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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タタリ
1930年 和歌山県
芝居田と呼ばれる田地がある。もともと芝居小屋があり、興行主は賭博で大負けし首を縊って死んだ。その後その田地を所有した者は祟りにあうといわれ、また実際にあったこともある。

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タヌキ
1996年 香川県
芝居小屋に芝居がかかると、必ず芝居好きの松林の狸が見に来た。芝居がはねてから調べる通り札の中に、必ず木の葉が1枚まじっていたという。
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オオガネバアサノヒ,アオイヒ,オンリョウ
1915年 静岡県
大鐘という素封家のお婆さんが供養のために寺に田地を喜捨した。その後、何代目かの住職が田地を質に入れた。そのためお婆さんの怨霊が青い火となって、その田地の上を雨が降る晩にさまよい歩くのだという。
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ネコ
1934年 山梨県
昔、13年飼った猫が家を出て行くことになった。そのとき、恩返しに猫が忠臣蔵の芝居をした。実に上手い芝居であったという。芝居が終わると猫は3声泣いていなくなり、それっきり帰ってこなかった。
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キツネ
1990年 福島県
一の谷合戦の芝居を見せるのが得意な狐がいた。油揚げ豆腐を背負った人が芝居を見せられたが、狐に油揚げを渡してなるかと、風呂敷の上に座った。すると一の谷の芝居で、ざぶーん、ざぶーんと波が来る。後ずさって波を避けながら芝居を見ていた。芝居が終わると、油揚げ豆腐はなくなっていた。
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サクラソウゴロウ
1972年 三重県
佐倉宗五郎の芝居をすると祟る。
類似事例

(イケノヌシノダイジャノタタリ)
1984年 新潟県
おとわが飛び込んだ池の浮島にある井戸の水を田地にかけたら稲がみんな枯死してしまった。
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キツネ
1990年 福島県
大栗山の芝居にお菓子を売りに行く途中、近道を通って狐に化かされ、芝居を見せられてお菓子を全部取られた。渡されたお金は木の葉だった。
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タヌキ
1977年 徳島県
にう滝の狸はよく人を化かし、夜、付近を通る人はいなかった。この狸は芝居も上手で、狩の名手が退治しに夜やってきたが、芝居の上手さに驚き、何もせずに帰ったほどだった。
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ネコアシイシ
1956年 宮城県
昔,この地に大芝居の巡業がやってきたので,金持ちの呉服屋が老母一人を留守番に残して芝居見物に出かけた。老母が一人で芝居のことを色々想像していると,その家の古猫が「おばあさん,お芝居をして見せようか。その代わり,人に告げたら生きていられなくなるよ」と言う。老母が承知すると,猫は後肢で立って巧みに忠臣蔵を演じて見せた。さて,老婆は家人の話に釣り込まれて猫の見せてくれた芝居の筋を語ってしまう。それは家人が見たものと同じであった。わけを尋ねられた老母が,トラ子(飼い猫の名)が見せてくれたことを告げたので,家人が気味悪がって明日飼い猫を殺すことになった。ところが,翌朝になると老母が床の中で死んでおり,傍らにいた老猫は一足跳びに7,8間も跳ねのいて逃げ去った。その時の足跡が石の上に残り,「猫足石」といわれている。
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ネズミ
1980年 大阪府
河内国藤阪村の農民が持つ田地に、昔から数メートル四方の小高い草むらがある。田主はそれを開墾し稲を作ったものの、秋の収穫時期に鼠数10匹がどこからかやって来て、その稲を尽く食い尽くしたという。驚愕した田主は元のように戻したが、村の者は鼠塚と呼んでいるという。
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キツネ
1971年 長野県
男が宮沢峠でチャンチャンコを着て頬被りした男に出会い、芝居をしようと言われ、二十四孝の狐火の段を2人でやっていた。帰りが遅いのを心配し、皆で探しに行くと、化かされた男は山の中で芝居を続けていた。
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ビワタ
1989年 長野県
村の最西端の天竜川のそばに、びわ田と呼ばれる田がある。この田を所有した家では、必ず死者が出る。
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キツネ
1978年 岐阜県
与一という男が狐に化かされないと公言していた。あるとき山で狐に会い、芝居見物に誘われ、節穴から芝居を見ていた。実は最初から化かされており、一晩中馬小屋の節穴から馬の尻を覗かされていた。
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シニダノオンリョウ
1932年 愛知県
死に田と呼ばれる田があり、その持ち主だった家は、既に3代とも死に絶えてしまった。現在の所有者の家も、病人が絶えないという。昔、矢田川が氾濫した際、ここにあった寺が埋没してしまったために、仏が祟っているのだろうと言われる。また、持ち主だった女が人にだまされ、家産を傾け死んだため、その妄念が残って、祟っているのだろうとも言われる。
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イタチ
1949年 新潟県
イタチは死人に化けることがある。道の途中で死人を湯灌しているのを見た人がいたが、おそらくイタチ二匹で芝居をしていたのだろう。時には死に場を見せることもある。
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ホーケンタ
1950年 新潟県
ホーケン田という田があり、そこに入ると祟りがあるとか死ぬとか言われる。宝剣が埋まっているからだという。
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ジノーサン,(ゾクシン)
1973年 香川県
ジノーさんに関する俗信。ジノーさんは土地についているもので、土地の所有者が変わると新しい所有者が祀らなければならない。粗末に扱うと耳が痛くなったり、家族が病気になったりする。移動させると祟りがあるといわれている。汚物がかかったりすると、祟りがあるといわれている、など。
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ジヌシノナイトチ
1956年 宮城県
所有者が必ず死ぬと言う奇怪な土地がある。これは,昔旅に行き暮れた六部を泊め,その所持金に目がくらんでこれを殺害して屋敷の一隅に埋めてしまったためで,六部の怨霊がいつまでもその地の所有者に祟って夭折させたり作物を不毛にしたりしたのだと言う。その後六部の墓を建てて弔ったが,今日でもはっきりした所有者はなく荒れるに負かされている。
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ムジナ
1930年 北海道
明治初年、高龍寺にいた狢が、長い間住居を許してくれた恩を思い出して、賭博好きの方丈の頼みを聞き入れ、賭博に勝たせたことがあったという。
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インモウ
1928年
芝居の興行師や茶屋女なぞに信じられていることであるが、客の少ないときには陰毛を3本抜いて一文膏に貼り、繁昌する店に貼り付けるとその店の客を引くことができるといわれている。そのとき、そのことを人に知られてはいけない。
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キツネ
1990年 長野県
昔、夜になると、塩尻の桔梗ヶ原の玄蕃之丞や横出ヶ先のお夏といったきつねたちが芝居をして見せた。塩尻の方に灯りがつき、その灯りの下で芝居をしてみせたという。きつねに化かされたという人もいたが、ここでは立っていても見物できたという。
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