カミカクシ 1977年 神奈川県 小松の高さんは何年も病気で寝ていたのが、ある日突然神隠しにあった。2週間ほど経ったある日、高尾山の裏から人力車で送られて帰ってきたが、その後は気がおかしくなってしまったのだという。
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テングサマ,カミカクシ 1989年 長野県 子供が神隠しにあって帰ってきて、てんぐ様に連れられて大阪に行ったなどと言う。だいたい3日から5日すると帰ってくる。村中で探したところ、家の庭にいたということもあった。神隠しにあって、帰ってこない人もいたという。
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(ゾクシン),トリイ 1998年 静岡県 神社の鳥居を三人並んで通ると、真ん中の人が神隠しにあう。
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キツネ 1972年 千葉県 体の調子がおかしくなる、気がおかしくなるなどの症状が出たとき、狐につかれたなどという。
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カミカクシ,ヤコ 1959年 長崎県 神隠しもヤコのいたずらで、神隠しにあうと木槌に紐をつけ引きずりながら父が子の名を叫んで行く。
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カミカクシ,テンゴウサマ 1960年 神奈川県 神隠しにあった人を村中で山に入って探した。神隠しとは天狗にさらわれることで、たいてい木の上で発見される。蕎麦だと思いながらミミズを食べていたりする。
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カミエ,ヒダルガミ 1963年 宮城県 三本道に来たときは咳払いするものである。しないとカミエにあう。あるいはヒダル神にあう。あうとだんだん体が重くなってくる。
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カミカクシ,コウジンガクレ 1973年 香川県 神隠しにあった少年がいた。部落中で探し回ったが見つからず、4日目に近所の便所の近くに立っているのを発見された。神隠しにあったという評判が立った。それ故に子供たちは神隠しに遭うから夜に外へ出てはいけないという。
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センダイツウホウ 1928年 東京都 ある人が永代橋のたもとにある高尾稲荷に日参した。賽銭をあげようとして財布に手を入れると、びりびりとしびれた。不思議に思って財布を見ると、仙臺通寶が一枚入っていた。高尾太夫が仙台の殿様に吊るし切りにされた恨みでしびれたのだという。
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オテングサン 1974年 山梨県 五人兄弟の末子がふとしたことで山に入り、一週間も帰ってこなかった。一週間目の夜素足で下りてきた。山にいるときおてんごうさんが腹が減ったか聞くので、減ったというとみみずをさしだしたという。その後その人は出家して僧になった。
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ヤマイヌ 1987年 岐阜県 遅く帰ると山犬が送ってくれる。家に帰って足を洗って足の裏を見せると行ってしまう。
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ケムン 1992年 鹿児島県 村役場の裏にある道をケムンが山と道を往復する姿が見られた。移動の時は、役場の横を流れる川を伝っていた。海一週間、山一週間などと言っていた。
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ガラッパ 1960年 鹿児島県 ある人がたぎり川という所へ草切りに出掛けた。そこでガラッパと相撲をとったという。何度投げても挑んできたそうだ。在所に帰ってくると、その人は気がおかしくなっていて、常に刀を差して歩いていたという。
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カミカクシ,キツネ 1995年 愛知県 神隠しに有ったと思われた人が、ぐるぐる歩き回らされていた。狐の仕業。
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テングマツ 1951年 島根県 武五郎という男は神隠しに遭い、一本の杖を携えて帰ってきた。武五郎は空を飛べるようになり、二十年あまり天狗に使えた後隠居したが、天狗との交わりは続き、小判を出すことが出来る杖の力で裕福になった。
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キジムナー 1969年 沖縄県 キジムナーが夜中、安謝橋を通る人力車に、提灯の火をもらいに来た。
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シラガノハナノタカイロウジン,カミカクシ 1928年 愛知県 ある男が神隠しにあい、幾日かして、大きな木の根株を背負って帰ってきた。白髪で鼻の高い老人に連れられて各地を巡り、別れ際にこれを背負って帰るように言われたとのことであった。この株は燃料にされたがなかなか使い切れないで、5、6年前まではあったという。
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ムジナ 1923年 神奈川県 狢が人を送り、その後は林の中でがさがさと音を立てる。
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カミカクシ,キツネ 1926年 奈良県 12、3年前に、北葛城郡五位堂村で座敷に寝ていた10歳の女の子が、夕方に神隠しにあった。狐の悪戯として村中で探したが見つからなかった。帰ってみると、その子はもとのところで寝ていた。
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カミカクシ 1988年 茨城県 夕方にかくれんぼをしていると、神隠しにあって隠されると言う。
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ムヌ 1931年 沖縄県 人が神隠しにあったように突然いなくなることをムヌにもたれるという。
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