(カッパ) 1989年 長野県 夕顔を食べてきたと言うと、淵に引き込まれないという。
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ギケイ,ワルネコノオンネン 1972年 宮城県 僧が夕顔を翌朝の汁の実にしようと考えていたら、主が猫に毒殺されようとしていることを以前に僧に知らせた鶏が夢枕に立ち、「かの猫が今度は貴僧を殺そうとしているので、あの夕顔を食べてはならない。夕顔の根を掘ってみよ」といって消えたので、小僧にほらせたらそれは猫の頭骨の眼孔から生えていた。
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キンキ,カレイ 2003年 山梨県 夕顔を作ったら、悪いことがあったので、もう作らないことになった。
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(シノヨチョウ) 1935年 大阪府 話者の勤めている羽衣小学校が大暴風で被害を受けた。暴風の前日の夜の事、ある子どもが親の枕元に度々やってくる。一晩で17回も来た。その子は暴風の日、学校の下敷きになって死んだ。両親が話者に話した。
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ユウガオ 1987年 長野県 昔,夕顔を作らないというクルワがあったが,ある家で作ったところ,その夕顔棚で首を吊って死んだものが出た。それ以来どこでも作らなかったという。現在は作っている。
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ヤマノカミノタ 1969年 福島県 肥料や馬を入れてはならないといわれている田がある。その田は山ノ神の田といっている。
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ユウガオ 1989年 長野県 天文13年、和知野の城主関盛永が下条時氏の不意打ちに遭い、城は焼け落ちた。城主の奥方は幼い息子を連れて落ち延びた。向方のある家の傍で息子が「夕顔が欲しい」と言ったところ、その家の人が母子を叩いた。母・お万が「この家の夕顔は来年赤くなる」と言ったところ、次の夏から本当にそうなったのでその家では夕顔を作らないという。
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バケモノ,ユウガオ,タカラモノ 1953年 新潟県 臆病な夫が、嬶に化物は夕顔のようなものだと教えられる。バロンバロンと化物が出たので、夕顔だと思って背負って来たら宝物だった。
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キンキ,カレイ 2003年 山梨県 夕顔、キュウリ、十六豆などを作ると凶である。
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ツクレバカナラズアメガフルタ,オニ 1970年 長野県 ある田は作れば必ず雨が降るといわれ、昔ここで鬼が首を切られたところだといっている。
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キツネ 1989年 山梨県 狐に騙されてあちこち変な所を歩いた。
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ダイコンヲワギリニスルオト 1922年 徳島県 冬の夜長に台所で大根を輪切りにする音がきこえた。
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テウゼンコ 1940年 香川県 道が暗いと死者が行かないので、出棺前にあらかじめ自宅から墓地までの道に、女竹を切ったものに大根の輪切りをさしてその上に一把の線香を薫じておく。
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シラコビ 1958年 石川県 正体ははっきりしないが、狐か狸が年をとったものらしい。野良に出て帰ってみると生まれて間もない赤ん坊が串刺しにされて囲炉裏で焙られていた。毎晩お宮に出た。巡査が格闘して打ち負かしてからは出なくなった。
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タケ,(ゾクシン) 1974年 宮城県 百日咳の予防には、便所に生えた竹を輪切りにし、数珠のようにして首にかける。
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アクタ,キツネ 1998年 奈良県 悪田にいるキツネは人を化かすし、悪田には拝んでから入らないと事故があるといわれていた。
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ネズン 1977年 富山県 ネズミは寝ている人に金縛りをかける。まじないをしているようでもある。
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ダイジャ 1968年 奈良県 下北山のあちこちの山中で大蛇が目撃されている。
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イミダ,イミバタ,ボンデンダ,サカサダ,ジャンボンタ,ソコナシダ,イハイダ,トリイダ,ハラキリバタ,タタリバタ,カカトリバタ 1982年 群馬県 耕作すると不幸があると言われる田や畑がある。忌み田,忌み畑,ぼんでん田,さかさ田,ジャンボン田,底なし田,位牌田,鳥居田,腹切り畑,たたり畑,かかとり畑などと呼ばれる。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 あわやそばに夜盗虫がついたときは、法印様(りょうぶとも呼ぶ)を呼んでまじないのお札をもらい、畑に立てておくとよい。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 田の草取り前後に鉦・太鼓で田を回る虫送りの行事を行う日は、田の神が田へ入る日なので田仕事をしてはいけないという禁忌がある。また、田に入ると稲で目をつくともいう。
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