ウマ,カッパ 1953年 長野県 木曽の入り口にある洗馬の地名の由来は、木曽義仲の馬を洗ったところというものである。河童伝説に関係した地名とも考えられる。
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ヤマヒト 1993年 秋田県 山で行方不明になった人をゴミソに見てもらうと、「山人になって嬶をもらって暮らしているから心配するな」と言った。
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テング 1981年 和歌山県 行方不明の人は三里ヶ峰の天狗に捕られたと言われる。木之川の観音堂の近くで炭焼きをしていて天狗に捕られたらしく、行方不明になった人がいる。
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キツネ 1975年 鳥取県 行方不明になった人を探しに行くと、山の中を狐に引っ張りまわされたあげく、行方不明になった場所とは反対の方角で発見されたが、半年ほど経って死んだ。
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キツネ 1975年 福島県 小平集落の女の人が、夜寝る前に髪につけたツメ油が起きてみるとなくなっているということが毎晩続いた。そのうちにその人が行方不明になったので山の中を探し回ると、頭を逆さにして死んでいた。狐が油を舐めたのだろう。その人は狐の子を孕んでいた。
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キノコザワノヌシ 1952年 神奈川県 キノコ沢の主に飲まれて、行方不明になった男がいる。
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カワウソ 1991年 石川県 暗い森に迷い込んだ人に提灯の明かりが見える。そちらに行くとさらに迷って川や沼にはまって行方不明になる。カワウソのしわざ。カワウソにやられて行方不明になった人の供養の豆堂がある。
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ヤマヒト 1993年 秋田県 ひとりで田代岳に登った人が行方不明になる。田代岳の神様になったと言われる。いなくなって何年もしてから、田代岳でこの人に出会った人がいるらしい。
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カミカクシ 1973年 岩手県 数年前のこと。近所の子供が行方不明になった。帰ってきた後聞いてみると、何かに憑かれて1日中歩き回っていたといった。
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ムジナ 1982年 宮城県 1941年のこと。話者が、顔見知りが山に登っていくのを見た。その人はそのまま行方不明になり、夜の9時ごろ、センダイ浜の崖から傷だらけになって帰ってきた。傷からは血が出ておらず、そのひとは一週間ほど意識不明だった。ムジナに血を吸われていたらしい。
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カミカクシ,キツネ 1943年 山形県 昭和17年6月頃、少し頭の変な男が行方不明になった。3日後月山で発見されたが、男は狐に騙されて年寄り夫婦と美しい娘のいる家に一晩だけ泊まっただけだと言った。
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カミカクシ,カミガクシ 1956年 子供などが行方不明になると、昔は、たいてい天狗や山の神にさらわれたといって鉦や太鼓を叩いて山中などを探し回ったりした。北秋田地方では、日の暮れ方に隠れん坊(カクレジョッコ)に夢中になっていると、神がくしにあうといってひどく怖れられた。
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(ヨゲン) 1974年 大阪府 難波鳥屋町で、身持ち正しい若者が行方不明になったが、叔父の神仏への祈りのおかげか、3年後に帰ってきた。しかしまた行方不明になり、今度は叔父が金比羅を深く信仰したおかげか、6年後に帰ってきた。その後、家や町内のことの預言が当たり、「天狗六兵衛」というあだ名がついた。後にまた行方不明になった。
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クサナギノツルギノミコト 1978年 山梨県 クサナギノツルギの命というひとは、木曽の御岳から駒ケ岳、富士山と一跨ぎに歩いた。
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カミカクシ 1931年 愛知県 17歳ぐらいの青年が行方不明になった。7日目になって自家の床下から発見された。本人に聞くと家を出て兄方に行く途中、白衣の人に会い追いかけられて夢中になって逃げているうちに記憶をなくしたという。
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ヤマノカミノバツ 1922年 京都府 例年1月15日は山の神様が柴の種をまく日であるから山へ登ってはいけないとされてきた。しかし40年ほど前、孫助という変わり者がその日に山へ登り、行方不明になった。翌年の夏、滝壷で孫助の衣類が発見されたが死体は見つからない。
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カミカクシ 1960年 神奈川県 神隠しにあった人が3日ほど行方不明になった後に城山のほうから戻ってきた。それからは天狗小僧と呼ばれるようになった。
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テントウバナ 1975年 岡山県 人が行方不明になると、テントウバナを燃す。煙の方向で行方不明者の行方を悟ることができる。また、人が危篤状態に陥った際、テントウバナと箕で招き返すと生き返る、あるいは死者の霊がよみがえるともいう。
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シチニンヅカ 1966年 静岡県 七人塚は、狩人が7人、山で行方不明になったものを祀っている。犬の声や鉄砲の音が聞こえるという。だから7人で猟に出てはいけない。
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テング 1970年 滋賀県 次助集落のある人が、山講の日に中の谷に行ったら天狗につままれて飛ばされ、行方不明になった。探したが見つからず、そのうち帰ってきたが、頭が変になっていた。
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テング 1990年 富山県 人が行方不明になると、一升枡をさかさまにして叩きながら捜して歩いた。天狗さんは音が嫌いなのでこれで返してくれるという。
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