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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガラッパ
1951年 熊本県
八代沖の小築島で育った西村光弘氏は、子供の頃、海の中に飛び込もうとする40歳くらいの女を、船の人たちが取り押さえているのを見たという。この女は、かねつけ(お歯黒)の針を海の中に投げたため、ガラッパが怒って海の中に引き込もうとしたのだという。

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モウレイ
1982年 宮城県
モウレイは、海で死んだ人の霊が海に出現するもの。
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イソオンナ,ウミヒメサマ
1963年 長崎県
磯女と海姫様は同じもの。正体は水死者。凪の日に女の姿で出て、海の中にある魂を陸に帰してくれるよう、船頭に頼む。
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ムスウノテ,シャシン
1999年 栃木県
ある姉弟が海に行き、弟が海に飛び込むところを写真に撮った。しかし弟は飛び込んだまま帰ってこなかった。1ヶ月後に現像された写真を見てみると、まさに海に飛び込もうとしている弟を、海から突き出た無数の手が掴んでいた。
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カッパ
1999年 佐賀県
河童が海から丘に上がったのを見た人がいる。
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ハリセンボン
1934年 富山県
仲の悪い嫁姑がいて、嫁が針を盗んだと冤罪をかけられ、海に身を投げて死んだ。それが師走の初めで、毎年その頃になると海が大いに荒れ、鞠に針を刺したようなものが海から上がる。これを針千本という。それから12月8日は針仕事を休み、針山に饅頭を供えて祝うことになった。
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ウミガメ
1973年 香川県
亀エビスは海亀を祀ったものである。あるとき、藻を取りに海へ行くと、大きな海亀が死んでいた。海へ一度捨てたが、翌朝になるとまたあった。そこでここにおりたのだろうと言って、今の場所に埋めて祀ったという。
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ウミテング
1956年 東京都
海天狗というものは人を化かす。
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コロモダコ
1956年
岬辺にいる海の怪。小さいタコだが、船が来ると衣を大きくひろげて、人も船も包んで海の中に沈めてしまうと恐れられている。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは海や村里に住む。悪い者がわざと屁をしたら、その人は海に放り投げられて死んだ。
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ウミノカミ
1933年 熊本県
海の神というのは河童のことである。お産があるとき、何よりもまず白飯を炊いて椀に盛り、産室の次の間に置かなければならない。海の神に供えるのだという。このようにして祭らないと、海の神が赤子を貰いに来るのだという。
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ガラッパ,マブリ,マブリ
1981年 鹿児島県
海で死んだ人のマブリ(霊魂)ががらっぱである。生存中によいことをしなかった人は海で死んだりしてガラッパになるという。
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オオキナニンゲン,オンナ
1999年 鹿児島県
船に子連れの40歳くらいの女が便乗させてくれと言って来た。その夜中、その女が来たが、一丈の背丈の大きな人間で、白い着物を着ていて、男か女かわからなかった。次の日、船が転覆したとき、女の髪が海を覆うほどに不気味に広がっていたという。翌日、住用村の市で易者に相談すると、「明日の午後の三時頃に伊須あたりでその女を拾う」と言われた。翌日、易者の言うとおり女が伊須湾に流れ着いた。
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エンコ
1983年 愛媛県
海が五色の波できれいに見えることがあると海のエンコの仕業だという。また、帰りが遅くなって海に一人でいるとエンコにひかれる
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オオアワビ
1964年 千葉県
海岸に住む大鰒に触れると海が荒れる。海が荒れている時に、美しい海女が男と会っていた。海が荒れていると男と会えると思った女は、鰒に石を投げ続けた。男の乗った船が心配であった女の船も沈没し、救助しようとした男も溺死した。
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ウシオニ
1991年 島根県
毎晩牛鬼が出て人を捕ると聞き、ある相撲取りが退治しようと夜、海へ行った。海から大女が上がってきたので牛鬼かと近づくと乳を飲めといいながら海に連れ込もうとした。神に願を掛けると鶏が鳴き女は逃げた。お礼に鶏の絵馬を奉納した。
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ユメ
1978年 高知県
新しい船が遭難してまもなく、主船の船頭が沖に出て寝ていると夢を見た。遭難した船に乗っていた漁師が、主船の船端に腰掛けていた。夢が覚めると共に、漁師はみんな海の中に飛び込んだ。
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イヌガミ
1985年 愛媛県
ある男が女を騙した。女が怒って犬神に願掛けすると、その男は足が不自由だったのに海の中を走ったり、天井に吸いついたり、股の下に頭を入れて回ったりした。人々は犬神が取り憑いたのだと言った。
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フナユウレイ,(ウミニデルヨウカイ)
1990年 長野県
海には舟幽霊が出るという。
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ナガレボトケ
1956年 東京都
流れ仏の魂が雨の日に海に出る。海上をどこまでもついてくる。米か酒を海に投げ、祀ると離れる。
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ヒノウミ
1971年 鹿児島県
尾の崎の洞穴の沖の海上一面が長く火の海になるのを見た人がいる。
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エンコ
1967年 愛媛県
海で、五色のきれいな波が見えることがある。海のエンコの仕業。
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