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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シノヨソク
1944年 新潟県
70数歳になる老人がいた。元気で百姓仕事をしていたが、ある日、「俺は○○日に死ぬから」と言い出した。家人は老人の耄碌だと思っていたが、当人は葬式の手配を自分で済ませ、当日は沐浴をして床に入り、家族に別れを告げた後、称名を唱えながら息を引き取った。

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ネコ,ソウシキ
1940年 大阪府
臨終の間際、ある老人が苦しんでなかなか息を引き取らないのを不思議に思った家人が、床下を覗いたところ、飼い猫が力んでおり、追い払うと老人は安らかに往生した。
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シノヨソク
1944年 新潟県
大正時代、ある老人が「近々死ぬから」といって近親知友に挨拶状を出し、それから1週間ほど後、俺は今日死ぬからといって、その日の午後、そのまま死んでしまった。別に病気などではなかった。新潟市にも同じような老人がいたという。
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レイコン
1953年 新潟県
寺に碁を打ちに来ていた老人が重病になった。ある晩、寺を徘徊する幽霊の足音が聞こえてきたので、住職はこの老人の死を知った。数10分後その老人が死亡したと知らせにきた。
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エマ
1967年 愛知県
ある人が医王寺に奉納した絵馬が落ちているのを家人が見つけて当人の身を心配していた。当人は江戸で暗殺されていた。
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ハイデラアト
1985年 茨城県
無住になっていた寺に、身寄りの無い老人が1人で住んでいた。この老人が死んだので、無縁仏として村で埋葬した。この寺を使用しようとすると、その人の家族に災難が尽きない。
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マブイワカシ
1975年 沖縄県
死後三日目に家族や近親のものが集まり死霊と生霊のお別れだといって魂別れをする。
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(シノゼンチョウ)
1982年 群馬県
病人が実家に戻ってきて、仏壇へ上がるのを家人が見た。その時間にその人は息を引き取っていた。
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カッパ,カワヤロウ
1972年 岐阜県
老人が田の草を取っていると、12・3歳の子供が来て水浴びに行こうと誘った。老人が草引きを理由に断ると、手伝おうと言って子供は草引きを手伝った。昼になり、2人は一緒に老人の家でふくべの汁を食べた。それから川へ行くと老人を沈めようとしたのだがふくべを食べていたので沈まずに浮いた。老人は子供を捕まえて説教をした。するとカワヤロウは川の縁に松が生えているうちはいたずらをしないと誓ったので許したという。
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ロウジン,タヌキ
1922年 三重県
ある時御師の家が取り壊しになり、門だけが残っていて、雨が降っているときにそこを少年が通ると門の中から老人が出て来た。老人にどことも知れず連れて行かれた。家では大騒ぎして探したが、3日後隣人が夜9時ごろ停車場で偶然見つけた。少年は大熱を出して寝こみ、老人に誰にも言うなと口止めされたと言う。永らく屋敷に住んでいた古狸が住処を失って、老人に化け、精神力の弱そうな少年を見込んで憑いたものであろうという。
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サル
1958年 岩手県
昔は60になった老人を山に捨てていて、それが猿になるのだと言っていた。
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ケンテセイ
1980年
カツホという地に住むある老人は、特異な体つきをし、いつも蝦蟇のように腹が鳴った。見底勢という医者が診療したら、苦しむが30年は生きるものの、その寿命を若く死んだ者にあげるよう薦める。老人が承知したので老人の口と若者の鼻に管をさし、老人の背中に藥を張り、若者の背中に鍼を刺す。すると老人は死に、若者は復活したという。
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キツネ
1972年 長崎県
宮浦の峠に、狐がたくさん出た。ある日、老人が赤牛を連れて峠に行くと、ツワの葉を体にたくさん付けた狐がいた。老人は狐が化かしていると思ったが、そのときにはもう化かされており、どこか違う家の書斎に居る気になっていた。そこへ人が通りかかり何をしているのかと問いかけると、老人は牛のしっぽに掴まって「狐だ」と言っていたという。
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(ゾクシン)
1973年 香川県
息を引き取るとすぐに、枕元でその人の名前を3回呼ぶという。死んだときは、着物を逆さまに振ると良いという。元気になったときは、お米をあげると良いという。
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シノヨチョウ,カラス,ペット
1967年 北海道
烏が鳴くとか、親類縁者の枕辺に死の当人が別れをつげに来るといった死の予兆がある。前夜もしくは死の近い日に、他界した家族が呼びに来るともいう。当人の死の直後にペットが姿を消したという伝承も存在する。
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サルノヨウナモノ
2000年 岡山県
夜に山へ猟に行ったら、岩穴で夜叉のような者を捕まえた。髪が長く膝に垂れ、顔は女に似ていた。見物していた70歳余りの老人によれば、おおよそ100年前に突然発狂して山に入った妊婦ではないかということだった。
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トリノヒ,(ゾクシン)
1916年 岐阜県
酉の日に葬式を出すと身内が死ぬといわれている。
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イナリミョウジンノケシン
1967年 福島県
尼子橋は雨が降ると水があふれ通行できず、人々は難渋していた。岩城則道の妻徳尼はこれを見て心を痛めていたが、ある時、尼の庵の前で白髪の老人が嘆息していたので庵に招きいれた。話をすると老人は架橋の意思があるというので、援助を約束した。老人は感激し、30日ばかりで橋を完成させた。渡り初めも済み、老人は再びお目にかかる事は無いと立ち去り、薬王寺台辺りで見る間に姿が消えた。不思議に思い老人がいなくなった辺りを探させると、穴があり、式に供えた餅があった。稲荷明神の化身かとこれをあつく祀り、尼子稲荷明神と呼んで橋の守護神とした。
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キツネ
1972年 千葉県
狐が家人に化けて、山仕事をしているところに訪ねてきた。後で聞くと、行っていないと言われた。
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ネコ
1980年 岡山県
美作国のある武士の家に15歳ほどの嫡男がいたが、夜な夜な老人がやってきて上から胸のあたりを押さえつけるという。ある夜に刃物を持って待ちかまえていると、先の老人がやって来たので斬りつけた。血の後を追ってみると、屏風の後ろに大狗ほどの猫が死んでいいたという。
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バカリ
1972年 沖縄県
葬式より3日後に行われる死者との別れの儀礼。臭い草を結んだ藁製のサン(魔除け)を家族・縁者に配布した上で、焼香する。当日の夜は配布されたサンを寝床に入れて寝る。
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ヒタチボウカイソン
1931年 宮城県
阿子島屋という古い呉服屋にいた老人は超長寿で、甲州流の秘法とされる戦場沓の製法を知っていたり、元禄3年に107歳で死んだ天鑑和尚が15、6歳の頃にはすでに老人で経を教えていたり、家康の時代に暦にすでに暦の誤りが指摘されていたことを知っていたり、元禄5年の火事を呪文で水を呼んで鎮めたりしたといわれている。元禄6年に死んだと言われているこの老人は常陸坊海尊だと信じられている。
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