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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ
1932年 福岡県
本村の山に昔大蛇がいた。ある猟師が鉄砲で仕留めたが、蛇は死ぬとき「お前の命もあと一年だ」と言い残した。翌年猟師が近くに来た時蛇を仕留めた場所へ行ったところ、白骨となって残っていた。何かのはずみで骨で足を突いたが、それが原因になって猟師は死んだ。

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ヘビ
1975年 福島県
ある猟師が兎を撃ったら蛇が出てきた。蛇に鉄砲を撃ったら睨みつけてきて、猟師は病気になってしまった。
類似事例

ロウケン
1928年 愛知県
老い犬が主人の猟師を襲おうとするので山で殺した。3年後、そこへ行ってみると骨のみそのままの姿でいたという。蹴ると犬の骸は崩れてしまったが、その骨が足に刺さって、それが原因で猟師は死んだという。
類似事例

ヘビアナ,ムスメ,ダイジャ
1940年 福島県
ある夏の終わり、猟師が蛇穴を見つけて入っていくと、そこに美しい娘がいた。娘は猟師に「私がここにいたことは誰にも言ってはならぬ」と言われて帰ったが、後日秘密を口にしてしまい、そのときからもう一度蛇穴に行きたくなった。初冬の暖かい日に猟師は蛇穴に向かい、それきり帰ってこない。蛇穴には大蛇が棲んでいたともいう。
類似事例

シカ,ダイジャ
1931年 大阪府
飼い犬を伴って出かけた猟師がいた。ところが、頻りに犬が吠えるので獲物を取り逃した。怒った猟師は犬の首を切り落とすが、犬の首が猟師を食わんとした大蛇に噛み付いたため、猟師は間一髪助かった。
類似事例

オンナ
1913年 岩手県
ある猟師が、女を鉄砲で撃ち殺そうとしたら、手足がしびれて声が出なくなり、そのまま女はにたにた笑いながら行き過ぎてしまった。この猟師はあとで病気になった。この女を見た者は、病気になるか、死んでしまう。
類似事例

ヤマイヌ
1959年 長野県
犬と共に猟をしていると、夜中になって犬が大きな声で鳴く。うるさいので斬ってしまうと、その頭が猟師の頭上にいたうわばみに食いついて、猟師を救ってくれた。猟師は感謝して、石碑を建ててその首を祀った。
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ヤマノジサン
1986年 愛媛県
夜専門の猟師が火にあたっていると猟犬が身体を水にぬらして何度も薪を消してしまう。猟師は怒って犬を殺す。すると突然髭をボウボウに生やしたおじいさんがあらわれて、火にあたり出した。猟師はお爺さんが怖くてたまらずにいたが、じいさんが眠り始めたので一生のうちに1、2度しか使えない八幡大菩薩に関係のある玉で鉄砲を打った。じいさんは谷底へころげ落ち、誰かがすがりついて泣いているのがわかった。猟師は逃げ出し、1年ほど経った後その場所へ行ってみると白骨になっていた。これが山のじいさんではないかという。
類似事例

サル
1931年 長野県
ある猟師が山で妊娠していた猿を撃った。その後間もなく猟師の3人の子が死に、血統が絶えてしまった。猿を殺した祟りと言われている。
類似事例

バケネコ
1937年 兵庫県
猪猟師が夜打ちに出ると、猫が女に化けて呼びに来て殺そうとする。猟師が12本の矢を射ると鍋のふたでかわす。猫やが知らなかった隠し矢で猟師が射ると命中し、家の軒下で死んでいた。
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クマノタタリ
1982年 長野県
熊が吹雪に迷った子供を助けた。子供は里に帰ったが、猟師が熊の穴を子供から無理やり聞きだし、熊を仕留めた。まもなく猟師の家には次々と不幸が起こり、その家は途絶えてしまった。
類似事例

オンナ,ヤマガミ
2000年 福島県
猟師が山中で、女と出会った。山の神が、殺生を止めさせるために現れたのだと考え、猟師はそれから猟をやめた。
類似事例

ダイジャ
1987年 京都府
大蛇が人里近くに出て人畜に被害を与えるので、猟師が退治しようと決心した。愛犬2頭を連れて山に入ると、突然犬が吠え出した。前を見ると大蛇が寝ていたので、鉄砲で撃った。退治して帰る途中、大蛇の毒気で猟師は倒れてしまった。
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ヤマノカミサマ
1938年 福島県
祖先であるサルマの猟師とアラバの猟師が山の神様がお産をしているところに出会った。アラバの猟師はそのまま行き過ぎたが、サルマの猟師はオオシダの木を伐ってサカキ(幣束)として産の穢れを清めた。
類似事例

サル,タタリ
1996年 香川県
猟師仲間のあいだに、はらんだ猿を撃ってはいかんという言い伝えがあった。それなのにある猟師がはらんだ猿を鉄砲で撃った。その猟師の子は猿のように手をついて歩く子になった。
類似事例

ヘビ
1989年 長野県
どんどん大きくなる蛇を打ち殺した人が三ヶ月ほどしてその場所に行くと殺した蛇は骨だけになっていた。その人が骨を蹴り飛ばすと骨が足に刺さり、蛇の毒が体に回って帰宅後まもなく死んでしまったという。
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ダイジャノタタリ
1984年 埼玉県
ある沼の主は大蛇で、その大蛇を朝日根の猟師が撃ち殺したところ、たちまちその沼は崩れてなくなってしまった。そして、その大蛇のたたりで、その猟師の家の男の子の脇にはコケラがでるようになったといわれている。
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ダイジャ
1941年 奈良県
猟師は、喧しい愛犬の鳴き声で獲物を取り逃がした。怒った猟師が愛犬の首を切り落とすと、その首が、今にも猟師に噛み付こうとしていた大蛇に食い付いた。悔恨の念に苛まれた猟師は、出家して愛犬の霊を弔った。
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ヤマンバ,ヤマイヌ
1991年 愛媛県
山で猟師が山婆に追いかけられたとき、山犬に隠してもらって助かった。お礼に猟師は赤飯を炊き、山犬に奉った。
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サルノタタリ
1982年 群馬県
ある猟師が、サルが手を合わせて命乞いするのも無視して鉄砲で打ち殺したところ、同時刻に猟師の家では子供が大やけどをして死んでいた。サルの祟りと言われた。
類似事例

キツネ
1977年 和歌山県
猟師がかけたハサミに狐がつかまって、足が一本欠けてしまった。狐は仕返しに猟師の子供2人を殺してしまった。3本足の狐の足跡を見た人がいるという。
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ダイジャガオコシタオオミズ
1987年 長野県
ある日,二人の猟師が本沢にやってきた。岸の茂みに大蛇がおり,恐ろしくなった若い猟師は年上の猟師の制止にもかかわらず鉄砲で大蛇の頭を撃った。大蛇は死なず,淵に飛び込んで見えなくなった。覗き込んでみたが影も形もなく,やがて淵の中からもうもうと霧が立ち昇り,真っ黒な雲が空を覆った。その日から3日間大豪雨となり,近辺の村に大きな被害が出た。5日目になってようやく晴れた。村人の中に,蛇が流れ下っていくのを見たものがおり,きっと赤沼の池の主が池と一緒に流れ下ったものだと言い合った。
類似事例

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