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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コウボウダイシ,カレヌミズ
1948年 兵庫県
田のゆぶしで疲れを取りつつ酒を飲んでいると弘法大師がきたので、仲間に入れて酒を振舞った。すると大師が「このゆを涸れないようにしてやる」といった。それいらい、水に困ることはなくなったという。

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オショウガツサマ
1963年 福島県
正月8日にはあずきがゆを供えて神様を送る。昔は15日に送り、そのときには14日のだんごさしに残っただんごをあずきがゆの中に入れることもある。正月様はぜいたくで毎月白いごはんを食べていたので、しまいに貧乏になってあずきがゆを食べるといわれる。
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カニコザワノシブミズ,コウボウダイシ
1956年 宮城県
弘法大師に水を飲ませなかったので、大師は渋水にして行ったという。
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ユモジ
1981年 東京都
昔、一橋家の殿様が、狐つきの人を憐れんで、ゆもじを与え、これを頭につけておくように言った。その言葉のようにすると、たちまち狐は落ちたという。
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(シュマ)
1978年 中国
斉州の張彬が、ある晩酒を飲んでいると肝のような黄色い肉の塊を吐いた。それは蜂の巣のように微動して、酒をかけると声も出した。それ以来酒を飲まなくなった。
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キツネ
1980年 秋田県
狐が酒を飲んだ人に馬糞を「団子だ」と勧めて食べさせた。狐は酒を飲んだ人しか化かさない。
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ジャ
1975年 高知県
安井に大タビサマという滝があり、ジャが住んでいた。雨乞いのときに酒を入れた樽を淵に入れると酒がなくなって出てくるらしい。
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テング
1939年 福島県
登山する人の酒を奪う天狗がいるので、自分用の酒と天狗用とを分けて持って行く。焼酎を飲もうとした登山者が気付くと酒袋がなくなっていたこともある。
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オニ,シュテンドウジ
1939年 京都府
源頼光が酒呑童子に多量の酒を飲ませて退治した。須知の酒屋の鬼殺しという酒である。
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リゲン
1956年 宮城県
亀に酒を飲ませて海に放してやると大漁になるという。
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キツネ
1971年 岐阜県
あるお爺さんが正月のお日待ちの酒と油揚げを買いに町へ行って酒を飲み、帰りに白い狐に化かされた。太鼓を叩いて探したら山の木の根元に座っていた。酒は無事だったが、油揚げは取られてしまっていた。
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ヤマワロ
1950年 熊本県
ヤマワロの目的は常に食べ物で、食べ物さえやれば人に悪さはしない。祭りの重箱を提げた帰り道でヤマワロに遭った。訳を話して家に連れ帰り、ご馳走と酒を振舞った。ご馳走がない時は徳利の酒をそのまま外で垂らすが、酒が地に落ちることは決してない。
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ミシラヌコゾウ
1962年 山梨県
あるとき、用竹で庚申講をしていると、見知らぬ小僧が仲間に入れてくれとやってきたので仲間に入れた。その小僧が山くずれがくるといい、皆逃げた。すると山くずれがきて山はやられた。そのようなことがあってから、見知らぬ人でも仲間に入れることになった。
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コウボウダイシ,ガンザンダイジ
1967年 福島県
11月4日、14日、24日を三大師といって大師講を行う。おだいし様と呼んであずきを入れただんごがゆを作る。おだいし様は貧乏で子どもが多いので、たくさんの萱の箸を作ってあげる。
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(ショウチュウ)
1980年 熊本県
九州では焼酒をよく飲むが、肥後のある婦人は山ほど焼酒を飲んだ後に、火の強い炬燵に入って寝ていたところ、忽ち口から煙が出て、焼け死んでしまったという。
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テングサマ
1929年 新潟県
山には天狗様がいて、ふもとの村があらされて困るので、占女の神口を聞いてみると、それは天狗様のたたりだといわれた。毎年お酒を天狗に供えなさいと告げられたので、その通りにした。その酒は翌年の10月八日までに天狗が全て飲んでなくなっているという。
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(ゴガツセックノサケ),イケノヌシ
1972年 岐阜県
池の主が人間に化けてあるところに遊びに来ていた。その家の親が正体に気づき、娘に尋ねたところ、「体が冷たいような気がした」と答えた。子供ができたらどうすると言ったところ、五月の節句の酒を飲めば下りるということだったので、酒を飲んだという。
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リュウグウ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
航海安全や豊漁を祈って、船中で酒を飲むときには竜宮へ供えるとして酒を海にたらすという。
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キツネ
1995年 山形県 
結婚式に出て酒を飲んでの帰り、魚を取られた。きつねのしわざ。
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ヒシノムラノナナフシギ,ヤクシユノコウミョウ
1987年 長野県
御仏の影やうつると見ゆばかり光清くも澄める御湯かな。薬師湯は弘法大師の開湯といわれ,源頼朝も湯治にきたという。
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ヘビ
1971年 福井県
雨乞いは1930年ごろまでやっていた。朝、区長等が暗いうちに酒を持ってヤシャが池に行き、カワラケにトウスミ(灯心)を入れて火を灯して池に浮かべ、酒を池にあける。蛇が酒を飲みに来るとカワラケが引っくり返り、1時間以内に雨が降ったという。ひっくり返らないときは駄目なので、諦めて帰る。村人はその間庵寺に集まって太鼓を鳴らし、酒を飲んで待っている。
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ダイジャ
1955年 岡山県
雨乞いには山に登って火を焚き唱えごとをする。どうしても雨が降らないときは5升樽に酒を入れて大山赤松池に投げ込む。すると大蛇がこの酒を飲むので空樽になる。それに池の水を入れて村に担いで帰ると必ず大雨が降る。
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