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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムエンサン
1956年 東京都
船や山で弁当を食うとき、最初に無縁さんに米三粒か水を手向ける。三人で突きん棒漁に行ったとき、一人が岩の上に白いものを見て、空の荷物が重くて歩けなくなった。水のあるところをまたいだら急に軽くなった。

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ムヂナ
1938年 岐阜県
雨の降る晩傘をさして坂を登っていると傘が急に重くなった。登りきるとまた軽くなった。また、背中の荷物が重くなることもあった。狢の仕業だという。
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オシオリサン,シバオリジゾウサン
1941年 徳島県
人が死んだ所にある地蔵さんが、人が通る時に柴を手向けるという。
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サンニンニサンドマワラレルコト
1915年 和歌山県
三人に三度回られると、死ぬ。
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ユウレイ
1956年 東京都
船の中で幽霊に憑かれると「水くれ、水くれ」と言う。その時は面舵から弁当と水を少しやる。右舷からやると幽霊が船に入る。水をやるときも柄杓やアカ取りの底を抜かないと、幽霊が船に水を入れてくる。
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ヒトヲマワルコト
1980年 和歌山県
三人に、三回回られると死ぬ。
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キツネ
1983年 東京都
おまんじゅうを持って富士塚という所を通ると、風呂敷が急に重くなり、しばらく行くと急に軽くなった。狐が入って中のものを全部食べてしまったらしい。
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(ゾクシン)
1984年 新潟県
船上での禁忌。オオイオがついてきてしまうと困るので、船に乗っているときは唄をうたわせない。船に「流れぼとけ」を上げるとき、重いので「岡の上につきたかったら軽う上がれ」というと本当に軽くなる。
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ヒダルカミ
1948年 和歌山県
ダル神(ヒダル神)とは飢えて死んだ人の亡魂が憑くことで、急に腹がすいて動けなくなる。このような時は米粒を1つでも食べるとよい。米粒がないときは、指で掌に「米」の字を書き、舐めるだけでも良いという。
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キツネ
1972年 千葉県
近所の女の人が、山仕事の弁当を狐に食われた。
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キツネ
1988年 長野県
きつねが人についたことがあるが、つかれた人は急にものを言わなくなったり、着物のまま水の中に飛び込んだり、とても重い石を袂に入れたりしていた。このきつねを離すときには憑かれた人を叩いた。
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ダルガミ,ダル,ダニ,ヒダルガミ
1948年 和歌山県
ダル神につかれるのは険しくて迷いそうな道で、飢えて死んだ人の霊がつくことである。急に腹がへって動けなくなるが、米粒ひとつでも食べれば助かる。米粒がないときには、手のひらに米という字を書いてなめるだけでもよい。
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テング
1975年 福島県
弁当を持って山に行き、木に吊るしておいたら空になっていた。天狗に食べられた。
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ムエンサマ
1940年 埼玉県
子どもや結婚せず死んだ者は無縁様になる。無縁様は食べ物にガツガツしている。
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フダルガミ
1976年 徳島県
山中で不意にひもじくなって倒れると、フダルガミに行き逢ったという。こんなときには弁当の中の米粒を2、3粒投げると治るという。またじっとして念仏を唱えていると良いとも言う。
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オトーカ
1988年 群馬県
油揚寿司を持って一本橋を渡っていると、急に背負った荷物が重くなり歩こうとしても足が重くて歩けない。やっと家に帰りついて風呂敷を開けてみると、中身はとられて一つもなかった。そこではじめてオトーガに化かされたとわかった。
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ダリ
1981年 和歌山県
山ではダリが憑くことがあるので、弁当を1粒でもいいから残しておかなくてはならない。
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ガアタロ
1936年 兵庫県
ある晩、船が重くなり進まなくなった。船の後を見ると、黒いものがいる。よく見るとがあたろで、縄を引っ張っていた。
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シロイミズ
1986年 愛媛県
用の山の山奥には山のバアサンとよばれる山婆神社、大山祇神社があり、山の神の祠とも言われている。大きな岩に2つのくぼみがあり、右にヤマノジサ、左にヤマノバサが祀られている。昔、山の爺さんと山の婆さんの間から白い水が出た。県庁のほうにも送って調べてもらったところ、体にいいことが分かり、多くの人がもらいに来たこともあった。白い水は山の婆さんが米をといでいるからだという。今は普通の水が出ているが、悪人が来ると水がとまるという。
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ジキトリ,ヒダルガミ,ガキボトケ
1985年 愛媛県
高い山に登ったときに、空腹で動けなくなることがある。これをジキトリ、ガキボトケ、ヒダルガミに憑かれたという。その時は弁当箱のすみに残っている米粒を食べれば治る。ないときは掌に米という字を書いてなめるとよい。
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キツネ,ネコ,タヌキ
2001年 奈良県
オシロザカに狐が出て人をだましたという話がある。14、5歳の頃、母親の里から五目御飯をお土産にもらって帰る途中、急に荷物が重くなった。ガサガサという音がして藪に飛び込む音がしたと思ったら、急に重箱が軽くなった。狐か猫か狸がついていて、だまされそうになったということである。
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ダリ
1981年 和歌山県
ダリに憑かれたときは、米を食べたり、手に米と書いて飲む真似をしたり、米を3粒でも投げたりすれば助かる。
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