カネダマ 1975年 埼玉県 東から青白い色を出して進んで来るものをカネダマという。ある時、ある人が蛍を採っていると、観音山の上の方から50センチぐらいのカネダマが横切った。その日、知人が死んだという。
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カネダマ 1935年 千葉県 この地方では人魂をタマセと呼ぶ。これは人体内に宿り、死ぬと体外に出て去る。タマセは丸い黄色の光球で、青い尾を十尺余りも長引かせる。家の棟や樹梢をすれすれにとぶ。若い人のタマセは飛び方が早く、老人のは遅いという。但し、青い尾が無くて、高く飛ぶものはカネダマ(金玉)であり、カネダマが飛んでいった方向の家は、縁起が良くて金持ちになるという。
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カネダマ 1951年 兵庫県 某家の台所の屋根から5寸もある丸くて赤い光り物が飛び上がった。その頃から某家は困窮するようになった。村ではこれをカネダマといい、これが出ると都合が悪くなると言っている。
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ザシキワラシ 2001年 青森県 ザシキワラシは家の守り神様で、男の子か女の子か分からないと言う。それが来た家は栄えると言うが、古い家にはいるものだとも言う。
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ビナンヅカ,ビジョヅカ 1981年 山形県 美女塚と美女塚の間に家がたつと、仲を裂くということで、その家は栄えない、または滅びるなどという。
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シロヘビ 1965年 高知県 味噌の中に白蛇が住み着いて、使っても味噌が減らない家があった。白蛇を家の宝として、その家は栄えた。
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ガマガエル,ミズゴロウ 1982年 宮城県 養蚕で栄えた家が没落していた。ある時家人が、蚕が5,6匹ずつ飛んでいくのをみた。不思議に思ってつけると、大きなガマガエルが舌を伸ばして蚕を食べていた。そのガマガエルを殺してミズゴロウと名づけて祀ったら、家は再び栄えた。
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ヒカリモノ,カネ 1981年 茨城県 屋根の上を光りものが音を立てて飛ぶことを、金が飛ぶと言う。これが落ちた家は金持ちになるということを聞いた。
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ジゲン 2004年 ある医師が五条天神に詣でると,示現があって家が栄えた。
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シロイキモノヲキタコドモ 1993年 岩手県 谷内の扇田といわれるあたりの家で寄り合いがあるときには、白い着物を着た子供が来て、家の人に知らせた。銚子の口を神様にして大事にして栄えた家。
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トカゲ 1979年 徳島県 屋敷にトカゲを祀る家があった。トカゲは口が2つあり、足が生えていた。家は富み栄えたが、2・3代で潰れてしまったという。
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キ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 屋敷内に木を植えることを嫌う。家の中に果物の木を植えることを嫌う。木が家より高くなると左前になるとか、家が栄えないためだという。
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ロクブ 1955年 山形県 ある家に六部が泊った。金を持っていたので細引きで絞め殺した。六部は「この家を絶やして六地蔵にしてやる」と言った。一時栄えたが、はたしてやがて絶えた。
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クワ 1974年 秋田県 桑の木から落ちると3年以内に死ぬ。
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ザシキワラシ,ヒカリモノ 1974年 岩手県 大変な長者の家のザシキワラシはおかっぱのざんぐり髪で、1人でも足音は2人にも3人にも聞こえた。家が落ち目になると、かまざるのような大きな光り物が中空を飛んだ。光の入った先の家は長者となって栄えた。
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ダイジャ,ミルベカラズ 1957年 新潟県 昔、娘を欲しがって家を7巻き半巻いた大蛇を焼き殺して、その骨を今も祠に祀る尾神の金持ちの家では、天井裏の梁の上に「見るべからず」というものが入っている。家が滅びるときでなければ見てはいけないとされている。
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カブキリニンギョウ 1980年 秋田県 ある金持ちの家のカマドが返ったとき、カブキリ人形が出て行ったので「どこへ行く」と訊くと「何某のところへいく」と答えた。その行くといわれた家はそれから栄えたという。
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ムジナ,コエ,タイコノオト 1937年 福島県 草の中から太鼓の音がして、近付くと唸るような声がした。3尺ほどのむじなが栗の木の折れ株の上で首を上下に振って唸っていた。
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ザシキワラシ,クラワラシ 1992年 岩手県 ここのお宅にはかつてザシキワラシがいたと言う。ザシキワラシは小さい男の子で、赤い顔で髪をたれ、奥座敷であばれたり騒いだりしたが、これのいる家は栄えると言う。
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サクモツキンキ,ゴボウ,シ,(ゾクシン) 1916年 千葉県 牛蒡を作るとその家の者が必ず死ぬと言われている家がある。
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ソウシキ 1980年 和歌山県 葬式で墓へ行くときに、表から出ずに裏から出ると、その家の人がまた死ぬ。
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