テング 1982年 群馬県 片品の日光白根山に女が登ると天狗に投げられるので、男だけでお参りする。
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(ゾクシン) 1983年 群馬県 女性は16歳で赤城山に登ってはならない。もし登れば沼にさらわれるという。
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トモグセ 1967年 福島県 妻が妊娠すると木に登る男がいる。
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ネコ 1943年 長野県 死人の上に猫が登るといけない。
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カミサマ,カマイタチ 1983年 岩手県 6月1日には桑の木に神様がいるので登ってはいけない、怪我をしたり、カマイタチにあったりするという。
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ヤクビョウガミ 1934年 茨城県 12月8日に山に登ると、疫病神に年宿を借りられるという。
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オテングサマ 1973年 山梨県 金峰山は女は登ってはいけない。男の子が髪の毛を長くして登ったときにも山の神に吹きおろされ、山はごろごろ音がした。雨が降るかお天狗様がイワを落ちる音である。
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クチガミミマデサケタヒト 1977年 神奈川県 ある老人が親類の家に行った帰りに坂を登っていると、きれいな女の人がかぶりをして後ろから登ってきたので、夜も遅いから気をつけなさいといって見送った。その後に男の人が来たので、この先に女の人がいると伝えた。すると、男はその人はこんな顔ではなかったかと振り向いた。その顔は、口が耳まで裂けていた。
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オオカミ 1981年 和歌山県 栗拾いにいって狼につけられた人がいた。木に登って助かった。
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タタリ 1973年 富山県 大将軍山は、みだりに人が登るとたたりがある。
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カッパ 1952年 熊本県 山北村では、河童が冬に山に登るという信仰がある。村出身の若い婦人の話では、八朔の節供の日に河童が山に登るので、その日に子供が川で泳いでいると、山に連れて行かれてしまうといって、川泳ぎを戒めるのだという。
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ダイジャ 1963年 福島県 大蛇がいるので、雲水峯には7月15日の山開き以前には登ってはいけない。
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カッパ 1985年 熊本県 冬は山に登り、夏は川に下りる。
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カブソ 1996年 石川県 話者の知人が夕暮れ時、川から道のほうに登ってきたら、足が重くなり、引っぱられる感じがした。登りきったら軽くなった。かぶその仕業と言っていた。
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ヤマノカミサマ,タノカミサマ 1982年 山形県 旧暦10月13日は山の神様が田の神様から山の神様に帰るので、絶対山に登ってはならない。
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オオニュウドウ 1938年 鳥取県 6月14日の夕方には尊さん祠付近に大入道が出るという。出会った人がいるという。
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ヤマイヌ 1991年 静岡県 山犬は、人が木に登って逃れると、犬柱を作って追ってくるという。
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サケノオオスケ 1934年 山形県 11月15日、鮭の精霊が川を登って来て、「大助こうすけ今登る」という。この声をもし聴くと3日の内に死ぬという。鮭の首領の名がオオスケというのは、東北では広くいう。
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アマゴイ,オヤマ 1964年 福島県 お山という山があり、ここに女が登ると雨がふるという。
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ニュウザンキンキ 1941年 静岡県 酉の日には鷲津山に登ってはいけない。この日に山に入って、無事に帰宅できた者はいないという。
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シニン 1954年 兵庫県 ある嫁が間男し、首を吊って死んだ。隠坊が焼こうとすると、死者が棺桶から出て声を出さずに崖石を登っていく。何度止めても登っていくので、ついに石油をかけて焼いてしまった。
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