ムジナ 1972年 千葉県 お婆さんが寝ていたら、ムジナが戸をドンドンと叩き、「婆さん寝たか婆さん寝たか」と聞えて寝られなかった。ムジナに化かされた。
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ネテイルホウコウガシゼントカワル 1992年 山形県 夜寝ていると、何時の間にか寝ている方向が変わっている。
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キツネ 1982年 宮城県 寝ろ寝ろ、と声をかけられて服を脱いで寝たら、田圃の中だった。狐の仕業。
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ヘビ 1939年 大阪府 半夏至〔ママ〕から旧8月9日の千日詣でまで、ヒノツリがあった。女性は高いところに寝て、筵を敷いて直には寝なかった。直に寝ると、蛇があるものに入るといわれていたという。
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ユウレイノマ,ホウリョク 1963年 岡山県 金山寺には幽霊の間があり、この部屋に寝ていると南向きに引き廻されると言う。昔京都比叡山からえらい布教師がやってきたときに幽霊の間に寝させると、あくる朝「昨晩は安眠したがこれは法力をもって寝たのであって普通の人は寝させないようにしてくれ」と言ったという。
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ナワメ 1985年 愛媛県 ある家に魔物が通るということを聞いた若者が、納屋のワラの上で寝ているといつのまにか寝ている方向が反対になっていたという。
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バシャノオト 1986年 東京都 りんどうの間に寝ていると馬車の音が聞こえてくる。昔、この部屋で寝た女の子が二段ベッドの上から落ちて死んだのだという。
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カタナ,テツ,ヘビ 1933年 兵庫県 西灘味泥の求女塚の上に屋敷があって、夜ここで寝ると蛇が沢山でてきて寝られないので、枕元に刀や鉄の棒をおいて寝ると出てこなかった。
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(ゾクシン),キタマクラ 1998年 静岡県 北枕で寝ると死ぬ。
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キタマクラ 1980年 和歌山県 北枕で寝ると、死ぬ。
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ネコマタ 1976年 香川県 昔、病気で長いこと寝ていたおばあさんが飼っていた古い猫が猫又になり、おばあさんを食べた。そして猫又は昼はおばあさんに化けて寝て、夜はお宮に行って相撲をとっていた。
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キツネ,オトウカ 1975年 埼玉県 皆谷の話で、ある時、オトウカという狐が美人に化けて現れ村人を化かした。村人は山道をさまよい歩いて疲労のためか遂に寝てしまった。やがて目を覚ますと、村人は自分の家の前で寝ており、手足をはじめ身体中傷だらけであったという。
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ジンジャノカギアヅカリ 1949年 福井県 ある家は代々神主をしており、宮の鍵を預かる。ある人物が氏子総代になり、鍵あづかりになりたくて、鍵あづかりの者ことを悪くいい、祭りのときに鍵を持っていった。勝手に堂の扉をあけようとしたが開かなかった。そのとき、神主は座敷で昼寝をしていたのだが、神様の声がして、「サトウ(佐堂、宮のこと)の戸はお前が行かねば開かないぞ」と言われた。不思議に思っていたところ、氏子総代や村人がきてあやまり、再びその家が戸を開けることになった。
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ナワメ 1983年 愛媛県 ある家に魔物が通ると聞いた若者が納屋で寝ていると、寝ていた方向がいつの間にか反対方向になっていた。
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キツネ 1930年 長野県 夜中に人の呼ぶ声がするので表へ出て返事をすると、気持ちが悪くなり家へ入るなり寝てしまった。次の朝、上の家のお祖父がいなくなったというので探すと、下の家のところで寝ていた。狐にだまされたらしい。お祖父の足跡とともに狐の足跡がついていた。
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ネテイルヒト 1986年 東京都 林間学校の時のこと、寝ている人の後ろに、寝ている人と同じ人が立っていた。
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マモノ 1974年 愛媛県 ある家を魔物が通るというので、若者が納屋にわらをあけて寝ていた。しかし、東枕で寝ると西枕に、西枕で寝ると東枕にという風に、寝ていた方向がいつの間にか反対方向になっていたという。
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アシノナガイヒト 1992年 鹿児島県 炭焼き小屋で寝ていたら、人の話し声が聞こえた。そっと見ると、足の長い人が大勢、膝をかかえながら火にあたっていた。怖くなって寝ていると、いつの間にかいなくなった。
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キツネ 1985年 和歌山県 狐に憑かれた人がいたので、その人を部屋に閉じ込めておいて玉置山のお稲荷に参り、もらってきた御幣をもたせて治した。ある人が具合が悪くなって寝ていた。その家の人が側で寝ていたら、白い狐のようなものがいたので石をぶつけて殺したら、病んで寝ていた本人が、石をぶつけられて殺されてしまったと言ったことがあるという。
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サンシノムシ 1967年 山梨県 60日目にまわってくる庚申の日に寝ると、人間の身体の中にひそんでいる三尸が抜け出して天に上り、天の神さまにその人の悪いことを告げるので罰を受けるため、この虫が天にのぼらないように庚申の夜は寝ないようにする。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 鶏の絵を描いて布団の下に敷いて寝ると、夜泣きが治るといわれている。
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