ヤマノカミ 1964年 福島県 山で謡とサンサしぐれを唄ってはいけない。山の神はこれらが好きなので、行き遭って勝ち負けがついてしまう。
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キツネ,ヒ,(ゾクシン) 1938年 兵庫県 狐が夜啼くと火に祟るという俗信があり、俗謡にも唄われる。
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ヤマノカミ 1975年 福島県 石川村から炭焼きに来ていた人が山の中で謡を歌っていたら、「そこ間違ってる」と山の神に指摘された。山の神は謡が大好きなので、山中で謡を歌うなと言う。
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アズキアライ 1989年 群馬県 清水で小豆洗いが「小豆洗うべか人とって食うべか、ゴシゴシ」と唄う。
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ムジナ 1976年 推古天皇の35年、陸奥国で狢が人に化けて歌を唄ったという。
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アズキアライ 1989年 群馬県 小豆洗いが「小豆洗うべか人とって食うべか」と唄う、と子どもを威す。
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テング 1988年 長野県 山には天狗が出る。
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チャダマコロガシ 1989年 群馬県 話者宅から山に入ったところにある湧き水には茶玉ころがしが出て、「小豆洗うべか人とって食うべか」と唄う、と子どもを威した。
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テング 1930年 大阪府 大阪では凧(いか)が上がらない時、「天狗さん、もっと風おくれんか。余ったら返す」と唄う。
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アズキアライ 1989年 群馬県 話者宅の下の竹林で小豆洗いが「小豆洗いましょか人とって食いましょか」と唄う、と子どもを威す。
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ホイトババ 1939年 丸山家の下の長谷と言うところに鑪があった。節季の27日にホイト婆が来て「臼は唄いながら挽け」と言う。旦那が頼むと、婆は「さても珍し長谷鑪、いのこかづらで金が湧く」と唄った。その時から丸山家は栄えだした。山の神が助けてくれたのだと言われている。
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エンコ 1967年 愛媛県 若宮さんの祠の場所は昔、川岸だった。そこの岸辺によくエンコが出て、いい声で唄ったり、人にいたずらをしたりしたので、エンコを封じるために若宮様をお祀りした。
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ヒチニンドウジ 1981年 香川県 夜にナワスジを通るとヒチニンドウジの話し声がうつうつと聞こえ、それを聞くと患うという。ヒチニンドウシャとも言い、夜中によい声で唄うという。山伏さんみたいな神さんだという場合もある。
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キツネ 1933年 鳥取県 昔、山の上段というところに、歌好きの狐が住んでいた。毎夜、良い声で唄ったり、人の歌を聞いていた。ある夜、酒宴をしているときに障子に人の影が映り、障子を開くと狐がころげ込んだ。
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テング 1975年 高知県 山に泊まると天狗が出ると言われる。
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ネコ 1941年 秋田県 大きな古猫が女に流行唄を聞かせ、そのことを口止めした。夫が帰宅し、誰が唄っていたと問われ、女は猫のほうを指差そうとしたが、それより早くネコに喉の噛み付かれて死んだ。
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テング 1985年 愛媛県 天狗座敷、天狗松、天狗宮があり、天狗が出るといわれる。
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テング 1988年 長野県 道に天狗が出る。
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カイイ 1974年 日記に金花銀花が生えたという怪異を多く見たので、金花銀花について人に尋ねたところ、それはくさびらの花のことである聞かされた。しかし観応二年六月天井にはえたものを陰陽師に鑑定させたところ、銀花ではなく蟷螂だと答えたこともあった。
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〔センニンノモジ〕 1982年 慶長3年に大樹公(徳川家康)が狩りの時、鶴の羽裏にあった4つの文字を書いたという。この文字を天狗に遣われたという虎吉に見せると、仙人が常に唄う符字のようなものの中にある文字であるといった。
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テング 1943年 長野県 夜隠れると、天狗にさらわれるからしてはいけない。
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