荷山と鹽崎にだけ大雨が降りだした。その石は池の大蛇が昼寝をする石であった。石を元の場所か極楽寺へ持っていけば雨は止むというので、前田屋は極楽寺へおさめた。
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シロイシサマ
1991年 愛知県
真っ白なきれいな石で、石を動かすと「もとの山へ帰りたい」と泣く。その石を盗もうとした者は体が痛くなった。
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