ケンムン 1997年 鹿児島県 ケンムンの話は家の中でしてもいいが、外に出たらしてはいけない。
類似事例 |
|
ヤマノカミ 1975年 徳島県 山の神を祀った木は切ってはいけない。
類似事例 |
|
キツネ,キツネノヨメイリ 1996年 神奈川県 むかし、おばあさんに「狐が出るから、夜は外に出てはいけない」と言われた。狐の嫁入るということも言っていた。「提灯が見えたら狐だ」ということもよく言われた。
類似事例 |
|
ハカノオマツ 1974年 兵庫県 雄松が大きくなりすぎたので、切ろうとしたが、切る人がいなかった。あるお坊さんが切ったが、病気になって死んでしまった。その松をあまりいじめてはいけないと、言われている。
類似事例 |
|
オニ 1935年 長崎県 正月7日、鬼が出るといって夜は外に出ない。
類似事例 |
|
タカボウズ 1985年 愛媛県 30年前頃まで、草場と呼ばれるあたりでよく「高坊主が出るので遊んではいけない」と言われた。また「たごり神さん」は木が好きで、木は切ってはいけないとされており、それが祀られている小祠は高坊主が守ったといわれる。
類似事例 |
|
(ミコシニュウドウ) 1979年 「時鳥松を明石の泊木に」という句は、「見こし」を松にして『源氏物語』の明石の入道とかけたものであるが、「時鳥にかんばり入道」という諺からとったものであるとも聞く。
類似事例 |
|
ヤシキガミ,イナリサマ 1982年 群馬県 子供が屋敷神(稲荷様)にいたずらしているので叱ると、叱った人が病気になる。占って貰うと、屋敷神が「子供と遊んでいたのに邪魔されたので祟った」といった。
類似事例 |
|
カミキ 1958年 香川県 神屋敷にある木はカミ木なので切ってはいけない。切る時はお伺いをたててから切る。手斧を木の根元に打ち込み、切ってもよい時はそのまま根元に打ち込まれたままになっている。斧が一夜のうちにはずれていると切ってはいけない。切った後は必ず杉一本、檜一本を植えることを約束する。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1983年 群馬県 十二様や庚申様の周辺の木を切ってはいけない。
類似事例 |
|
オトコノオボコ 1984年 秋田県 昔遊郭があった通りに、夜出歩く男の子がいた。赤い洋服を着て赤い顔をした背の小さな子供だった。それで、子供は夜、外に出て遊んではいけないと聞かされていた。
類似事例 |
|
ヤマノカミノケヤキノキ 1973年 福井県 現在山の神を祀ったところに、昔ケヤキの木があった。それをある人が切ろうとすると大きな音がして「切ってはいけない」といった。さらに「切るとおまえの妻がケガをする」ともいった。かまわず切るとその人の女房がケガをした。
類似事例 |
|
カワンヒト 1960年 大分県 カワンヒトが見るといけないから、女は山で昼寝をしてはいけないと言われている。
類似事例 |
|
ショウガツノカミ,トシトリノカミサマ 1985年 福島県 2月8日は去年の12月8日に来た正月の神(年取りの神様)が帰っていく日である。昔はこの日には神が頭をとかすから朝早く外には出てはいけない、外に出ると身体が悪くなるといった。
類似事例 |
|
テンゴサマ 1977年 富山県 天狗の宿り木である杉を切ったところ、血が出た。それ以来切る人がいない。天狗の祟りであろう。
類似事例 |
|
テンノオサン,(ゾクシン) 1975年 愛媛県 てんのおさんの木を切ってはいけないといわれている。白い蛇が出るし、枝を切っても祟りがあって熱を出すという。ここは女人禁制であるという。
類似事例 |
|
イナリサマ 1982年 群馬県 稲荷様は子供が好き。子ども達が稲荷様をいたずらしているときは、稲荷様が子どもと遊んでおられるのだから、小言を言ってはいけない
類似事例 |
|
ヤマノカミノキ,(ゾクシン) 1963年 愛媛県 山の神の木は切ってはいけないという。山の峰にある大木は、天狗の休憩場所なので切ると祟りがあるという。木が二股になっているのをヘイグシ(幣串)といい、これを切るのを忌むといわれている。
類似事例 |
|
ヤマノカミサン 1977年 山梨県 毎月17日は、ヤマノカミサンが怒るといって、生木を切ったり山へ入ったりしてはいけないといわれる。1月21日はオカンムリオトシといって、この日は山へ入って木を切ってはいけないが、お酒を持っていって供える。
類似事例 |
|
ヒトカゲ 1985年 徳島県 昭和五年頃の話。筆者が外で遊んでいると、父が帰ってきて「ちょっと前に人が通らなかったか」と言う。「誰も通らなかった」と言うと、父は「三間ほど前に人影が見えて追いつこうとしても追いつけないし、声をかけても返事がなかった」と言った。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1968年 愛媛県 正月1日は山や畑へ行ってはいけないという。正月20日には山の神が出るので、山へ行ってはいけないという。盆の16日には魚を釣ってはいけないという。土用の丑の日に味噌を作ってはいけないという。戸主の誕生日に、醤油や味噌を作ってはいけないという。なりさがるといって、屋敷内にぶどう・藤・柳を植えてはいけないという。仏事は4・6・8などの偶数にするという、など。禁忌に関する俗信。
類似事例 |
|