国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ガキボトケ
1976年 三重県
滝にいる番人は、旅人が朝早くそこを通ると茶漬けを食べたかと尋ねる。食べたと答えれば首をはねられ、番人はそれで茶飯を食べる。現在番人はいなくなったが、御斉峠附近を通ると空腹になることがありガキボトケに憑かれたからだと言われる。

類似事例(機械学習検索)

トウゲノカミ
1977年 滋賀県
御斉峠には旅人に声をかけてくる妖怪がおり、「朝、茶漬けを食べたか」と聞いてきて、「食べた」と答えると腹を割き飯粒を取り出し洗って食べられる。
類似事例

カメトウナギノカッセン
1956年 宮城県
番小屋に白髭の老人が訪れて「私は江合川の主の鰻で,明晩丑の刻にこの落合で鳴瀬川の主の大亀と縄張り争いの決闘をする。年をとったので勝ち目は薄いが,貴方が声援してくれれば勝てる」と番人に言うので,番人は承諾した。翌日の夜更け,落合の水面には水が逆巻き異様な呻き声が湧きおこった。番人は震えながらも声援を送ったので大亀は敗走,鰻の勝ちとなった。鰻は番人に破れることのない網を贈って江合川の守り主となった。
類似事例

バンタヤシキ,コエ
1979年 岐阜県
番太屋敷というところで、多くの罪を犯した番人を拷問した。簀巻きにして生きたまま川に放り込んだり、首をはねたりした。そこを通ると牢獄の中から「助けてくれ、助けてくれ」と聞こえる。
類似事例

オニ
2000年
普通ではない姿をした鬼になるために、顔を赤くすることがよくある。鉄輪を頭に置いたり、番人の姿をすることもあるが、いずれも人間離れをした恐ろしい姿である。
類似事例

キツネ
1984年 山梨県
狐に憑かれるとたくさんものを食べるようになるが、食べても食べても痩せていくという。
類似事例

タリ
1940年 岐阜県
空腹のとき、タリに憑かれる。疲れると弱ってより空腹になる。足も動かなくなる。山道でも村中でも憑かれるが、とりあえず空腹を満たせば逃れることができる。
類似事例

キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は、病人なのによく食べたという。
類似事例

オニ,ダイジャ
1978年 長崎県
対馬では「川渡り団子」を食べずに川をわたってはならない。食べずに行くと大蛇にとられる、とも言われる。また、この餅を鬼が食べている間に逃げてきた、ボタン餅を食べていたため遅くなり、かえって危難を逃れたと言う話も伝わっている。
類似事例

ジキトリ,ヒダルガミ,ガキボトケ
1985年 愛媛県
高い山に登ったときに、空腹で動けなくなることがある。これをジキトリ、ガキボトケ、ヒダルガミに憑かれたという。その時は弁当箱のすみに残っている米粒を食べれば治る。ないときは掌に米という字を書いてなめるとよい。
類似事例

ガキボトケ
1958年 香川県
ガキボトケ(無縁仏)は明かりに迷ってくるので、ガキボトケの棚を墓の側に作る。
類似事例

ガキボトケ
1998年 徳島県
盆の時にはガキボトケ(無縁仏)を祀る儀礼が行われる。ガキボトケは気のやさしい人を慕ってくると言われ、人に憑くことはないという。
類似事例

ウマレカワリ
1944年 山梨県
ある寺の比丘尼が死に、背に「お寺の飯炊き」と書いて葬ってやった。しばらくして別の寺の番人に子が生まれたが、背に同じ字が書いてあった。生まれ変わりに違いないというので比丘尼の墓の土をもらってきて背中を洗ったが、その字はどうしても落ちなかったという。
類似事例

ダリ
1981年 和歌山県
空腹で山中を通るとダリに憑かれて動けなくなる。山伏に拝んでもらうとよい。
類似事例

(ゾクシン)
1980年 岐阜県
兎を食べるとエグチになるといわれていて、女性はあまり食べなかったという。
類似事例

チョウジャハラ
1956年 宮城県
南と北の太郎川合流点の原に長者がいたが、天明飢饉で没落した。炭焼きが泊まり山をしているとやせ衰えた男の亡霊が現れ、わしは金の番人だが、寒いから焚火にあててくれといった。あるとき放し飼いの馬の片足に朱漆がくっついていたので、金もあるだろうと探しまわったことがあるという。
類似事例

ガキ
1943年 福島県
磐城の相馬地方では、ヘラから直に飯を食べると餓鬼が憑き、いくら食べても空腹だという。
類似事例

ワラビ,コウボウダイシ
1967年 福島県
昔弘法大師がここを通った時に、村人にわらびを食べたいと言ったところ、村人は、わらびは取ってもすぐには食べられないと言った。それでは不便だろうと読経すると、不思議にもそのまま食べても苦くないわらびになった。それ以来3、4ヘクタールの地内のわらびはあまわらびと称して、とってそのまま食べられるようになった。
類似事例

ニクショク
1974年 東京都
寛永5年、伊勢参宮した者が帰路三州岡崎で鹿肉を食べた。帰宅後飯を食べなくなり、虫を掘り出して食べていた。後に堤に捨てられて、猫・犬・鼠などの死体を食べるようになった。
類似事例

ニワトリ,ボラ
1956年 宮城県
松島地方の妊婦の禁忌として、鶏を食べると乳が出なくなるので食べないと言う。また湾内で取れるボラも食べないと言う。
類似事例

クワズニョウボウ,クモ
1977年 神奈川県
ある男がご飯を食べない娘を女房にしたいと言っていた所、蜘蛛が娘の姿となってやってきて、ご飯を食べないから嫁にして下さいと言うのでそうしてやった。しかし、確かに夫がいるときは食べないのだが、実はいないときには沢山ご飯を食べていた。これを見ていた近所のおばあさんが夫にこのことを話して知らせると、この女房を追い出そうということになった。
類似事例

イントク
1980年
文政4年(1821)5月29日の夜、或る邸の表門番所に雷が落ちたが、番人は気絶しただけで助かった。彼は直前まで柱にもたれて箸を削っていたが、耐えがたい眠気を感じて他の部屋で仮眠をしたため助かったということだ。この災難を逃れたのは不思議であり、陰徳があったためであろうという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内